2014年11月12日水曜日

クモ膜下出血

季節の変わり目に増える「クモ膜下出血」

今月11月は「過重労働解消キャンペーン」(厚労省)が実施されています。
 クモ膜下出血は脳卒中の中でも40~60代の働き盛りに発症が多く、過労死の原因になっています。秋と早春の季節の変わり目に増える統計報告もあるので、高血圧や過度の飲酒習慣のある人は注意が必要です。

「クモ膜」とは、脳の表面を覆う膜(3層)の1つで、半透明でクモの巣のような網目状の構造をしていて脳表面を走る血管を支えています。このスペースに血液が流れ出すのがクモ膜下出血です。原因の大半は脳動脈にできたコブの破裂です。

 東京済生会中央病院・脳神経外科の淺田英穂部長は説明します。

 「コブは脳動脈瘤といって、太い主幹動脈の枝分かれする部分にできます。遺伝子的に血管に弱い個所をもつ人がいて、血圧が高いと脳動脈瘤ができやすいといわれています」

 コブの大きさは、未破裂のものでも5ミリ以上あれば予防として治療が検討されることがあります。コブが破裂しやすい危険因子は、過度の飲酒、高血圧、ストレスなど。そのため働き盛りに発症しやすいのです。

 「特徴的な症状は、突然、ハンマーで殴られたような強烈な頭痛吐き気です。これは頭蓋内圧の上昇による症状で、はっきり現れるので80~90%は救急車で搬送されます。ただし、出血が微小の場合には頭痛が軽度のことがあり、徒歩で外来を受診されるケースもあります」

 クモ膜下出血が怖いのは、脳卒中の中でも最も死亡率が高いことです。20%が病院に着く前に死亡、治療しても約30%が死亡。助かったとしても20~30%は手足のマヒ、言語障害、記憶障害などの後遺症が残ります。完全に社会復帰できるのは、出血の軽い20~30%ということです。クモ膜下出血で生死を分けるのは、1分1秒を争う治療の早さではなく、最初の出血の量や広がりなどが関係します。出血は一度止まるので、初期治療は安静を保ち薬で鎮痛、鎮静、降圧を行います。それから再出血の予防のために手術が行われます。

 「脳内血腫の合併があれば早く手術する必要がありますが、通常、ガイドライン的には72時間以内の手術になります。再出血が怖いので、早すぎてもリスクがある。早く手術すれば助かるというわけではないのです」

 この時期に発症リスクが上がるクモ膜下出血の予防策は、クモ膜をはじめとする微小循環の血管・血流の改善です。


■クモ膜下出血の対策


脳は表面のクモ膜(クモの巣のような網状)の膜腔には、血管神経が入っています。このクモ膜の下の動脈が破れて出血すると、頭を殴られたような激痛や嘔吐、痙攣、首筋が硬くなる頚部硬直などが起こります。これが、クモ膜下出血特有の症状で、発症後の死亡率が高いのが特徴です。

クモ膜下出血の予兆

○1~3週間前に頭痛がある(微小の出血の場合)
○脳動脈瘤の場所によっては物が二重に見える

クモ膜下出血の典型症状

○突然、激しい頭痛が起こり、嘔吐を繰り返す
○重症では意識を失う
○脳に血の塊ができると、言語障害やマヒを伴う

繊細な毛細血管内皮細胞

脳内の微小循環は、中枢神経組織の毛細血管内皮細胞自体に特殊な生理的機能があり繊細にできていて、脳神経細胞へ酸素・栄養素を供給する重大の役目を担っています。

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 クモ膜下をはじめとする脳血管障害は、血栓や塞栓の他に動脈硬化なども原因のひとつです。脳血管障害の対策としては、血流の改善血管内皮細胞の保護・修復などが有効です。

 対策には、康復医学学会の主要研究テーマ「HM-3000(特系霊芝)」がお勧めです。HM-3000は、脳血管の血流・血管内皮細胞の改善と修復に有効で、病床後の健康回復・社会復帰・再発防止に大きく影響を与えます。

 この時期、季節の変わり目に増えるのは、クモ膜下出血だけではありません。血栓が原因になる脳梗塞クモ膜以外の脳出血など、秋から冬場に多くなるので要注意です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ



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