内臓を冷やす生活習慣とは
どんな健康法を実践していても内臓の温度を上げなければ意味がない、とまで言われる「内臓温度」ですが、なぜ冷やすとよくないのでしょうか?内臓温度とは、その名の通り、体の奥にある内臓の温度のことで、適温は37~38℃程度で、体表面温度よりも1~2℃高いのがふつうです。内臓温度が37℃よりも低くなってしまうと内臓の動きが悪くなり、便秘や免疫機能が低下したり、太りやすくなってしまったりと、様々な体への悪影響が出始め、健康とはいいがたい状態になってしまいます。したがって内臓を冷やさないようにすること、内臓を温めて内臓温度を適温に保つことが健康な体の必須条件なのです。
内臓を冷やしてしまう間違った生活習慣(NG行動)
生野菜は体を冷やす
原因は生野菜に含まれているカリウムです。カリウムには大きな利尿作用があり、尿の排泄と一緒に熱を下げてしまいます。また、生野菜にはたくさんの水分が含まれていることも体を冷やす原因となります。
ヨーグルト
それ自体は腸内環境を整えてくれるという良い働きを持っていますが、原料である牛乳には体を冷やしてしまう作用があると言われています。食べるタイミングがポイントです。朝は1日の中で最も体温が低いタイミングなので、できれば夜に食べることをお勧めします。朝に食べるなら体を温める食べ物・飲み物を摂った後に食べましょう。
温かい飲み物≠体の温度が上がる
牛乳を温めて飲んでも体は温まりません。コーヒーや緑茶も、一次的に体が温まっても内臓温度は下げてしまいます。コーヒーやお茶に含まれるカフェインにも利尿作用があり、体を冷やしてしまうと言われています。温かい飲み物以外にも、豆乳や白ワイン、ビール、南国フルーツジュースなども熱を下げてしまう飲み物なので、摂るタイミングや内臓を温めるものを摂取することを意識する必要があります。
足湯
一次的に温まっても、湯から足を出すと一気に足先の血管から熱が逃げてしまい、結果的に体を冷やすことになります。
熱いお風呂
熱くしても長い時間浸からないと体の芯までは温まりません。42℃以上のお風呂に入る人は結果的に体が速く冷えてしまうことが分かっています。38℃から40℃の少しぬるめのお湯に15分から20分程度浸かることをお勧めします。
(出典:https://www.youtube.com/ 健康チャンネル)
■内臓温度を上げるメリット
◆ 基礎代謝が上がる
1日の消費カロリーの約60%を占める基礎代謝の低下は、太りやすくなり、血流の悪化でむくみや肩こりにもつながります。内臓温度が上がると基礎代謝も向上し、肥満やむくみ・肩こりも解消されます。ちなみに内臓温度が1℃下がると基礎代謝は12~15%下がります。加齢とともに基礎代謝は低下しますので、気を付けましょう。
◆ 免疫機能がアップ
内臓温度が上がることで血流が良くなり、結果的に白血球が活性化して免疫機能が上がります。血液中の白血球は、体の中の異物を見つけて素早く倒すという機能を持っていて、体の中をパトロールしてくれています。
◆ がんのリスクを減少
実はがん細胞は健康な人でも1日に5000個ほどできていると言われています。白血球は日々がん細胞と闘っています。がん細胞は35℃くらいの低温が大好きですが、体温が1℃下がると免疫の働きは30%も低下すると言われています。内臓温度の低い人が温度を1℃上げることで、1日約1500個程度のがん細胞が消滅します。
◆ 心筋梗塞、脳卒中予防
これらは寒くなると増えると言われていますが、内臓温度を上げることで血管内皮機能の改善、血管新生作用につながり、心筋梗塞や、脳卒中の原因となる動脈硬化を防いでくれることがわかっています。
◆ 老化予防
人は呼吸によってたくさんの酸素を取り込みエネルギー産生につなげていますが、その過程で老化の原因となる活性酸素も作り出してしまいます。1日に取り込んだうちの約2%が活性酸素になりますが、これが血管や皮膚の老化、シワ、シミを作り出してしまうのです。内臓温度を上げ、抗酸化作用を働かせることで活性酸素が減り、新陳代謝を促進して老化を防ぐのです。
【内臓温度の簡単な測り方】
正確な温度は病院で測る必要がありますが、家でも簡単に内臓温度を確かめる方法があります。片方の手のひらをへその上に、もう片方の手のひらはへその下に当てる。この時に上のほうが下よりも冷たければ、内臓温度が低い証拠。また、右表の項目で3つ以上気になるものがあれば内臓が冷えている可能性があります。
【内臓温度を上げるために】
熱を体の隅々まで運ぶ役割は毛細血管の働きによるもの。毛細血管を強くして血流を改善することで内臓温度を上げることができます。
康復医学学会では、血流の改善に生薬「HM-3000(特系霊芝)」を日常的に摂ることをお勧めしています。また、「ヒハツ」というスパイスには毛細血管を強くしてくれる「ピペリン」という成分が多く含まれていることが知られています(1日1g、小さじ1/2で十分)。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
0 件のコメント:
コメントを投稿