2024年7月24日水曜日

赤血球

 人工赤血球、臨床試験開始へ

 奈良県立医科大学は、献血で集めた血液のうち、有効期間が過ぎたものなどを再利用して人工的に赤血球を作製し、実際に人に投与して安全性や効果を確かめる臨床試験を、来年度(令和7年度)から本格的に始めると発表しました。実用化すれば、輸血用の血液の不足を補えると注目されています。

 研究グループは、全身に酸素を運ぶ赤血球を人工的に作製し、実際に人に投与して安全性や効果を確かめる臨床試験を、来年度から本格的に始めるということです。

 グループが開発した「人工赤血球」は、献血で集めた血液のうち、およそ1か月とされる有効期間が過ぎたものなどから赤血球の成分だけを取り出し、人工的な膜で包んだものです。

 輸血用の通常の赤血球は“冷蔵保存”する必要がありますが、「人工赤血球」は“常温”でおよそ2年間保存が可能だということです。

 今回の臨床試験では健康な人16人に投与する計画で、その後グループでは投与する人の数を増やすなどして、10年以内の実用化を目指したいとしています。

 担当教授は「実用化できれば、いつでもどこでも輸血ができるようになる。手術や救急医療の現場で活用できるよう、研究をすすめていきたい」と話しています。

【献血の現場は】

 日本赤十字社によりますと、献血された血液からは ▼赤血球 ▼血小板 ▼血漿 の成分に分けて輸血用の血液製剤が作られ、このうち、赤血球の製剤の有効期間は採血後、28日間ということです。このため、日本赤十字社では医療機関への供給量を調整しながら、期間内に使えるようにしていますが、中には期限が切れて廃棄しないといけないものもあるということです。さらに、1人が1年間にできる献血の回数や量には上限があるため、血液製剤を安定して供給するためには、多くの人が継続的に献血する必要があります。

 しかし近年、若年層の献血が減少していて、30代以下は令和3年度までの10年間で、およそ30%減ったということです。また、献血には年齢制限が設けられているため今後、少子高齢化がさらに進むと、血液製剤が不足するおそれがあるということです。

 奈良県赤十字血液センター献血推進課では「少子高齢化によって将来、医療機関に安定的に血液製剤を届けることができなくなり、日本の輸血医療が成り立たなくなることが懸念されていて大きな課題だ」と話しています。

(出典:https://www3.nhk.or.jp/)


■赤血球と血液循環

 赤血球は、体内で1秒間に約100~200万個、1日に2000億個が常につくられています。したがって、赤血球がつくられる仕組みが破綻した場合、容易に貧血になってしまいます。体内には20兆個の赤血球がありますが、赤血球が少なすぎると十分な酸素が運ばれず貧血になり、多すぎると血液が粘っこくなり、血栓症の危険性が高まります。このため、体内では赤血球を適切な数に調整する仕組みがあります。

 赤血球の主な役割は、肺から取り込んだ酸素を全身の組織に運ぶことです。実際には、赤血球はヘモグロビンに結びついた酸素を体のすみずみまで運びます。

 赤血球の内容の大部分はヘモグロビンです。ヘモグロビンにはヘム(ポルフィリンと鉄から生合成される)があり、ヘムに含まれる鉄に酸素が結びつくことによって、赤血球は酸素を運ぶことができます。

 赤血球の酸素を運ぶ能力は、血液中のヘモグロビン濃度で決まります。人体のすべての細胞にとって、ミトコンドリアにおけるエネルギー産生のために酸素が必要なのです。

 赤血球は白血球・血小板と共に骨髄でつくられます。元になる細胞は骨髄中の「多能性造血幹細胞」で、骨髄内で増殖・分化を繰り返して形成されます。赤血球の寿命は約120日。古くなった赤血球は、最終的に脾臓のマクロファージによって処理されます。

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霊芝の赤血球・血液循環への影響

 康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」。この霊芝は、赤血球及び血液循環に対して、主に以下のような作用が確認されています。

〇赤血球変形性の改善 〇集合性の低下 〇血栓形成の予防 〇組織酸素供給の向上 〇毛細血管の口径と密度の調整 〇血漿粘度の低下 〇2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)の産生促進 〇血管内皮細胞の増殖促進 〇血圧の降下 〇血糖値の降下など

 これらの作用により、以下の病態への予防・対応が可能になります。

▼赤血球の老化と機能低下 ▼血栓形成症 ▼組織の酸欠 ▼血中脂肪含量の上昇 ▼毛細血管密度の減少 ▼新陳代謝の低下 ▼血漿粘度の増加 ▼血圧の上昇 ▼血糖値と糖化ヘモグロビンの上昇 ▼血管壁の障害など

「HM-3000(特系霊芝)」の効能は、上記の血液循環への影響の他、免疫系への様々な影響、抗酸化作用、その他(補肝・造血促進・生存期間の延長・鎮静・鎮痛作用など)が認められており、それぞれに関連するエビデンスによって実証されています。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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