男の育児と男性ホルモンの関係
育児をする夫を「イクメン」などと表現されて久しいですが、日本という国は、元来、夫は外で仕事をして妻は家で家庭を守るというスタンスが染みついています。男性の育休の「義務化」など、育児介護休業法の改正が視野に議論されている中、現状では男性の育児に対して、それを実行出来る立場にいる人もごく限られた人だけだと思います。そんなイクメンに対する研究が報告されています。ノースウエスタン大学の研究者らが行った20代男性を対象とした研究で、パートナーを見つけ、父親となり、育児にたずさわると、男性ホルモンの一種テストステロンのレベルが下がることを発見したのです。テストステロンは年齢に伴い低下するのが自然な現象なのですが、すべての被験者で、育児をする人は独身の人にくらべて、テストステロンの減少幅が大きかったのです。研究期間中に、162人が初めて父親になり、彼らは独身を維持した257人と比較して、テストステロンの減少幅は約2倍でした。
テストステロンに関しては、こんな報告もあります。泌尿器科を中心とする男性医学の専門家らが集まる「日本メンズヘルス医学会」で、中高年男性の間で増える「更年期障害」をテーマとした会合が開かれました。
そこで、疲労感や抑鬱感、睡眠障害、性欲の低下などの40代以降の更年期障害が、QOL(生活の質)を低下させ、生活習慣病を誘発するという例が報告されました。注目されたのが「LOH症候群」です。「LOH症候群」はテストステロンが減少して起きる病気で、「加齢男性性腺機能低下症候群」「低テストステロン症」と呼ばれ、加齢やストレスによって心身に男性更年期のような変化をきたし、性機能の衰えが頻繁にみられます。40代後半以降の中年男性が多く、放っておくと高齢になっても症状が続くそうです。
前者の報告は、結婚して子供ができテストステロンが低下すると子育てに向くようになるというものですが、後者は加齢やストレスによってテストステロンが低下するというものでした。ということは、結局、「結婚+育児」がストレスになり、男性ホルモンが減ったということでしょうか。
テストステロンは、70代になっても30代の平均値に匹敵するテストステロン値を維持している男性も多いそうです。若いうちから低下傾向にあると40代以降のQOLが心配になります。
■ストレスで症状悪化 LOH症候群
男性更年期障害はストレス、うつ病など様々な因子が複雑に絡みあって引き起こされるもので、その因子の一つが男性ホルモンの低下(LOH;加齢性腺機能低下)と考えられています。女性の場合は、閉経前後に女性ホルモンが激減するのに対し、男性ホルモンは、徐々に減り、個人差もありわかりにくいそうです。
治療には、抗うつ剤の処方も
男性ホルモンの低下は脳のストレス耐性が低下すると考えられているため、ストレス⇒男性ホルモン低下⇒ストレス耐性の低下を起こします。実際、男性更年期外来を受診された患者さんのなかにはうつ病が隠れていることも非常に多く、男性ホルモンの補充や交感神経の働きを抑える薬・抗うつ剤などの服用で治療を行っている病院も少なくありません。
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【LOH対策】
男性ホルモン分泌の低下は、血圧やホルモンをつかさどる脳下垂体の機能を低下させ、セロトニン神経の働きを乱し、セロトニン分泌の低下につながります。セロトニン活性に期待がもてるのが「ラフマ」です。また、エネルギー産生の低下が招くストレス耐性の低下・疲労には、「HM-3000(特系霊芝)」と「コエンザイムQ10(Co-Q10)」がオススメです!
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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