2014年11月5日水曜日

季節性情動障害とその対策

ウインターブルー?

「なんだか最近よく落ち込む」「憂鬱な気分がする」「体もだるいし疲れやすくなった」「うつ病かもしれない」――そう感じている人はいませんか? 


この時期、空がどんよりと暗くなる10月から11月にかけて発症が増える病気があります。それは「季節性情動障害」です。その症状から別名「ウインターブルー(冬季うつ病)」とも言われています。季節性情動障害は脳機能障害の一種で、倦怠感、気力の低下、過眠、過食などの症状が見られるのが特徴です。冬季を中心に発症すること、高緯度地域における発症率が高いことから、日照時間が短くなることに原因があると考えられています。

 日中に太陽光を浴びると、神経伝達物質の「セロトニン」が作られます。セロトニンは、脳から分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の原料となります。太陽の光が少ない冬の期間はセロトニンが減少し、メラトニンが十分に生成されません。メラトニンには、季節のリズム、睡眠・覚醒リズム、ホルモン分泌のリズムといった「概日リズム(サーカディアンリズム)」を調整する作用があり、これが不足することで変調をきたしやすくなるというわけです。
 イギリス国民の20%、フィンランド人の10%が季節性情動障害を患っていると言われますが、フロリダ州ではたった1.4%しかいません。これは、気候環境と季節性情動障害が密接に関連していることの証明です。

 1980年まで季節障害は正式な病気として扱われていませんでした。「寒さが苦手な人が泣き言を言っているだけ」という解釈が主流だったのです。季節性情動障害に一番多い年齢層は18歳から30歳までで、女性は男性よりも3倍多いとのこと。また、寝つきが悪い人に多いと言われ、特に症状がひどくなるのが12月~2月にかけてです。

 日本でも、緯度の高い地域や日照時間の少ない日本海側では冬場になると毎日のように曇って暗い日々が長く続く為、季節性情動障害を患う人が多いそうです。それ以外にも日光が入りにくい部屋に住んでいる、夜勤で日光を浴びる機会が少ない人などは、季節にかかわりなく体調を悪くする危険性があります。
 これからの季節、セロトニンの産生を促進させるような生活を心掛けることが大切です。


■対策:季節性情動障害

季節性情動障害とは、特定の季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る脳機能障害の一種です。季節性気分障害季節性感情障害冬季うつなどとも呼ばれています。

冬にだけ発症し過食傾向になる

季節性情動障害の特徴は、倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られることです。患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態にあることが多いのが特徴です。

原因は、日照不足によるセロトニン分泌の低下

季節性情動障害は、冬季を中心に発症し、日照時間が短くなることに原因があると考えられています。北欧のスウェーデンなどでは、冬場に太陽が昼時でも水平線より5度の角度までしか上がらず日照時間も短くなり、年間の心療内科への通院数も冬場に極端に増えます。原因としては、日照時間が減ることで神経伝達物質のセロトニンが減り、脳の活動が低下してしまうと考えられています。

対策はセロトニン分泌の促進

セロトニンは様々な神経伝達物質のバランスを整え、季節性情動障害特有の自覚症状の改善を促します。
 例えば、恐れ、驚き、不快、怒りなどの感情に影響を与える神経伝達物質「ノルアドレナリン」は、ストレスがかかると過剰に分泌されます。この時セロトニンは、ノルアドレナリンの分泌情報をコントロールして精神を安定させるのです。また、質の良い睡眠に欠かせないのが神経伝達物質「メラトニン」ですが、ストレスや年齢とともに減少してしまいます。メラトニンの原料でもあるセロトニンの分泌促進が大切です。

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 季節性情動障害による睡眠・覚醒のサイクルの乱れは、メラトニンの原料であるセロトニンが冬季の日照不足により不足するからです。
 康復医学学会の研究素材「ラフマ」にはセロトニン分泌を促進させる働きがあります。ラフマが、睡眠・覚醒のサイクルを整え「質の良い睡眠」に導きます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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