2017年5月24日水曜日

人獣共通感染症

「オウム病」妊婦で日本初の死亡例

オウムやインコなど鳥のふんを介して感染する「オウム病」に感染した妊婦が死亡していたことが、厚生労働省への取材で分かりました。オウム病は高齢者などで数年に一度、死亡例が報告されますが、妊婦の死亡例は初めてとみられています。厚労省は日本医師会を通じて、産婦人科医らに情報提供しました。

 オウム病(Psittacosis、Parrot fever)は人と動物が感染する人獣共通感染症の一つ。「クラミジア・シッタシ」という細菌に感染した鳥のふんなどを吸い込むことで人に感染します。鳥は感染しても症状が出ないことが多く、気がつかないうちに人に感染する恐れがあります。1~2週間の潜伏期間の後、急な発熱や頭痛、せきなど風邪やインフルエンザに似た症状が出て、気管支炎や肺炎を発症。重症化して死亡することもあります。厚労省によると、毎年数十人ほどの感染報告があるということです。


 今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。意識障害などがみられ、その後死亡しました。妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告しました。

 海外ではオウム病による高齢者や妊婦の死亡例が報告されていますが、国内ではこれまで報告はありませんでした。厚労省は「妊娠中は抵抗力が弱くなる。胎児に影響を与える場合もあるので、ペットなど動物との密接な接触は控えてほしい」と呼びかけています。
(出典:http://www.sankei.com/)

■「人獣共通感染症」と予防法

人獣共通感染症とは、ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染・寄生する病原体により生じる感染症のことです。ペットから人、人からペットへとうつる危険性のある感染症です。

代表的な病原体別感染症

【細菌性】結核・パスツレラ症・サルモネラ症・カンピロバクター症・ブルセラ症・炭疽・ペスト・仮性結核・リステリア症・レプトスピラ病・ライム病・豚丹毒・細菌性赤痢・エルシニア・エンテロコリティカ感染症・野兎病・鼠咬症 etc.
【ウイルス性】狂犬病・SARS・ウエストナイル熱・エボラ出血熱・マールブルグ熱・Bウイルス感染症・ニューカッスル病・日本脳炎・ダニ脳炎・腎症候性出血熱・ハンタウイルス肺症候群・サル痘 etc
【リケッチア・コクシエラ・バルトネラ性】猫ひっかき病・Q熱・ツツガムシ病 etc.
【クラミジア性】オウム病 etc.
【原虫性】睡眠病・シャーガス病・リーシュマニア症・クリプトスポリジウム症 etc.
【寄生虫性】エキノコックス症・肺吸虫症・旋毛虫症・肝吸虫症・肝蛭症・アニサキス症 etc.
【真菌性】クリプトコッカス症・皮膚糸状菌症・カンジダ症・アスペルギルス症 etc.
【プリオン性】変異型クロイツフェルト・ヤコブ病

基本的な予防法

人獣共通感染症には様々な種類があり、広がり方もまちまちです。しかし病原体の種類に関わらず、ペットを飼っている人全員に実践してほしい「ゴールドスタンダード」(至適基準)が存在します。具体的には以下の8つです。

① 水槽やケージの掃除や糞の始末には手袋をはめる
② ペットを触った後はしっかり手を洗う
③ ペットに顔を舐めさせない
④ 爬虫類や両生類などサルモネラ菌を保有する生き物は極力素手で触らない
⑤ ペットのケージ、給餌場、寝床を定期的に消毒する
⑥ ペットのトイレは調理場から遠ざける
⑦ 免疫機能が回復するまでペット飼育は保留する
⑧ ペットを定期的に動物病院へ連れて行く

特に重要なのは"手洗い"です。ペットを触った手に付着した病原体が口、鼻、目などの粘膜と接触しやすくなります。粘膜は皮膚よりも防御能が低く、細菌やウイルスの侵入を完全には防げません。例えば、猫が舐めた手で目の粘膜をこすると、白目がスライムのように腫れ上がる「結膜浮腫」が起こります。最悪のケースでは失明の危険性もあるので要注意です。事実「猫ひっかき病が原因で左目を失明した女性」や「猫のアレルゲンが緑内障罹患率を90%高める」などの例もあります。手洗いは特に念入りに行いましょう。

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 当学会の研究素材「ホタテ貝殻高温焼成カルシウム」は、人体や生体への安全性を保持しながら、ガチョウパルボウイルスなどの最強ウイルスをも駆逐して、畜産の防疫(抗ウイルス・殺菌)ペットの除菌・消臭などに対して持続性の高い効果が認められています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月18日木曜日

腸内環境と脳内セロトニン

乳酸菌がうつ状態の改善に効果!?

うつ病治療の未来は乳製品のパッケージの中にあるのかもしれない――英ネイチャーの姉妹誌サイエンティフィックレポート(電子版)に掲載された研究によると、ヨーグルトの中にいる善玉菌は、マウスのうつ病に似た症状の治療に有効だったとのことです。

 数十年以上前から、脳と体内外に潜む細菌との関連について調査が進められ、小さな微生物に仰天のパワーがあることは知られていました。こうした研究からは、腸内細菌叢のバランスが崩れると神経系の機能に影響することや、バランスが崩れている人は不安症やうつ病になりやすい可能性などが示唆されていました。
 この仮説を検証するため米バージニア大学の研究者は、神経系とストレスの関係から調べることにしました。ストレスはうつ病の発症リスクを増大させます。また神経系の機能に影響を与え、同時に影響を受けています。

 マウスを使った実験では、過密状態のケージに入れたり、ストロボライトを浴びせたり、騒音を聞かせたりといった具合に、動物を数種類の高ストレス環境に晒しました。そして、予想通りマウスへの負担は大きく、やがて研究チームが"絶望行動"と呼ぶ行動を示すようになったのです。
 実験の前後で、マウスの糞を遺伝子解析にかけて腸内細菌の種類や量を調査していた結果、ストレスによって、ヨーグルトに含まれるいわゆる"善玉菌"と呼ばれる乳酸菌(ラクトバチルス)の量が大きく減少していることが判明しました。またマウスの絶望行動は治せることも判っています。マウスの餌に少量の乳酸菌を入れると、次第に症状が回復したのです。
 こうした乳酸菌の変化は最も一貫して確認できる変化であり、マウスの行動と直接的な相関が確認できるのです。
 研究チームは今後、人体における実験を目指しています。
 研究者の一人は、うつ病治療の現場で副作用の強い抗うつ剤の代わりに共生菌が利用されるようになれば、と考えており、「食事や口にする細菌を変えるだけで健康になり、気持ちが晴れるのならば素敵です」とコメントしています。

 最近では腸内環境に関する研究が進み、腸は第二の脳であるということがあながち嘘ではないということがわかってきました。
 乳酸菌やビフィズス菌が入っているヨーグルトはお手軽に摂取できる健康食品としてもてはやされていますが、やみくもにヨーグルトを食べればいいというわけでもないようです。味噌や漬け物など発酵食品の乳酸菌も含め、乳酸菌の種類によって、どこに効果的なのかが違ってくるそうなので、それぞれの菌の特徴を知っておくことが大切です。   
(出典:http://karapaia.com/)

■腸内環境と脳内セロトニン

うつ病の原因の一つが脳内セロトニンの不足です。不足すると神経細胞間の情報交換が乱れ、キレやすい、落ち込む、無気力、ボーっとするなど様々な症状が表れます。
 セロトニンは、実は脳内に2%、腸内(消化管粘膜)に90%、血液(血小板中)に8%という割合で存在しています。このたった2%の脳内セロトニンが人の精神状態を大きく支配するのですが、腸内環境が正常でないと腸内のセロトニンが脳まで上手く運ばれず、脳内セロトニンが不足してしまいます。
 セロトニンを増やす研究の中で、腸内細菌の重要性が分かってきました。スウェーデンのカロリンスカ研究所で、腸内細菌を持つマウスと持たないマウスを比較した結果、腸内細菌を持たないマウスは、危険を伴う攻撃的な性格や行動が顕著であることが確認されました。腸内細菌が活発な健康な腸はセロトニンを生成し脳に送り届けるため、精神状態も良好である事が分かったのです。つまり、腸内環境の悪化がうつ病の要因にもつながるという事です。
 高齢化の進んだ現代社会では、新たな問題も生じてきました。認知症と抗うつ剤の問題です。日本では認知症患者は多くの場合、精神科で診ます。認知症患者の表情は暗く、無気力なものです。これは認知症の周辺症状の一つにすぎませんが、精神科医の中には、これをうつ病と誤診して、強い抗うつ剤を処方することがあります。
 認知症患者に抗うつ剤を処方すると、歩行困難や寝たきりになるケースがままあります。認知症の人は、脳の状態が非常にデリケートで、薬の量が少し多いだけでもダメージが大きくなります。症状悪化⇒より強い抗うつ剤⇒症状がさらに悪化⇒二度と改善しないほど深刻化……という状況に陥ります。
 高齢者の場合、それが認知症なのか、うつ病や統合失調症なのか区別をするのが困難です。幻視や妄想の症状のある人に、リスパダール(抗精神病薬)を処方する精神科医が多いですが、それが認知症の症状だった場合リスパダールを処方するのは極めて危険です。筋肉に異常が起こり、歩けなくなってしまう患者もいます。
「医者に言われたから」「有名な薬だから」と安易に薬を飲んでいると取り返しのつかないことになります。患者の家族側にも「知識」という武器が必要なのです。

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脳内セロトニンの増加と脳神経細胞膜流動性の向上には「ラフマエキス」がお勧めです。また、乳酸菌等で腸内細菌の環境を整えると同時に、腸壁に密集する絨毛内の毛細血管の機能を改善し、腸の働きを促す「HM-3000(特系霊芝)」をお勧めしています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月10日水曜日

アルコールと認知症

認知症を予防する飲酒量は?

飲酒は認知症の発症リスクになることが知られていますが、少量飲酒は予防に働くそうです。中国海洋大学(山東省)の研究チームからの報告です。

 研究者らは、飲酒量と認知症発症との関係を検討した複数の試験結果を体系立てて再解析しました。全認知症4586症例を含む7万3330人、11試験のデータと、アルツハイマー型認知症1267例を含む5万2715人、5試験のデータ、そして血管性認知症542例を含む4万9535人、4試験のデータを用いています。
 解析の結果、全認知症と大量飲酒との間には、以前から指摘されているように発症リスクが増加する傾向が認められました。その一方で、少量飲酒では全認知症の発症リスクが低下していたのです。

具体的には、リスク低下に働くアルコール摂取量(純アルコール換算)は1日あたり12.5グラムまで。アルコール度数5%のビールなら250ミリリットル缶1本、350ミリリットル缶の8分目といったところです。また、ロング缶なら2人で半分こするといいようです。アルコール度数15度の日本酒なら0.5合が1日の上限です。

 また、最もリスク低下効果が示されたのは6グラム/日でした。この場合、ビールは135ミリリットル缶1本でおしまい。日本酒ならぐい飲み1、2杯ほどです。
 逆に1日あたりのアルコール摂取量が38グラムを超えると、全認知症発症リスクが明らかに上昇。また、飲酒の影響は60歳未満の中高年層で一層大きいことがわかりました。

 同じような調査研究は、欧米でも行われています。各国でおおむね一致しているのは、1日のアルコール摂取量が12グラム以上だと認知症の発症リスクが上昇すること。逆に1日5~10グラム程度の摂取はお酒を全く飲まない人よりリスクが低下する点です。試験によってはリスクが半減するとの報告もあります。とはいえ、下戸の方は無理に飲酒する必要はありません。
 さて、日本の厚生労働省では「節度ある適度な飲酒(アルコール摂取量)」を1日あたり20グラムとしています。しかし認知症予防の観点からすれば、その半分でも多いのです。

 今日の一杯が明日の認知機能に影響することをお忘れなく。
(出典:http://diamond.jp/)

■アルコールと認知症

 アルコール依存症及び大量飲酒者には、脳萎縮が高い割合でみられることや認知症になる人が多い等の疫学調査結果から、大量の飲酒は認知症の危険性を高めることがわかっています。一方で少量の飲酒は認知症の原因にはならないだけでなく、認知症を予防する可能性があります。

脳への影響

以前から、大量に飲酒する人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られていましたが、最近の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。また、飲酒による脳萎縮は断酒することによって改善することも知られています。萎縮以外の影響としては、アルコールが加齢による記憶・学習低下を促進することが動物実験では証明されています。

大量飲酒と認知症について

アルコールには脱水作用があり、これで血液中の水分が奪われると、血管が詰まり脳梗塞などを発症するリスクが増します。また、血管性認知症の原因になります。
 施設に入っている認知症高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症という調査結果があります。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用や大量飲酒経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。大量の飲酒は、認知症のリスクを高めるということです。
 一方で、アルコールには善玉コレステロールを増やしたり、血管を拡張したり、血液をサラサラにしたりする働きがあります。少量だとこれらが効果的に作用するのではないかとみられています。飲酒しないまたは大量飲酒する人より少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる、言い換えれば少量飲酒は認知症の予防になる可能性を示唆しています。
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当学会の研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」の持つ、高血圧・高血糖・脳血管障害に対する微小循環の血流改善作用は、認知機能改善に有効であるばかりか、肝臓保護・肝障害改善効果も期待できます。
 また、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進作用肝機能障害予防効果が認められています。当学会はグリシン製品の開発にも携わっています(和漢生薬研究所『甘みストレスフリー』


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月2日火曜日

食事と健康

不健康な食事で年間40万人の死亡!

アメリカでは、不健康な食生活によって年間40万人以上が心臓病と関連疾患で死亡している恐れがあるとの研究結果が、3月9日に発表されました。

研究によると、アメリカ人は、塩分、脂肪、糖分などを多く含む食品を摂り過ぎており、一方で、果物、野菜、全粒穀物などは足りていないのだそうです。研究結果は、オレゴン州ポートランドで開催の米国心臓協会(AHA)の会合で発表されました。

 研究を率いたワシントン大学 保健指標評価研究所のアシュカン・アフシン助教(国際健康学)は、「ナッツ、野菜、全粒穀物、果実などの健康的な食物の摂取不足と塩やトランス脂肪酸などの不健康な食事成分の摂り過ぎとの組み合わせは、米国での循環器疾患による死亡の主要原因となっている」と指摘しています。

「アメリカでの循環器疾患による死亡の半数近くが、食事の改善によって回避できる可能性があることを、研究結果は示している」とアフシン助教は述べ、食習慣を変えることで、多くの命が救われる可能性があると説明しました。

 今回の研究は、アメリカ全国健康・栄養調査(NHANES)や国連の食糧農業機関(FAO)などによる、1990年代までさかのぼる各種調査で収集されたデータに基づいています。

 アメリカでは全死者の4人に1人、年間60万人以上が、心臓病が原因で死亡しています。個人が心臓病を発症する確率には、喫煙、肥満、食事、運動、遺伝などの要因のすべてが関与している可能性があります。

 研究チームは今回、アメリカの2015年の循環器疾患による死亡に関するデータの調査から、"食事の選択"が、男性22万2100人と女性19万3400人の死亡に関与していることを明らかにしました。

 AHAの専門家らは、果物、野菜、ナッツ、豆、全粒穀物、低脂肪乳製品、魚、鶏肉などが豊富な食事を摂取するよう推奨しています。一方で、摂取を避けるか摂取量を制限するべきとされているのは、脂肪分の多い肉や加工された赤身肉、砂糖入り飲料、塩、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などす。 
(c) AFP

■江戸の食と健康

【発酵食】

世界中に昔から伝わる発酵食ですが、日本にもたくさんの発酵食品があります。特に、栄養点滴に匹敵する発酵飲料の「甘酒」、酵素や酵母の働きでできる脂肪酸エチルががんを引き起こす物質(変異原)の力を失わせると言われる「味噌」、脂肪を分解し、コレステロールの過剰を抑える「漬け物」など、健康と結びついた食品が特長的です。

【煮物】

夏にきゅうりをかじったりするほかは、生野菜の摂取が少なかった日本人ですが、漬け物や添え物(薬味)として、また煮物として食べられています。中でも重要なのが煮物です。ジャガイモなどの穀物や野菜の食物繊維に多く含まれているケイ素(シリカ)は、私たちの皮膚、毛髪、骨、血管、細胞壁など体内の様々な部位に含有し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、コンドロイチンなどを構成する物質として結合組織を丈夫にします。しかし、野菜を生で食べる場合、整腸作用など食物繊維としての働きは得られますが、含有するケイ素はそのまま排泄されてしまいます。そこで、ケイ素を摂るには時間をかけて煮込んだ野菜が必要になります。食物繊維の細胞を壊し、中のケイ素が得られるのです。

【魚】

良質なたんぱく源として、昔から私たち日本人の健康を支えてきた魚介類。近年は食生活の欧米化によって肉食が増えるとともに、「調理が面倒」「食べにくい」などの理由から、摂取量が年々減っています。しかし、魚介類は、体に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。たんぱく質をはじめ、カルシウムなどのミネラルやビタミン、とくに最近注目されているのが青魚に多く含まれている多価不飽和脂肪酸(DHAとEPA)です。 そもそも「青魚」とは、背が青または黒で、腹側が白い魚の総称。イワシ、サンマ、サバ、アジ、カツオ、ブリ、マグロなどです。DHA・EPAは血液中の中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やし、血栓の形成を抑えて、血液をサラサラにします。動脈硬化をはじめ、脳血栓や心筋梗塞といった生活習慣病の予防にも効果が期待できます。また、DHAの摂取が少ないと、うつ病や視力への影響など慢性的な疾患を招く恐れがあるとされ、高齢者では認知機能低下の予防やアルツハイマー病の予防効果も知られています。

【雑穀】

一般に主食となる主穀(米、小麦)を除く穀類を「雑穀」と呼んでいます。主穀よりもカロリーが低いだけでなく、ビタミンやミネラルが豊富です。例えば蕎麦は小麦より高たんぱくでアミノ酸の構成も良質。中でもビタミンPの一つ、ルチンが極めて多く含まれています。ルチンは毛細血管の透過性を正常に維持する重要な作用を持っています。

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出汁生活のすすめ

江戸の健康食は、調理の出汁文化とともに育ちました。食生活の西洋化で病気が増え続ける現在、再度、滋養になり養生してくれる日本の食と出汁文化を見つめなおしてみませんか。康復医学学会が協力して商品化された『薬膳の素』(和漢生薬研究所)も健康生活のお手伝いをいたします。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン