2016年12月21日水曜日

体を酸性にする要因

がんは“酸性”の環境が好き!

 生活習慣や毎日食べるものによって、私たちの体はアルカリ性寄りにも、また酸性寄りにもなります。これが、がんをはじめとした現代病を引き起こす要因となりうることをご存知でしょうか。中でがんは、酸性寄りの体を好むと言われています。

 私たちの体の調子の良いときはアルカリ性寄りの状態です。体が酸性状態に変わると、そこはがんが発生しても敵が少なく、がん細胞の棲みやすい環境につながってしまうのです。


血液のpHバランスの重要性

 私たちの血液の正常なpHの値は、6.8から7.8の範囲で調整されています。検査値では、pH7.35~7.45の間が基準値とされており、血液は弱アルカリ性が一番良い状態とされています。体の中では、うまくバランスをとってこの状態をキープしています。
 しかし、この状態がほんの少しでもずれると、体の機能は悪い方向へ傾きやすくなります。体全体がpH7.7以上のアルカリ性になるとけいれんなどの症状が起き、逆にpH7.0以下の酸性だと昏睡症状が現れたりするようになります。小数点第一位のずれも私たちの体は乱すことを許されないのだということを知っておきましょう。そして、がん細胞は体の部分的にpH5程度の酸性が強くなることでそこから増殖しやすくなってしまいます。
 私たちの兼ね備えた自然治癒力が最も強力になるのは、pH7.35~7.45と言われています。この数値を維持することが大切になってくるのです。

●pHとは水素イオン(濃度)指数のことで、日本での読み方は現在ピーエッチと定められていますが、ペーハーの読みも一般的には多く用いられています。水溶液中のpHの値が小さいほど水素イオン(H+=電子を持たない)の濃度が高いことを示し、pHの値が1変化することは水素イオン濃度が10倍または10分の1異なることを意味します。酸性の場合、水素イオン活量(H+)が水酸化物イオン活量(OH-)より大きくなり、中性の場合は水素イオン活量と水酸化物イオン活量とが等しくなり、そしてアルカリ性の場合は水素イオン活量より水酸化物イオン活量が大きくなります。pH13というのは中性(pH7)の106倍の電子が入っているということです。
●血液を弱アルカリ性に保つためには、いかに多くの電子、例えばマイナス水素イオン(H-=電子を2個持つ)を体内に取り込むことができるかがカギということになります。

現代社会の生活は酸性に傾きがち

現代生活は、ストレスが多く、ファストフードで食事を済ませたり、寝不足運動不足がちだったりと、どうしても体が酸性に傾きやすい傾向にあります。
 いかに日々の生活を正して、自分の体の機能を正常に保った状態を維持できるかが、がん予防だけでなく様々な疾患になるリスクを下げることにつながります。まずは、日常的に自分の感じている不調を認識し、少しずつ改善、解決していくことから始めてみましょう。

■血液を酸性にする要因と対策


以下のような日常生活が原因で、血液が酸性に傾いてしまいます。

アレルギーなどの炎症を放置する

炎症の5大兆候「発赤、腫脹、発熱、疼痛、機能障害」が起こると、血液は部分的に酸性になります。アトピー性皮膚炎のようなアレルギー反応、頭痛・腰痛のような痛みの反応を放置したり、長期間改善されないまま放置したりすることも、血液を酸性側に傾ける要因です。

農薬や添加物、汚染による毒素を溜める

体内の毒素の排泄がうまくできていないと血液は酸性に傾きやすくなります。大気汚染物質、農薬、食品添加物、海洋汚染物質も体からできた毒素同様に酸性に傾ける要因になります。また、便秘も酸性の原因の一つ。

ストレスが多い

過度なストレスは、それが精神的なものであっても肉体的なものであっても、交感神経を優位にし、大量の活性酸素を発生させて血液を酸性に傾けます。

糖質過剰

血液中の糖分はミトコンドリアで酸素と反応してエネルギー産生に主に使われますが、糖質が過剰になると、無酸素でエネルギーを作るために、乳酸が作られやすくなります。乳酸が溜まると、細胞および組織は酸性に傾きやすくなるのです。特にがん細胞では、この反応が進行しやすく、がん細胞が多いほど酸性の環境を作りやすくします。また、酸性になると免疫機能がうまく働かずがん細胞が増殖し続けてしまいます。さらに、糖はがんのエサです。清涼飲料水、お菓子などの糖分摂取は控えることが大切です。


浅い呼吸

呼吸が浅いと血液の中に二酸化炭素が溜まりやすくなって、血液が酸性に傾きます。上記の無酸素エネルギー産生反応を進行させやすくもなります。腹式呼吸で肺の隅々に空気を行き渡らせるような深い呼吸を心がけましょう。

アルカリ性食品、厳選した良い食材を

食品に含まれるミネラル成分のうち、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどはアルカリ性を示します。これらは、大豆、海藻、野菜、果物、きのこなどに多く含まれます。
 またミネラルのうち、硫黄、塩素、リンなどは酸性を示します。これらは肉類、魚、穀類に多く含まれます。いずれも農薬や汚染物質、ホルモン剤、抗生物質には要注意!


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食材や生薬には酸性・中性・アルカリ性などの性質のほか、体を温めるもの(温)と体を冷やすもの(寒)、そして常用により温寒のバランス調整作用のあるもの(平)といった特性があります。
 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」に配合した四系(赤芝・黄芝・白芝・黒芝)は、すべて“アルカリ性の平”の薬能・薬理を持っています。
 つまり、毒性がなく、特定の部位に限定されずに体を正常化する作用が期待できるのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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