血栓予防月間(1月20日~2月19日)
日本ナットウキナーゼ協会では、血栓症で亡くなる方の最も多い1月(厚生労働省 人口動態調査より)に「20=ツーマル=詰まる」の語呂合わせから1月20日を「血栓予防の日」と制定。この日から1カ月間を「血栓予防月間」とし、血栓の予防を積極的に啓蒙しています。
血栓症とは、血管が血栓で詰まることにより臓器に血流が流れなくなることを言います。その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる場所により、脳梗塞や心筋梗塞と分類されます。飛行機に乗っている際、狭い機内で長時間同じ姿勢でいることによって起こる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)も血栓症の一つです。
この血栓症、35歳以上の方は特に注意が必要です。厚生労働省の調査によると、35歳以上で発症者数が急増しています(右表参照)。また、現在、日本人の死因の第1位はがん(26.5%)ですが、第2位は心筋梗塞などの心疾患(14.9%)、第3位は老衰(10.6)、第4位は脳梗塞などの脳血管疾患(7.3%)になっています(令和3年厚生労働省 人口動態統計より)。つまり、日本人の10人に2人以上が「血管がつまる・破裂する」ことにより死亡しているのです。
食生活や生活習慣の変化により、現代人は高齢者に限らず若年層でも血液成分のバランスが崩れ、コレステロールや中性脂肪値の多いドロドロ血が増えています。不健康な血液では、血栓ができやすく、血栓を溶かす"線溶系"の働きも弱まります。つまり、現代人は血栓ができやすく、しかもできてしまった血栓が溶けにくい体質になっているのです。
心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症は、血液中にできた血栓が血管を詰まらせることにより起こる病気です。血栓症は多くの場合、自覚症状の無いまま突然発症し、その症状は急速に悪化します。たとえ命を取り留めたとしても再発の恐れや重大な障害をもたらします。
ある日突然襲ってくる血栓症に対し、何よりも大切なのが"予防"です。血栓を作らず、できてしまった血栓を溶かす体質になるためには、運動や食事による生活習慣の改善が必要です。
(出典:http://j-nattokinase.org/)
■血栓の形成要因
ウィルヒョウの三要素
ルドルフ・ルートヴィヒ・カール・ウィルヒョウはドイツ人の医師で、白血病の発見者として知られています。彼の研究により、静脈血栓症の形成に関する三つの要因(血管の障害・血流のうっ滞・血液性状の変化)が突き止められました。これは、彼の名を冠して「ウィルヒョウの三要素」と呼ばれています。
血栓の形成の三大要因
1)血管内皮細胞の損害:
高脂血症、高血圧、肥満、糖尿病、喫煙やストレスなどが原因で血管内皮細胞が傷つき内皮細胞の機能が低下し、そこから血栓が生じる。
2)血流の緩慢
動脈瘤、静脈瘤、心臓内など血流が渦巻く場所や心房細動により血栓が生じやすくなる。ギプス固定や長時間の同じ姿勢による血管の圧迫による血流の緩慢など。
3)血液性状の変化(粘稠度の増加、繊維素溶解活性低下、血液凝固因子の増加
赤血球の凝集、変形能の低下や妊娠・出産時、老齢などでは血液成分が変化しているため血栓が生じやすい。
血管内皮細胞とNO
血管内皮細胞は、微小循環の血流を円滑に維持しています。高血圧や中性脂肪・酸化ストレスの増加は、血管内皮細胞を阻害し、一酸化窒素(NO)などの産生が低下します。すると、血管が収縮、炎症を起こし易くなり、血栓が形成され易い血管になってしまいます。内皮細胞によい運動の種類と目安
内皮細胞の機能を改善させる運動は、少し汗ばむ、中程度の運動が効果的であると言われています。右表のような運動を、週3回以上、合計で週180分以上を目標としましょう。
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NOの産生を促進する「HM-3000(特系霊芝)」
NOは血管の拡張だけではなく、血小板凝集の抑制、酸化ストレスによる内皮障害の抑制、白血球の内皮細胞への接着の抑制など、重要な役割があります。当学会では血管内皮細胞の保護とNOの産生促進には「HM-3000(特系霊芝)」をお勧めしています。その効果に期待がもてます。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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