2026年1月28日水曜日

血液の健康

 水を飲んでも血液サラサラにならない?

 世間では「水を飲めば血がサラサラになる」と信じられ、こまめに水分を摂るよう奨励されています。確かに、水は生きていく上で不可欠なもので、三日間水を飲まなかったら死んでしまいます。しかし、何にでも適量というものがあり、植木も水がなければ枯れますが、水をやり過ぎても根が腐ります。「過ぎたるは及ばざるが如し」で、人体も水を摂り過ぎると、様々な問題が起こるのです。

 たとえば、人間の体温は暑い場所でも寒い場所でも変わりません。血液中の水分量は腎臓が調節するので、水をたくさん飲めば、それだけ排尿が多くなり、逆に水を飲まなければ、尿は濃く、少なくなります。つまり水分の摂取量を増やしても、血液の中の水分の量は変わらないのです。これがホメオスタシス(恒常性の維持)といわれる人体の働きです。

 人は年をとるにつれ、頻尿や口の渇きなどの水分代謝の異常症状が表れます。これを中国医学・漢方医学などでは「水毒」といい、必要な組織(細胞内)に水が足りず、不必要な組織(細胞外=胃袋、皮下、細胞と細胞の間など)に余分な水がたまっている状態と捉えます。年をとると、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症が起こりやすいので、西洋医学では水分を多く摂るよう指導します。しかし、皮膚に弾力性がなくなってシワが表れるように、胃や腸などの内臓も、弾力性を失いダラリとしてきます。水をたくさんとっても、下垂している胃腸に水分がたまるだけで、血液には吸収されにくいのです。それどころか胃腸にたまった余分な水分は体全体を冷やし、様々な臓器の機能を低下させたり、血栓を作りやすくさせたりするという側面もあります。なぜなら血栓ができるのは、"冷え"が大いに関係しているからです。水を冷やすと氷になるように、人体内の物質も冷やすと硬くなるのです。水には万物を冷やす作用があるため、体が冷えると体内の余分な水を排泄して"冷え"から逃れようとします。風邪をひくと鼻水やくしゃみが出たり、寝冷えすると下痢(水様便)をしたりするのは、すべて余分な水を捨てて体を温めようとする反応です。

 動物は「前もって水を飲んでおこう」などと考えません。ノドが渇いたときだけ水を飲みます。人間だけが「1日2リットルの水を飲むように」などといわれ、飲みたくないのに飲んだ結果、不健康になってしまっているのです。

 真の「血液サラサラ」を目指すには、適切な水分補給に加えて、以下のような総合的な生活習慣の見直しが不可欠です。

食生活の改善:脂質の多い食事を控え、青魚や納豆、玉ねぎ、緑茶など、血液サラサラ効果が期待できる食品を積極的に摂りましょう。

適度な運動:定期的な運動は血行を促進し、血中の脂質や糖の代謝を助けます。

その他の生活習慣:禁煙やストレス管理も、血管の健康を保つ上で重要です。

 バランスの取れた食事や運動習慣など、総合的なアプローチが健康な血液と血管を維持するための鍵となります。

(出典:Dr.石原の自然療法 http://ameblo.jp/ishihara-yumi/ 他)


■血液の健康は微小循環の改善から

ドロドロをサラサラに変えられるのは「酵素」だけ!

 そもそもドロドロ血液とはどんな状態かというと、赤血球が2個以上つながった状態を指していて、画像でいうと右側です。このように赤血球がくっついた状態をルロー(連銭形成)といいますが、赤血球は2個つながっただけでも微小循環血管には入るのが困難です。

 ルローがさらに悪化して、赤血球が球状になったものをアキャンソサイトといいます。そこまで行くと重症で、微小循環が悪化し、全身に酸素も栄養素も運ばれず、組織は飢餓状態になります。ほとんどの病気が微小循環不良から起こるといっても過言ではありません。

ドロドロの原因、そしてルローをほどくカギとは!?

 本来、ひとつひとつ独立しているはずの赤血球がくっついてしまう原因は、血液内の液体成分が高タンパク状態になったり、酸化油脂などの悪い油や糖化タンパクが増えたりすることにあります。今回の通信1枚目にあるように、いくら水を飲んでもサラサラにはならず、かえって悪影響をもたらすことにもなります。この赤血球のルローをほどく力は「酵素」にしかないのです。体内では代謝酵素が働きますが、食物酵素も体内で吸収され、血中でルローをほどきます。酵素の入った食事(「生」の食物と「発酵食物」)が効果的です。

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サラサラだけではダメ、微小循環の改善が重要!

 微小循環を改善することが、あらゆる病気の予防および治癒に影響します。

 血液の質をサラサラにすることはその条件の一つにすぎません。血液の機能にも注目する必要があります。

 微小循環血管を改善し、血液の機能を高めるのが、康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」です。HM-3000は細動脈・細静脈と微小循環血管の接合部分にある括約筋の柔軟性を促し、さらに赤血球が運んできた酸素をヘモグロビンから切り離して全身の組織に届ける機能を改善します。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン


2026年1月21日水曜日

正しい味覚を

 子どもの正しい味覚を育む

「子どもの味覚は3~5歳までに決まる」と言われています。この時期の食体験は、生涯にわたる食の好みや健康的な食生活の基盤を築く上で非常に重要です。

1. 味蕾の発達

 味覚は、主に舌の表面にある「味蕾」で感じます。味蕾の数は、実は生まれた時が最も多く、約1万個あるそうです。大人の約7,500個と比べると、乳幼児がいかに味に敏感であるかがわかります。3歳頃までは味蕾の数が最も多いため、味覚の「黄金期」と言われます。この時期の様々な味覚経験が、味覚の幅を広げる上で極めて重要です。

2. 脳への記憶蓄積

 味蕾がキャッチした「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の五つの基本味の情報は、脳に送られ、「おいしい」「まずい」といった記憶として蓄積されます。子どもは本能的に、エネルギー源となる「甘味」や、体の調子を整えるミネラルを含む「塩味」、たんぱく質の元となる「うま味」を好みます。一方で、腐敗物や毒物を示すシグナルである「酸味」や「苦味」は、本能的に避ける傾向があります。様々な食材との出会いと経験で、子どもは安全な食べ物を学習し、徐々に酸味や苦味も受け入れるようになります。

3. 味覚の発達段階

 離乳食期(生後5、6ヶ月頃~)は母乳やミルク以外の味に初めて出会う時期。味覚が非常に敏感で、様々な味を受け入れやすい時期です。まずは出汁などの活用で「うま味」に親しませ、徐々に素材そのものの味を経験させましょう。幼児期(1歳半頃~)は好き嫌いがはっきりしてくる時期。4~5歳で好き嫌いのピークを迎えます。この時期に様々な食材や調理法に触れることが、味覚の幅を広げ、豊かな食生活の土台を築きます。


正しい味覚を形成するための7つの注意事項 :

薄味を基本に幼児期に濃い味に慣れてしまうと、素材の繊細な味が分からなくなり、将来的に生活習慣病のリスクを高めます。

多様な食材の経験旬の食材は栄養価が高く味も濃いため、積極的に取り入れましょう。様々な食材の味や香り、食感に触れることで、味覚の幅が広がります。

うま味の活用昆布やかつお節などの出汁に含まれる「うま味」は、他の食材のおいしさを引き立て、満足感を与えます。うま味を上手に使えば、塩分や糖分を控えられ、薄味でも満足できる味覚が育ちます。

加工食品やインスタント食品は控えめに加工食品は味が濃く、添加物も多いため、日常的に食べるのは避けましょう。

食事の時間を楽しむ家族みんなで食卓を囲む「共食」は、子どもが食事に興味を持つきっかけになります。楽しい雰囲気が食べることへのポジティブなイメージを育みます。

無理強いしない苦手な物を無理に食べさせると、その食物に対して嫌な記憶が結びつき、ますます嫌いになってしまいます。

おやつの与え方に注意甘いお菓子やジュースの摂りすぎは、味覚のバランスを崩し、食事に影響を与えることがあります。

 子どもの味覚形成は、日々の食生活の積み重ねです。焦らず、様々な「おいしい」体験をさせることが、生涯にわたる健康と豊かな食生活の何よりのプレゼントとなるでしょう。


■味覚をダメにする"黄金トリオ"

 ご家庭の料理に「だしの素」を使っている人は多いと思います。かつお節や昆布でだしを取る必要もなく、だしカスも出ません。なぜ小さじ一杯で、しっかり"オイシイ"だしが取れるのでしょうか。

 実は食品添加物が大活躍しているのです。インスタント食品の「味の黄金トリオ」、つまり、「①食塩+ ②化学調味料+ ③たんぱく加水分解物」の作り出す濃い味です。これにかつおエキスなどで香りを付けたものがだしの素です(上表参照)

「化学調味料」は近年評判を落としているので「うま味調味料」などと改名しています。成分表示では「調味料(アミノ酸等)」となりますが、日本ではこの一括表示名が許されています。実際の物質は何種類使っているかわかりません。

 左表は、かまぼこに使われている実例です。

「たんぱく加水分解物」:加水分解とは、酸またはアルカリの水溶液で分解するという化学用語。消費者に分かるよう「たんぱく質塩酸分解物」と表示してほしいものです。使われるたんぱく質は、大豆、小麦グルテンなどの植物性と、肉、魚などの動物性があります。植物性は主に和風の味に、動物性は洋風・中華風のコクのある味に使われます。たんぱく加水分解物を一般の人に味見してもらうと、まず、その異臭に驚きます。でも舐めてもらうとスナック菓子やラーメンの味なので、またビックリするようです。

 アレルギー問題に詳しい専門家は、たんぱく加水分解物を配合したスナック菓子やだしの素が、子供のアレルギーの原因となっている可能性があると警告しています。

 また2009年、欧州食品安全機関は、日本の醤油を回収、輸入禁止措置を取りました。それはたんぱく質の分解に塩酸を使うことで発生する「MCPD」という塩化化合物が欧州の安全基準を上回る数値で検出されたからです。日本ではたんぱく加水分解物は添加物扱いではなく、食品材料としての表示が認められているため、使用規制がありません。

「食塩」も安い精製塩が大量に使われることがほとんどで、味の濃いオイシイ調味料に一役買っています。精製塩の摂り過ぎによるリスクは皆さんご存知の通りです。

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 康復医学学会では、魚由来のコラーゲンをベースに昆布と椎茸を加えた無塩・無添加の天然だしの開発・商品化に協力しています。本物のうま味で、日本人の味覚を取り戻しましょう!


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2026年1月14日水曜日

歯周病

 歯周病について、ウソ、ホント!?

 痛くないから歯周病ではない × :歯周病はかなりひどくなるまで痛みなどの自覚症状がありません。歯のぐらつきは、歯周病が進行して歯を支える歯槽骨が溶けた状態(骨吸収)。自然再生・回復ができない不可逆性の段階ですが、それでも痛みを感じない人さえもいます。

 歯周病は高齢者の病気 × :30歳以降から疾患率が上がります。55~64歳は骨吸収の進行している人が最も多いゾーン。65歳以上になると歯周病で歯が抜けてしまっている人も多いので、歯周病の患者数としては低下します。

 毎日歯を磨いているので問題ない :磨き方によります。「ちゃんと磨いている」と思っていても、プラークチェックをすると磨けていない人が大半です。また、歯ブラシだけでは全体の40%ほどしかきれいにできないという報告もあります。

 歯ぎしりも歯周病の原因 :主な原因は歯周病菌ですが、歯ぎしりや食いしばりが強いと歯ぐきや骨に損傷を与えるほか、炎症がひどくなって歯周病の進行を速めます。特に影響を受けやすいのが奥歯。歯ぎしり対策にはマウスピースを。食いしばりは仕事などに集中しているときに起きやすいため、食いしばりを意識できるようなセルフコントロールをお勧めします。

 子供の頃から虫歯が少なく、歯も強いので歯周病にもなりにくい × :虫歯が少ない人は歯周病菌が多いとも言われています。加えて虫歯になりにくい人は、長年歯科に行っていないというケースが珍しくありません。気づかないうちに歯周病が進んでいたということも多いので、虫歯と歯周病は別問題と捉え、歯科検診を受けるべきです。

 歯周病対策の歯科医院での歯石除去は3カ月に1回で良い :歯に問題がなければ良いのですが、歯周病を指摘された方は1~2カ月に1回の通院を。

 歯肉からの出血は強く磨きすぎることが原因 :強さの基準は人それぞれ。出血がわずかでも続くようなら、歯肉炎や歯周炎の進行と捉え、歯科でチェックを受けましょう。

 洗口液で口腔内の殺菌ができる :クロルヘキシジン(薬剤)が入っている洗口液は、口内のプラークを殺菌します。歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスと並び、セルフケアの一つとしましょう。但し、歯周病予防にはなりますが、治療には役立ちません。

 歯が抜けてもインプラントという手がある × :インプラントをしても、歯周病のケアができていないと、インプラント周囲炎が起こり、高額な費用をかけたインプラントが抜ける可能性があります。歯周病の人は、万全なプラークコントロールを行った後にインプラントを検討することになります。さらに歯周病であるということは、これまでのケアが間違っているということなので、その見直しも欠かせません。

 親知らずは歯周病の原因になる  :親知らずが横に生えている場合、歯周病になりやすく骨吸収が起こりやすいので、早めに抜歯を。

 死ぬまでおいしく食事をするためにも歯を大切に。

(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)


■歯周病が全身に及ぼす影響

【狭心症・心筋梗塞】:動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、別の因子として歯周病原因菌などの細菌感染がクローズアップされてきました。歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が出来血液の通り道は細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり、血管の細いところまで運ばれて詰まります。

【脳梗塞】:脳梗塞は、脳の血管のプラークや、頸動脈や心臓から飛んできた血の塊やプラークによって脳血管が詰まる病気です。歯周病の人は2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要です。

【糖尿病】:歯周病は以前から糖尿病の合併症の一つと言われ、糖尿病の人は歯肉炎や歯周炎にかかっている率が高いという疫学調査が複数報告されています。さらに最近、〔歯周病⇒糖尿病の症状悪化〕という逆の関係もわかってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっているのです。歯周病治療で糖尿病が改善する例も多いようです。

【妊娠性歯肉炎】:一般に妊娠すると歯肉炎にかかりやすくなります。妊娠中は特に気をつけましょう。また、まれに「妊娠性エプーリス」(良性腫瘍)ができる場合もあります。

【低体重児早産】:妊娠している女性が歯周病の場合、低体重児および早産の危険度が高くなることが指摘されています。これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかといわれています。その危険率は実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。


歯周病と動脈硬化予防

 歯周病の予防とはいえ、歯の磨きすぎはよくありません。歯や歯茎を傷つけ、口臭の原因にもなります。歯茎から血が出た時は歯周病が疑われ、放置していると歯が抜けたり、全身疾患を引き起こす恐れもあります。また、歯磨き剤は、フッ素ラウリル硫酸ナトリウム界面活性剤など、毒性が認められている成分が含まれていないものを選びましょう。

 康復学会が推奨する『秀真はみがき』(和漢生薬研究所)にはこれらの成分は配合していません。歯茎の血流を促すとともに歯自体も白くします。

 そして、動脈硬化の予防には、生活習慣が大きく影響します。バランスの良い食事と節制、軽い運動などを習慣化しましょう。当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は血管と血流の改善に多くのエビデンスを有しており、動脈硬化改善の実績があります。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

2026年1月7日水曜日

アルコールと健康

 酒に弱く進化した日本人の遺伝子?

“新年明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします”

 さて、年末年始、飲み過ぎてはいませんか? 日本人の中には、いわゆる「下戸(げこ)体質」の人が少なくありません。これは単なる体質の違いではなく、数千年という長い時間をかけた「進化」の結果であることが、近年の遺伝子研究で明らかになってきました。

 体内でアルコール(エタノール)が分解される過程には、主に2つの酵素が関わっています。

1.アルコール脱水素酵素(ADH1B):エタノールをアセトアルデヒドに分解する。

2.アルデヒド脱水素酵素(ALDH2):アセトアルデヒドを無害な酢酸に分解する。

 特に重要なのが、有害物質「アセトアルデヒド」を分解するALDH2。日本人を含むモンゴロイド系の人には、ALDH2の働きが生まれつき弱い「低活性型」や全く働かない「不活性型」の遺伝子を持つ人が多く(日本人では約44%)、このタイプは、ALDH2の働きが弱いもしくは無いため、アセトアルデヒドが人の体内に蓄積しやすくなっています。

 アセトアルデヒドは、「悪酔い(顔の紅潮、吐き気、頭痛、動悸など)」や「二日酔い」の原因物質です。また、この物質は発がん性が指摘されており、DNAを傷つけることで食道がんなどのリスクを高めることがわかっています。理化学研究所などの研究では、日本人の遺伝情報の解析結果により、アルコールに弱い体質をもたらす遺伝子変異が、過去数千年の間に自然選択によって集団内に広まってきたことが示唆されています。これは、酒に弱いという形質が、日本人の祖先にとって何らかの生存上の利点をもたらしたことを意味します。

 有力な仮説の一つが、農耕文化との関連です。稲作の始まりといわれる中国の長江周辺は、酒に弱い遺伝子を持つ人々が最も多い地域。水田はかつて、様々な病原体の温床でした。お酒に弱い体質=アセトアルデヒドがたまりやすい体質が、日本住血吸虫やハマダラカ(マラリアを媒介)、赤痢アメーバなど特定の感染症源に対して抵抗力を持つという有利な点があったのではないかと考えられています。また、縄文人と弥生人の遺伝的背景もあるとみられています。ALDH2の働きが弱い遺伝子を持っていなかった縄文人に対し、大陸渡来の弥生人がこの遺伝子を持ち込み、混血により日本列島に広がったとみられています。

 北海道や沖縄に酒豪が多く、近畿や中部に下戸が多いという地域差も、この歴史的背景で説明できるかもしれません。お酒の強さ弱さは、生まれ持った遺伝子によって決まっており、後天的に変わることはありません。無理な飲酒は、急性アルコール中毒だけでなく、長期的に見てもがんなどのリスクを高める危険な行為です。近年の遺伝子解析技術の進歩は、日本人がなぜ酒に弱いのか、その進化の道のりを解き明かしつつあります。この知見は、私たち一人ひとりが自身の遺伝的体質を理解し、より健康的な生活を送るための道標となります。お酒との付き合い方を考える上で、自らの「ルーツ」に耳を傾けることが重要です。

(出典:https://toyokeizai.net他)


■アルコールによる健康への影響

 アルコールは、心臓の働きを強めることも弱めることもあり、血管を収縮させて血圧を上げたり、反対に拡張させて血圧を下げたりすることもあります。こうした変化とその程度は、長年飲んでいるかどうか、毎日かそれとも時々か、1回の量、体質(感受性)の差などによっても異なります。

アルコールと高血圧

 アルコールは長い間、飲み続けると、血圧を上げ、高血圧症の原因になると考えられており、多くの研究で、高血圧症になるリスクも高まることがわかっています。

 血圧が上がる理由については、血管の収縮反応が高まるほか、心臓の拍動を速める交感神経の活動、腎臓からマグネシウムやカルシウムが失われるため、などが言われています。

アルコールと不整脈、虚血性心疾患

 お酒を飲み過ぎた翌日、大きな心臓の拍動を感じたり、心臓が空回りをするように落ち着かなかったりする感じは不整脈です。アルコールが心筋の自動能(心筋は自発的に興奮)を亢進し、上室性頻拍一過性心房細動非持続型心室頻拍といった頻脈性不整脈をおこすと考えられています。そして、不整脈が原因で心臓で血栓が形成される心原性脳塞栓のリスクが高まります。また、飲酒が原因でLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪が上昇すると、血管壁に付着して血管を詰まらせたり、血管内のプラークと呼ばれる脂肪などの固まりが破れて血栓ができたりして、虚血性心疾患の原因になります。

 飲酒の習慣は一朝一夕に改善することが難しい問題ですが、「飲酒は血流の低下や心臓に負担がかかる」と認識して対策を講じることが必要です。

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 康復医学学会の研究素材「HM-3000(特系霊芝)」は、多量のアルコールにより誘発された心臓・肝臓の過酸化脂質を抑制する作用が認められており、アルコール誘発性脂肪肝や肝硬変を防ぐことが期待できます。特に、まだ肝機能の重大な損失を経験していないアルコール性肝疾患の初期段階での人々にとっては大いに有益です。

 また、飲酒により心臓の負担が増加してうっ血傾向にある人の場合は、特に心臓に戻る静脈血が滞りやすくなるので心機能を高めることが大切です。康復医学学会のお勧めする補酵素「コエンザイムQ10」にはミトコンドリア賦活効果(ATP合成の効率を向上させる効果)があり、心機能を高めます。

 そして、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進、二日酔い防止、肝機能障害予防の各作用が認められています。事前に飲んでおくことをお勧めします。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン