長期の避難生活でストレスが病気を誘発
東日本大震災で特に大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県沿岸部の自治体で、震災後1カ月間の
避難所への救急搬送の出動件数が少なくとも計1556件に上ることがわかり、避難所への出動が全体
の6割を占めた自治体もあるそうです。避難所生活で体調を崩して死亡する被災者も出ているとのこと
です。福島県の相馬地方広域消防本部の担当者は「避難所を巡回診療している医師の話では、口の
中の衛生状態が悪化している人もいるといい、避難所生活が長期化すると誤嚥(ごえん)性肺炎な
どが起きる恐れがある」と危惧しているようです。
◇震災2週間後くらいに避難所生活の疲れから脱水症状などで搬送される人が多かったが、避難所生
活が長期化した場合、再びピークが来るのでは、と懸念する。(宮古地区消防本部)
◇避難所から容体が急変して運ばれるケースが多く、4月中旬になっても続いている。(釜石大槌地区
消防本部)。
避難生活も長期化で心配される病気が増える傾向にあります。
「精神的負担などから睡眠不足が続くと交感神経が緊張状態となり、血圧の上昇を招く。さらに脱水
などから血が固まりやすくなり、脳卒中や心筋梗塞の原因となる」(自治医大循環器内科教授)。
また、インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染症や、がれきの撤去や家屋の片づけの際、乾燥し
たヘドロが空気中に舞い、細菌や化学物質を吸い込むことで肺炎を発症する恐れも指摘されています。
「粉じんが多い場所を避け、マスクを着用するように」(石巻赤十字病院呼吸器内科部長)と呼びかけて
います。そして、毎日揺れることに対しての不安、先行きの不安などの悪循環、思うようにならに事に対
する不満ストレスなども重なっています。阪神大震災で孤独死について調査した神戸大大学院教授は、
「避難所生活の身体的、精神的ストレスは心臓疾患などを起こりやすくさせる。避難所でプライバ
シーを確保できる環境を整えるか、仮設住宅への早期の移転が必要だ」と指摘しています。
【毎日新聞】
■グリーフケア ストレスと高血圧
過剰なストレス、特に悲嘆的な精神ストレスや急激なストレスが加えられたとき、交感神経が過度に
刺激され、血圧が驚くほど上がっていることがあります。それをきっかけに脳卒中や心臓病などの発作
が起こることもあります。また、ストレスが慢性的に長く続くことは、交感神経の高ぶった状態が続くこと
で高血圧などの持病を持っている方は特に注意が必要です。
ストレスによる血圧上昇のしくみ
【ストレス型高血圧対策】
ストレスにより血管が収縮し血流が低下している微小循環に対して、毛細血管の入口への影響には、
NO(一酸化窒素)が大きく関わっています。「霊芝」はその血中一酸化窒素産生の促進に期待が
もてます。また、セロトニンが神経伝達物質のアドレナリン・ノルアドレナリン抑制への影響を与えます。
そして「活性ラフマ」はセロトニンの産生に影響を与えることがわかっているのです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
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