SNSは"人生の幸福度を下げる"?
SNSの利用がうつ病や幸福度の低下と関連するという懸念は、近年の研究で多数報告されています。
〔1〕ソーシャル比較と自己肯定感の低下:
SNSは、他者の成功や理想化された生活を常に目にすることになる「ソーシャル比較」の機会を増大させます。この比較は、特に若年層において自己肯定感の低下を引き起こす可能性があります。◆この研究では、Facebookの利用がソーシャル比較を促進し、それが自尊心の低下につながることを示唆しています。特に、受け身な利用(他者の投稿を見るだけ)がこの傾向を強めることが報告されています。このような情報に頻繁に触れることで、利用者は自身の現実の生活と他者の「完璧な」生活を比較し、劣等感や不十分さを感じやすくなります。これは、自己肯定感の低下を招き、うつ病のリスクを高める可能性があります。
〔2〕FOMOと不安:
FOMO(Fear of Missing Out)とは、他者が楽しい経験をしているのに自分は参加できていないのではないか、という不安や恐れのこと。SNSは、友人や知人の活動をリアルタイムで知ることができるため、このFOMOを強く刺激します。◆この研究では、FOMOがスマートフォンやSNSの過度な利用と関連しており、低い気分、生活満足度の低下、孤独感などと関連していることが示されています。SNSを頻繁にチェックせざるを得ないという強迫的な衝動、絶え間ない情報へのアクセス要求が精神的負担となります。このような不安は、不眠やストレス反応を誘発し、うつ病の発症リスクを高めることも考えられます。
〔3〕サイバーいじめと精神的苦痛:
SNSは、匿名性や拡散性の高さから、いじめの温床となることがあります。サイバーいじめは、被害者に深刻な精神的苦痛を与え、うつ病や不安障害のリスクを増加させます。◆この研究では、SNS上での悪口、嫌がらせ、情報の拡散などが、被害者の自尊心を深く傷つけ、孤立感や絶望感を引き起こすとしています。サイバーいじめは時間や場所を選ばず、被害者は常に脅威に晒されている感覚に陥りやすく、精神的な回復が困難になります。
〔4〕睡眠の質の低下:
SNSの過度な利用は、特に就寝前の使用において睡眠の質を低下させることが報告されています。◆この研究では、就寝前のSNS利用が睡眠の質の低下、不安、うつ病、自尊心の低下と関連していることが示されています。SNSの利用は、脳を覚醒させ、ブルーライトがメラトニン分泌を抑制するため、入眠を妨げます。また、夜間にSNSを見ることで、他者の活動への関心や、通知への応答などが生じ、精神的な興奮状態が続くことで、深い睡眠が得られにくくなります。慢性的な睡眠不足は、気分の落ち込み、集中力の低下、免疫力の低下などを引き起こし、うつ病の発症リスクを高めることが知られています。
■現代社会が抱える脳機能の課題
スマートフォンなどでSNSやゲームをやりすぎる生活を続けると、記憶力、思考力が低下する症状が表れます。これを「デジタル認知症」といい、注目を集めています。長時間のSNSやゲームにより脳内で「ドーパミン」が過剰に分泌され、脳の中のホルモンバランスが崩れて脳細胞が死滅、さらには認知機能が低下したり、幻覚をみたりするリスクがあると言われています。ドーパミンは別名「快楽ホルモン」と呼ばれ、脳内で増えると、「もっともっと」という欲求が起こる結果、デジタル機器への依存度が高まっていくのです。
ゲーム脳 :脳の35%を占める前頭葉の中には「前頭前野」という、様々な命令を体全体に出す司令塔があります。前頭前野は、記憶、感情、集団でのコミュニケーション、創造性、学習、そして感情の制御や犯罪の抑制をも司る部分です。SNSやゲームなどに熱中しすぎるとこの司令塔が働かなくなり、いわゆる「ゲーム脳」という状態になってしまいます。
高齢者の認知症患者と同じ脳波パターン!
脳波は周波数ごとに、深い眠りのδ(デルタ)波=0.5~3Hz(ヘルツ)、眠気や浅い眠りのθ(シータ)波=3~8Hz、落ち着いたときに出るα(アルファ)波=8~13Hz、興奮時に出るβ(ベータ)波=13~30Hz の4種に分類されます。脳の前頭前野が活動したり、聴覚野でも音を聴いたりすると、その部分のβ波が局所的に出ます。脳の局所部分の興奮を反映しているのがβ波なのです。β波の興奮度が高くなれば、脳が活発に機能しているという目安、逆にそこの活動性が滞ればβ波は低下します。研究によると、認知症の人はβ波が低いという結果が出ており、高齢者の場合、前頭前野の働きから低下していきます。SNSやゲームを長時間やる人や、ビデオを長時間観ている人も、前頭前野のβ波が低下しているという研究結果もあり、高齢者の認知症と同じ状態だと結論づけられています(研究結果はアメリカの脳神経科学会で発表済)。
前頭前野の働き低下で、社会に適応できなくなる!
前頭前野が鈍ると、一般的なIQ(知能指数)が低下して、仕事ができない、または長く続かない、結婚しても離婚する、犯罪を行う‥‥等々、社会的に適応できずにマイナス方向にどんどん進んでしまい、ポジティブで創造的な生き方ができなくなるのです。
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あなたがもしSNSを利用し過ぎて気分がふさいでいるなら、1日のSNSの利用を制限し、他のことに時間を費やすべきです。
康復医学学会では、うつや認知症になる前に「ラフマ・甘草・イチョウ葉」のエキス配合のサプリをお勧めしています。脳内セロトニンが増加し、脳内ホルモンのバランスを整えます。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン








