2012年12月28日金曜日

うつと睡眠障害⑦ 対策編


誰でも起りうる「うつ」

クリスマス寒波が到来し、全国各地で今冬の最低気温を更新しています。冷え性の人にとっては睡眠の質を確保するのが大変な季節です。

体の中心部の体温を「深部体温」といいますが、この深部体温、1日の中で、1~1.5度ほど上下します。夕方から夜にかけて最も高くなり、そのあと次第に下がって早朝に最低になります。深部体温が下がるときには、眠気が強くなります。ところが、冷え性の人は血液の循環が悪いため、深部体温を効率よく下げられません。これが冷え性による睡眠障害の大きな原因です。

 そして、冷え性かどうかに関係なく、冬のこの時期に誰でも起こる可能性のある疾患が「季節性感情障害」です。特徴的な症状は、食欲増加、体重増加、睡眠障害などがあり、“冬季うつ”などとも言われます。うつのような症状があるのですが通常のうつ病ではありません。うつ病の場合、食欲がなくなって体重が減り、昼夜を問わず眠ろうとしても眠れなくなります。しかし、冬季うつの場合は逆で、特に午後から夜にかけて炭水化物や甘いものが欲しくなります。また、睡眠の質が低下し日中の眠気も強く、昼寝や居眠りが増えます。日が短くなる秋から冬にかけてうつ傾向が強まり、20~30代の女性に多い病気です。日射量の不足が脳内のセロトニン分泌の低下に関係しています。神経伝達物質の「メラトニン」は覚醒と睡眠の時間が交互にやってくる生体リズムの基礎になる物質です。夜間の睡眠中に脳内分泌量が最大になり、昼間の太陽光で脳内分泌量が抑制されることがわかっています。そのメラトニンの分泌に影響を与えるのがセロトニンです。冬季に限って気持ちが落ちこむ場合でも、冬季だけ職場の環境が大きく変わる場合や年末年始の帰省ストレスを非常に強く感じる人など、気候とは別に落ち込みの原因がはっきりしている場合は冬季うつとは違います。


康復医学の基本 "うつ"と睡眠障害⑦ 対策編

■セロトニン神経を活性する「ラフマ」

ストレスやうつが原因でセロトニン神経の機能が低下し、同時にメラトニン(睡眠ホルモン)が減少すると、「睡眠の質」が悪くなります。リラックスハーブの「ラフマ」には、セロトニンの産生を促し、また、血管に悪影響を与え様々な病気や自覚症状を引起す「ノルアドレナリン」の分泌を調整・抑制する機能があることが認められています。

ストレス CRH*↑ ⇒ 5-HT**↓ ⇒ 精神的自覚症状

【関連する疾患と症状】
パニック障害、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、緊張性頭痛、偏頭痛、不眠、睡眠障害、心因性多飲多食症、拒食症など。
*CRH:ストレスホルモン(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)  **5-HT:セロトニン

ノルアドレナリンとセロトニンへの影響


表:ラフマ錠剤組の短期/長期投与によるノルアドレナリンの変化(ng/g)とセロトニンの変化
*p<0.05、**p<0.01vs対照組

◎セロトニンの産生促進
Ⅰ)メラトニンの産生の促進(睡眠の改善) 
Ⅱ)精神安定
Ⅲ)下行性疼痛抑制系の増進

◎ノルアドレナリンの調整・抑制作用
Ⅰ)心拍数の減少
Ⅱ)血管平滑筋の拡張
Ⅲ)血圧の低下
Ⅳ)睡眠の改善


【睡眠障害対策】
 ストレスホルモンが放出されるとセロトニン神経の機能が低下し、セロトニン分泌が抑制されます。すると、睡眠障害をはじめとする上記のような生体反応が表れます。
 康復医学学会が推奨するリラックスハーブ「ラフマ」は、セロトニン分泌を促し、セロトニン神経に影響を与え、ノルアドレナリンやドーパミンなどの他の神経伝達物質のバランスを整えます


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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