2019年10月31日木曜日

食物不耐性

"何だか不調"と感じる、体が苦手な成分

「食物不耐性」‥‥これは、消化不良症状の一つで、食物を消化・吸収するための消化酵素が、ある成分に対して働かない体質のことを言います。アレルギーとは異なり、症状があまり重篤にならないので、気づかない人も多くいます。

「食物不耐症」の原因は、特定の酵素の不足ないしは欠如です。人は食べ物をエネルギーに変えるため、消化、吸収、分解など一連の代謝を必要としますが、この代謝に必要な「酵素」は、食べ物ごとに決まっています。ですから、この酵素が欠如や不足していると、食べ物を消化できません。 
 一方、体はそれを消化あるいは排除しようと、昼夜を問わず膨大なエネルギーを消費します。そのため、慢性疲労等の様々な症状が出てしまうのが、「食物不耐症」という疾患です。アレルギーのように「免疫」に問題があるのではなく、「分解力」に問題があるのです。

 日本人の多くが苦手としている成分は、主に以下の四つがあります。

 食物不耐性の成分は、大きな病気などを引き起こすことはあまりありませんが、体調がスッキリしない状態をもたらします。それは、気持ちいい毎日を過ごすのに、とても不安な要素。心当たりがある人は、自分の食生活を一度確認してみるのもいいでしょう。

 他には、カフェインアルコール人工甘味料食品添加物なども、不耐性が起こりやすいと言われています。
(出典:『YOLO.style』vol.1 /「身体に合う食事で腸からシェイプ」)

■乳糖不耐と牛乳

https://www.interest.co.nz/rural-news/より
乳糖とは、牛乳に含まれている糖質(炭水化物)のことです。乳糖は二糖類で、ブドウ糖ガラクトースという2つの単糖類で構成されています。乳糖は、乳腺の腺細胞だけで作られるので、乳糖を含んでいる物質は哺乳動物の乳汁の他には存在しません(乳糖やその他の糖質を一切含まない乳汁を分泌する哺乳動物は、アシカ、アザラシ、オットセイ、セイウチだけです)。

 1リットル当たりの乳糖の含有量は、人乳で約75g、牛乳で約45gです。
 牛乳を飲んだ後、乳糖が腸管から吸収されて血液に流入するには、まず、2つの単糖類に分解されなければなりません。乳糖を分解するにはラクターゼという酵素が必要になります。ラクターゼは腸管上部の細胞に存在し、それが最も多く集まっているのが、小腸の中ほどにある空と呼ばれる部分です。ラクターゼの活性が始まるのは妊娠第三期(7カ月以降)の胎児の腸管の中で、活性がピークになるのは生れ出た直後です。

ほとんどの子どもの小腸におけるラクターゼの活性は、生後1年半から4年の間に徐々に低下します。これは成長過程における正常な生理的変化であり、離乳期に至ったほとんどの哺乳動物にも見られます。

 以前は、腸管の中のラクターゼが欠損しているのは、遺伝による先天異常のためにごく一部の子どもだけに見られる症状(ラクターゼ欠損症)と考えられていました。しかし、すでに1965年には、白人の15%、黒人の70%が乳糖を消化できないことが確認されています。世界の乳糖不耐の割合を統計でみると有色人種が多いことがわかります(上表)。世界中の大多数は有色人種ですから、人類の大多数は乳糖不耐だと言うことがわかります。

 乳糖不耐の問題だけではなく、牛乳が身体に悪い理由には様々な根拠があります。飲み続ける人は、遺伝子組み換え牛成長ホルモンが主な原因で、乳がん前立腺がん結腸がんなどになるリスクが高いことが報告されています。また、子供にたくさんの牛乳を与える北欧では、1型糖尿病の発生率が高いこともわかっています。

 牛乳は、あくまでも仔牛が発育するための飲み物であり、人間にとってはお酒やコーヒーなどと同じ嗜好品の一つであることを認識することが大切です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2019年10月23日水曜日

タバコによる障害

加熱式タバコ、ニコチンは含まれない?

いまや成人の10%以上が新型タバコを吸っている時代。加熱式タバコを吸っている人の10~30%は「タバコを吸っている」と認識していないようです。診察時に「タバコを吸っていますか?」と聞いただけでは、喫煙状況を把握できない時代になりました。そして新型タバコのリスクについて、情報が錯綜しています。

 加熱式タバコは、従来からの紙巻タバコのようにタバコの葉に直接火をつけるのではなく、タバコの葉を加熱してニコチン等を含んだエアロゾルを発生させる方式のタバコです。
 ニコチンはタバコをやめられなくする依存性物質で、タバコを吸うとおよそ5分で血液中のニコチン濃度が最大になりますが、吸っていないとすぐに濃度は低下していきます(ニコチンの体内半減期は1~2 時間)。喫煙者はニコチン依存症となり、ニコチン濃度を維持するために断続的にタバコを吸うようになります。ニコチンは血管収縮などを介して循環器系疾患のリスクを高めるとともに、脳の発達に害を及ぼすことも知られています。

加熱式タバコに含まれるニコチンの量は製品による違いがあり、紙巻タバコのニコチン量を100%とすると、プルーム・テックでは13%、グローでは23~27%、アイコスでは57~84%と報告されています。製品による程度の違いはあるものの、すべての加熱式タバコにニコチンが含まれています。

 加熱式タバコ(アイコス)を吸った場合に、体内のニコチン濃度がどうなるのか、図のとおり、フィリップモリス社による研究の結果が報告されています。縦軸がニコチンの血中濃度であり、横軸はタバコを吸ってからの時間が分を単位として示されています。グラフの形を見てください。加熱式タバコ(アイコス)と紙巻タバコで、ほとんど同じ形をしています。要するに、加熱式タバコ(アイコス)でも紙巻タバコと同じようにニコチンが体に吸収されるということです。これは、紙巻タバコと同じように、加熱式タバコ(アイコス)によってニコチン依存症が維持されるということを意味しています。
(出典:https://medical.nikkeibp.co.jp/)

■タバコで循環器系に重大な障害が

タバコの煙の三大有害成分

1. ニコチン 
 ニコチンは依存性の高い薬物で、喫煙すると約8秒で脳を刺激し、血中濃度は1~3分で高くなります。また、血管を収縮させる作用があるため、脳や皮膚の血流を障害し、頭痛・肩こり等を引き起こします。血圧・心拍数も上昇するため、血管の負担が強く、心筋梗塞・狭心症・脳卒中を起こす危険が高くなります。

2. 発がん物質(タール)
 環境タバコ煙は、米国環境保護局(EPA)によってグループA発がん物質(人にがんを起こすことが十分に証明されたもの)と分類されています。タバコの煙に含まれているタールの量は、1日に20本吸うと1年で110g~150gで、コップに軽く1杯分に相当します。タールは油のようにベタベタしているので、喉や肺によくくっつき、がんを誘発します。

3. 一酸化炭素(CO) 
 酸素が欠乏した状態にします。タバコの煙のCOは環境衛生基準許容量の2,000倍です。喫煙していると息切れがしやすいのもそのせいです。

加熱式電子タバコ

カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校 心血管研究所で行った研究では、エアロゾル吸入によって血管内皮機能が障害されることもわかっています。アイコスは燃焼を伴わずにエアロゾルを発生させますが、実際にヒトが使用する条件下でアイコスエアロゾルをラットに吸引させると、紙巻きタバコ喫煙曝露と同程度の血管内皮機能低下が発生することが明らかになりました。非燃焼加熱式タバコ製品の使用によって、紙巻きタバコ喫煙によりもたらされる心臓血管系への悪影響が避けられるとは必ずしも言えないと結論できます。
※詳細はhttp://www.jstc.or.jp/modules/information/index.php?content_id=119で 

=======================

禁煙後はHM-3000(特系霊芝)で微小循環の改善を

タバコというと、肺などの呼吸器系障害のリスクに目を奪われがちですが、上記からもわかるように、実は循環器系に重大な障害を与えるリスクが大きいのです。
 タバコを吸う人は、まず禁煙が先決ですが、禁煙後、傷ついた毛細血管(微小循環)を修復することで、様々な発病のリスクを低減する必要があります。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血液循環機能を改善して細胞への酸素供給量を増やし、免疫機能の回復及び抗酸化作用の促進により、禁煙した後の重大な疾病リスクを軽減します。
 さらに肝機能補填造血促進生存期間の延長鎮静・鎮痛作用などへの影響が期待できます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2019年10月16日水曜日

微小血管狭心症

更年期女性に多い、知られざる狭心症とは

心臓を取り巻く冠動脈の奥深くには、「微小冠動脈」という細い血管が張り巡らされ、心筋(心臓を動かす筋肉)の隅々にまで酸素や栄養を供給しています。この微小冠動脈が十分に拡張しなかったり異常に収縮したりすると、冠動脈の太い血管は正常でも、血液は心筋に十分に行き渡らず、胸痛などが起こることがあります。これを「微小血管狭心症」といいます。微小冠動脈の異常には、女性の場合、女性ホルモンの不足が関係しているとも考えられています。
微小血管狭心症には次のような特徴があります。

 ●更年期の女性に多い
 ●胸痛が長く20~30分続くことがある
 ●運動しているときにも安静にしているときにも起こる
 ●心臓の痛みが、みぞおちや肩などの痛みとして感じられることもよくある

 微小血管狭心症はまだよく知られていません。そのため、胸痛などの狭心症の自覚症状があっても正しく診断されず原因不明のまま長年悩んでいる人もいます。こうした場合には女性外来などのある専門の医療機関で詳しい検査を受けることがすすめられます。

 動脈硬化が原因の狭心症の場合、冠動脈の造影検査を行うと太い血管に狭くなった部分がよく見つかります。しかし微小血管冠動脈ではそうしたことはありません。また、狭心症には冠動脈の太い部分が一時的に異常に収縮して起こるものがあり、冠れん縮性狭心症といいます。
冠れん縮性狭心症の場合、薬剤を使って狭心症を誘発させながら造影検査を行うと太い血管が異常に収縮します。微小血管冠動脈の場合も薬剤で発作を誘発させて造影検査を行います。そのとき、太い血管には収縮が見られないにもかかわらず、心電図の変化などで心筋の血流不足が発見されたり、患者さんに胸痛などが現れたりした場合に、微小血管狭心症と診断します。
(出典:https://www.nhk.or.jp/kenko/)

■微小血管狭心症

狭心症が疑われた患者において冠動脈造影では正常所見だった割合は、男性8%に対して女性41%と有意に高いことが報告されています。これらの患者の内少なくとも一部は、冠動脈造影では検出できない100μm以下の微小冠動脈の機能異常が胸痛や心筋虚血の発現に関与する可能性が示唆されています。このような疾患群が、微小血管狭心症(microvascular angina)と定義されています。
 この病気が米国で報告されてから20年以上経ちますが、循環器専門の医師でも詳しい人は多くありません。胸や背中の痛みを訴え病院に行くものの、診断がつかずに複数の医療機関を渡り歩く人が後を絶ちません。その理由の一つが診断の難しさ。血管造影検査では細い血管は映りにくく、また心電図で異常が見つかるケースも少ないそうです。
ただ、これまでの研究で病気の特徴は分かっています。就寝中など安静時に起こりやすいことと、痛みが長引くことです。但し、痛みを感じても、逆流性食道炎だったり、更年期障害だったりするケースも少なくないのが実情です。一部の専門病院は、MRIなどを活用し、血流の変化から病気を確定する検査方法の確立を目指しています。
 治療も一般の狭心症とは異なり、ニトログリセリンは細い血管を広げる作用が弱いため、塩酸ジルチアゼムなどのカルシウム拮抗薬というタイプを投与します。また、うつ病などに用いる漢方薬が効く患者もいるようです。
 微小血管狭心症は予防するのは難しい病気と言われています。痛み発作を引き起こしかねないストレスや疲労をなるべく溜めないなど、日常生活に気を配ることが大切です。

====================

「HM-3000(特系霊芝)」は、微小循環血流に対して以下のような作用が認められています。普段からの摂取により微小血管狭心症の予防効果が期待できます。

【赤血球変形能の改善、集合性の低下、血栓形成の予防、組織酸素供給の向上、毛細血管口径と密度の調整、血漿粘度の低下、2,3-DPG産生の促進、血管内皮細胞の増殖促進、血圧の降下、血糖値の降下など】

 また、ストレスや疲労対策には「ラフマエキス」の効果が期待できます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2019年10月9日水曜日

LOH症候群

男の育児と男性ホルモンの関係

育児をする夫を「イクメン」などと表現されて久しいですが、日本という国は、元来、夫は外で仕事をして妻は家で家庭を守るというスタンスが染みついています。男性の育休の「義務化」など、育児介護休業法の改正が視野に議論されている中、現状では男性の育児に対して、それを実行出来る立場にいる人もごく限られた人だけだと思います。
 そんなイクメンに対する研究が報告されています。ノースウエスタン大学の研究者らが行った20代男性を対象とした研究で、パートナーを見つけ、父親となり、育児にたずさわると、男性ホルモンの一種テストステロンのレベルが下がることを発見したのです。テストステロンは年齢に伴い低下するのが自然な現象なのですが、すべての被験者で、育児をする人は独身の人にくらべて、テストステロンの減少幅が大きかったのです。研究期間中に、162人が初めて父親になり、彼らは独身を維持した257人と比較して、テストステロンの減少幅は約2倍でした。
 テストステロンに関しては、こんな報告もあります。泌尿器科を中心とする男性医学の専門家らが集まる「日本メンズヘルス医学会」で、中高年男性の間で増える「更年期障害」をテーマとした会合が開かれました。
 そこで、疲労感や抑鬱感、睡眠障害、性欲の低下などの40代以降の更年期障害が、QOL(生活の質)を低下させ、生活習慣病を誘発するという例が報告されました。注目されたのが「LOH症候群」です。「LOH症候群」はテストステロンが減少して起きる病気で、「加齢男性性腺機能低下症候群」「低テストステロン症」と呼ばれ、加齢やストレスによって心身に男性更年期のような変化をきたし、性機能の衰えが頻繁にみられます。40代後半以降の中年男性が多く、放っておくと高齢になっても症状が続くそうです。
 前者の報告は、結婚して子供ができテストステロンが低下すると子育てに向くようになるというものですが、後者は加齢やストレスによってテストステロンが低下するというものでした。ということは、結局、「結婚+育児」がストレスになり、男性ホルモンが減ったということでしょうか。
 テストステロンは、70代になっても30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多いそうです。若いうちから低下傾向にあると40代以降のQOLが心配になります。

■ストレスで症状悪化 LOH症候群

男性更年期障害はストレス、うつ病など様々な因子が複雑に絡みあって引き起こされるもので、その因子の一つが男性ホルモンの低下(LOH;加齢性腺機能低下)と考えられています。
 女性の場合は、閉経前後に女性ホルモンが激減するのに対し、男性ホルモンは、徐々に減り、個人差もありわかりにくいそうです。

治療には、抗うつ剤の処方も

男性ホルモンの低下は脳のストレス耐性が低下すると考えられているため、ストレス男性ホルモン低下ストレス耐性の低下を起こします。
 
実際、男性更年期外来を受診された患者さんのなかにはうつ病が隠れていることも非常に多く、男性ホルモンの補充や交感神経の働きを抑える薬・抗うつ剤などの服用で治療を行っている病院も少なくありません。

==============

【LOH対策】

男性ホルモン分泌の低下は、血圧やホルモンをつかさどる脳下垂体の機能を低下させ、セロトニン神経の働きを乱し、セロトニン分泌の低下につながります。

 セロトニン活性に期待がもてるのが「ラフマ」です。また、エネルギー産生の低下が招くストレス耐性の低下・疲労には、「HM-3000(特系霊芝)」「コエンザイムQ10(Co-Q10)」がオススメです!


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2019年10月2日水曜日

糖尿病の三大合併症予防

糖尿病予防 糖質を制限しても…

現在、日本で糖尿病患者は、その予備軍も含めると2千万人もいると言われています。過去の研究によると、予備軍の約3割は、普通に暮らしているとそのまま糖尿病になってしまうそうですが、食事に気を付け、持続的な運動をしていれば、その数は半分くらいまでには抑えられるという結論も示されています。糖尿病は多くの場合で予防できたり、少なくとも発症を遅らせたりできるものなのです。

糖尿病の予防には、食べ過ぎない、運動するといったことが大事なのは言うまでもありませんが、実際にどういった食べ物が糖尿病を予防するのか、また逆に糖尿病になりやすくなるのかといったことまでは、なかなか分からないものだと思います。こういったことに関してさまざまな研究をまとめて評価した論文が、今年7月に英国の医学雑誌に発表されました。
 それによると、玄米など全粒穀物や穀物繊維の摂取が多いと糖尿病の発症は減っています。また、チョコレートやヨーグルトの摂取にも減らす効果がありそうです。逆に赤身肉や加工肉、ベーコンの摂取が多いと発症は増えることが示されています。飲み物ではお酒は糖尿病を減らすという研究が示されており、コーヒーや紅茶にもその効果が少し期待できそうです。逆にジュースや清涼飲料、栄養ドリンクなどの加糖飲料は、ほぼ確実に糖尿病を増やしてしまうという結果でした。

 糖尿病予防には単純に糖質(炭水化物)を制限すればよいのではないかと考えがちですが、実際のところでは、糖質を制限した食事が他のタイプの食事に比べて優れているかを調べた研究の結果は一定ではありません。また長期間にわたる低糖質食の効果を示すデータは今のところありません。

 現時点で、糖尿病や他の病気の予防という観点からは、糖質や脂質の比率にこだわるよりも全粒穀物をよく摂取すること、植物由来のものを食事の中心として肉類はできるだけ控えることが、お勧めできそうです。またジュースや栄養ドリンクは飲まない方がよいですし、お酒が糖尿病になりにくいとしても、飲んだ分だけ寿命が縮むと考えて、くれぐれも飲み過ぎには注意が必要です。
(参考出典:https://www.sankeibiz.jp/)

■合併症を引き起こす前に

生活習慣病(成人病)の6割が糖尿病由来と言われるほど、糖尿病は様々な病気の引き金となっています。血液内でブドウ糖が過剰になった状態が続くと糖尿病になります。痛みなどの自覚症状がないのに、厳しい食事管理や運動を強いられるため、治療を怠りがちです。糖尿病を放置しておくと、高血糖や長い年月によるAGE(終末糖化産物)の形成が、「三大合併症」と言われる網膜症、腎症、神経障害のほか、様々な合併症を起こしてしまいます。糖尿病で亡くなる方は、大半がこれらの合併症に起因します。
 糖尿病に対して、未だに間違った認識をされている方が多いようです。実は、日本人に一番多いのは「インスリンの働きが悪くなる」タイプの2型糖尿病で、その原因は体質(遺伝)、食生活、ストレス、運動不足など、様々なものが考えられます。インスリンの働きが悪いと、身体は「インスリンが不足している」という誤った認識をして、インスリンを過剰に分泌します。すると、インスリンの働きが悪いために血糖値があがるだけでなく、インスリンの過剰分泌が有害となり、結果としてダブルで様々な病気を引き起こすことになるのです。
大切なのは、インスリンの働きを回復させることだということを、まずは認識しましょう。

康復医学における対処法

西洋医学では、食事療法と血糖降下剤、インスリン注射しかありませんが、東洋医学では単に膵臓(インスリンを出す)が悪いとは考えません。まず腎臓が悪化して、そこから脾臓系が悪くなっていると考えます。そこで血液と血流の改善を図るのです。
 高血糖状態が続くと、血液や血管(特に微小循環)への負担が高まります。糖尿病治療の本来の目的は"合併症への対処"です。それには、やはり微小循環の血流改善が基本です。
=======================

■HM-3000(特系霊芝)

微小循環の改善と糖化ヘモグロビン・糖化たんぱく質への対策 
 ヘモグロビンは酸素と結びついて細胞に酸素を届けますが、糖化したヘモグロビン(HbA1c)は酸素を寄せ付けなくなり、細胞に酸素が行き届かない状態になってしまいます。HM-3000(特系霊芝)には、酸素の供給量を促進させる2,3-DPGの産生に働きかける作用があります。また、2,3-DPGは、HbA1cの生成を阻害する作用も確認されています。

■コエンザイムQ10 

エネルギー代謝の促進 
 糖が消費されるのは、ミトコンドリア内で大量にエネルギーが産生される時です。Co-Q10 は、ミトコンドリア活性を促進させる最も重要な栄養素であり、効率よくエネルギーを産生させ、糖の消費量を増やします。

■ラフマ 

過食の抑制 
 糖尿病による食事制限などでストレスが生じると、セロトニンの分泌が抑制されます。セロトニン量が不足すると、食べてもなかなか満腹感を得られず、必要以上に食べてしまうことになります。これにはセロトニンの産生を促す作用のあるラフマが効果的です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン