妊娠を望むなら“栄養過多”に注意!?
日本では核家族化、晩婚化などによる出生率の低迷が続き、また妊娠を望む夫婦の10%が不妊症に悩んでいるともいわれています。かつては男性の精液1ccあたりに約1億個いた精子が、現在は半分以下になっているというデータが世界のあちこちで発表され、男性の生殖力の低下が問題となっています。しかし、人口の減少は先進国に限られた現象で、東南アジアやアフリカ諸国などの発展途上国では、逆に急激な人口増加が社会問題となっています。この世界的な潮流の裏に、出生率と栄養状態との深い関わりが見えてきます。
卵を産まなくなった鶏に対して、「強制換羽」という手段がとられることがあります。鶏を一定期間、絶食状態(水断食)に置くことで、古い羽毛が抜け替わって若返り、再び卵を産み出すようにするというものです。
イヌや皇帝ペンギンやオットセイなども、繁殖期に食べ物を受けつけないことが知られています。あらゆる動物は、食糧が不足して生命存続の危機に立たされると、自分自身が滅びても子孫だけは残そうという本能が芽生え、生殖力が高まるのです。これが食糧事情の乏しい国では子だくさんになる理由のひとつです。
第二次世界大戦直後の日本でベビー・ブームが起きたのは、戦争が終わったという安堵感もあったでしょうが、栄養不足がそれに拍車をかけたことは間違いないでしょう。
ニンジンとリンゴを皮ごと使ったジュースだけで断食をしたら妊娠したという例もあり、中には48歳で初産という大偉業を達成された女性もいるようです。
断食で低栄養状態に一時置かれたことや、ジュースの中のビタミンE(トコフェロール=トコはギリシヤ語で妊娠の意)やセックス・ミネラルと呼ばれる亜鉛が生殖能力を上昇させたと考えられます。
最近の日本人の新生児の体重は欧米人をしのぎ、3.5㎏以上のことが多いのですが、胎児が大きいと難産になったり、帝王切開が必要になったりします。
原因は、妊娠中のタンパク質や脂肪、カロリーの摂取過剰にあります。また出産後の母親に、低カロリー、無動物性タンパク質の食事を与えたところ、母乳の出が普通食グループよりはるかに多かったという報告もあります。
このように、食べ過ぎによる栄養過剰は、生殖能力の低下にとどまらず、妊娠中毒症、難産、流産、乳汁分泌不足などの原因ともなるのです。
出典:http://xn--eckp2gt04lf9lj43b.com/
■栄養の量・質と妊娠との関係
人間は、食べて栄養を体内に取り入れ、身体の組織を作り、活動に必要なエネルギーを作るわけで、栄養の量や質次第で、身体活動の能力が向上したり低下したりします。妊娠という生殖活動も例外ではありません。私たちが生きていく上で、必須なタンパク質や糖質、脂質、そしてビタミンやミネラルの5大栄養素の量と質、バランスが妊娠や出産する力を左右するわけです。
糖質摂取量が多いと妊娠は難しい?
習慣的に空腹時に甘いものを食べたり清涼飲料水を飲んだりしていると、高血糖状態に陥ります。これもホルモンバランスを崩し、排卵障害につながり、妊娠を困難な状態にします。加工食品やスナック菓子も注意すべき食べ物です。これらに使われている酸化した油は、炎症を起こしやすい体質に変え、子宮内膜症を悪化させる恐れがあります。また糖質の摂り過ぎは、男性の精子濃度も低くすることが各国の研究で確認されています。
妊娠する力を高める8カ条
米・ハーバード大学が実施した、8年間にわたる食生活と妊娠・出産の動向調査は食生活と妊娠する力の関係を示しています。結果から導かれた、妊娠する力を高める8カ条は次の通り。①トランス脂肪酸の摂取を避け、オレイン酸(オリーブ油等)やオメガ3系脂肪酸(亜麻仁油、EPA等)の不飽和脂肪酸の摂取を増やす。
②豆類やナッツのような植物性タンパクを増やす。
③無精製の穀物(炭水化物)を食べる。
④乳製品は、脱脂乳や低脂肪にこだわることはないが多量に摂らない。
⑤葉酸をはじめとするビタミンB群を摂取する。
⑥野菜や果物、豆類、そしてサプリメントから鉄分を摂取する。
⑦糖分の多い清涼飲料水は避ける。
⑧食べ過ぎに注意し、毎日穏やかな(過激にならない)運動を続け、適正体重を維持する。
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妊娠を促す健康補助食品!?
『和漢研の食』(和漢生薬研究所) |
これは、霊芝の血流改善作用と、海魚で唯一の“薬用魚”といわれるサバのペプチドの特殊構造(分子量が小さく吸収しやすい、理想的なアミノ酸バランス)による成長ホルモンの分泌促進などが影響しているものとみられます。
妊娠を望まれる方、ご夫婦でご一緒にお試しを!
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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