2012年5月16日水曜日

気候異変の影響


世紀の天体ショーどころではない!?

中米グアテマラにある9世紀初期今年のマヤ文明遺跡の壁画に、月や惑星の周期を計算したマヤ最古のカレンダーがあります。米ボストン大学などの研究チームが発見し、欧米などではマヤの暦に基づき、世界が滅びるとする「2012年人類滅亡説」がまことしやかに流布していました。しかし、精査したところ、「終末論を裏付けるような計算結果の記述はなかった。逆に、世界には7000年は先があると考えていたようだ」との見解が米科学誌「サイエンス」に掲載されています。

しかし現在、太陽には様々な異変が起っています。
 世紀の天文ショー「金環日食」が日本で広範囲に見られるのは923年ぶりのこと。太陽がリング状になるのは21日午前7時半前後です。学校関係では登校時間を変更したり、独自の観測会を開いたりする学校が増えているようですが、金環日食に盛上がっている太陽には心配事もあります。
 太陽に関しては、4月26日号で極点が「4重極構造」に変化する過程だとお伝えしましたが、今度は、太陽の表面にある巨大な黒点群が地球側に出現し、3月の太陽嵐に続いて再び太陽活動の活発化が予想されているのです。米航空宇宙局(NASA)の研究所によると、巨大黒点群は「AR1476」と呼ばれ、地球の直径の10倍もの幅がある直径96000キロを超す巨大さだということです。
 黒点は磁場の活動によって太陽表面に黒い斑点が観測される現象で、無線信号や衛星通信に障害を引き起こす太陽フレアやコロナ質量放出(CME)の大部分は黒点群で発生しています。周辺では比較的大きな規模の爆発現象「太陽フレア」が発生し、この影響で、地球でオーロラが観測される可能性があるということです。黒点は自転に合わせてゆっくりと移動。肉眼でも識別可能で、NASAはその大きさを「モンスター級」と表現しています。黒点は、磁場の影響で太陽のガスの対流が妨げられてできると考えられており、温度が4000度と、通常の太陽表面温度の6000度に比べて低いため暗く見えるのです。
 太陽活動との密接な関係があり、活発になると黒点が増えるとされています。このような太陽の変異は、地球上に気候変動として大きな影響を与えることが考えられます。


■要注意! 気候変動による様々な影響

太陽に「怪物級の黒点」が出現したことと関連があるかように、昨今異常なまでの気象の変化が見受けられます。日本でもゲリラ豪雨や竜巻など、近年稀に見る異常気象になっています。

太陽フレアによる影響!

黒点の動きから太陽フレアが発生し、その太陽フレアの影響で紫外線の放出量が増えることで、オゾン層は多大な影響を受けます。また、磁場にひずみを生じさせ、強烈な磁気嵐が発生します。そして、以下のようなさまざまな影響が考えられるのです。
◇送電網を遮断させ、停電を引き起こす
◇GPSの精度を低下・停止させる
◇通信障害(電波が正確に届かなくなる)
◇航空機は、飛行ルートの変更を迫られる可能性がある
◇電子機器(携帯電話・クレジットカード決済などに障害が出る可能性)

巨大積乱雲「スーパーセル」

 北関東で起きた竜巻被害は、異常に発達した巨大な積乱雲「スーパーセル」が原因だった可能性が高いことが分かっています。スーパーセルは普通の積乱雲と異なり、上昇する気流と下降する気流が別々の場所で発生します。そして積乱雲の勢力が持続しやすくなり、また、発生する竜巻の威力が強くなりやすいのです。




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 地球が寒冷期だったとき、やはり太陽の4重極構造が見られたといわれています。また、太陽の黒点による磁場のひずみは地球の雲の編成に影響し、気候にも影響を与えると考えられています。そのため、今後もスーパーセルが現れやすく、ゲリラ豪雨、雷、竜巻などの異常気象が予想されています。1時間に80mmlの豪雨があると、首都をも水没させる恐れがあると言われ、“帝都大洪水”も絵空事ではありません。
 また、米国ではすでにエルニーニョ現象が確認され、今夏は冷夏になると指摘しています。日本でも今年の夏は気温が上がらないとの予想もあり、節電に対する心配は少ないものの、私たちの体調や健康面では大いに心配です。
 低温と日照不足は体力を奪い、ストレスを与えます。そして、もう一つ心配なのが「ウイルスによる感染症」です。異常気象時の対策としては、「ルチン」「のど飴」などの備えが得策です。 今回の異常な気候は長期に及ぶ様相を呈しています。是非、異常気象の対策を心がけて下さい。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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