農薬は日本のほうが怖い!?
科学的にいえば、農薬は精神薬と同じ強力な神経細胞毒で、脳細胞を次々と死に至らしめます。しかしすぐに影響は出ずに体内に蓄積されていき、後々弊害をもたらすのです。しかも脳だけでなく脂肪が存在するあらゆる場所に蓄積されていきます。
中国の野菜が怖いと思われがちですが、農薬に関する限り、実は日本の野菜の方が怖いのです。日本の農薬消費量は半端ではなく、何十回も撒くのは当たり前。これは使用基準値が世界一高いからです。しかし、ほとんどの日本人は「きれいに売られているから」と意識は低いようです。
農薬には大きく三種あり、殺虫剤も農薬に含まれます。
一つは「有機リン系」で、神経系・呼吸器系に対する毒性化合物です。第二次大戦前後から殺虫剤として農薬に使われています。農業用、家庭園芸用、殺虫剤または殺菌剤、除草剤として使用され、その後、河川に流れ出し浄水場から水道水に入ってきます。「ホス」と名の付く農薬は大体有機リン剤で、神経ガスのサリンはその仲間です。有機リンやサリンとアルツハイマーの薬は同じ作用機序です。木材防腐剤や、電車・バス・タクシー・航空機などの車内・機内消毒に使用されます。塩化ビニール・ウレタン・エポキシ樹脂などの可塑剤や難燃剤、ガソリンなどの添加剤としても使われています。
二つめは「ネオニコチノイド系」。これは神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる毒物です。近年、世界各地でミツバチが姿を消していることで話題になりました。フランスやイタリアなどでは使用禁止です。川や湧き水などにはすでに大量のネオニコチノイドが混入しています。
日本では防蟻剤としての需要も多く、今年改修工事の終わった姫路城にも使われました。しかし、復元整備計画中の熊本城や数年前改修の終わった東京の根津神社は、危険性を考えて不使用でした。
三つめは「グリホサート系」で、いわゆるラウンドアップといわれる除草剤。遺伝子操作によりラウンドアップに耐性を有する作物とセット販売されていますが、ベトナム戦争での枯葉剤はその類似品です。その双方の毒物を作ったのが米国の大企業Mです。
日本の農薬使用量は常に世界一で、韓国が続いています。近年農薬使用量が増えているのが中国です。最近になって日本はさらに一部で基準値が引き上げられてしまいました。これで一位の座は不動と言っていいでしょう。
出典:「医者が教える あなたを殺す食事 生かす食事」(内海聡著/フォレスト出版)
■残留農薬を除去する方法
農産物の種類と農薬の使用状況
農産物の種類には大まかに分けて次の三種類があります。①有機農産物:
国が定めた基準に合致して有機JAS法に基づく認証を受けている農産物です。無農薬でないこともあります。種子はほとんどが消毒しています。
②特別栽培農産物:
減農薬や減化学肥料など、各地域や団体などで国の定めたJAS法とは異なる独自の基準を定めています。普通に無農薬として販売されているものもここに入ります。ただ「栽培期間中無農薬」の場合、"種まき~収穫"以外はバンバン使用している場合もあります。
③慣行農産物:
普通の、農薬も化学肥料も使用して栽培された農産物です。
以上、全ての農産物は一応上の三つのカテゴリーのどこかに入ります。
自分で残留農薬を除去する方法アレコレ
●重曹水やレモン汁:酸性(レモン汁pH2~3)やアルカリ性(重曹pH8.2)を使用して農薬を落とそうとする方法です。レモンは大量に使うには高くつきますし、レモン自体が農薬まみれです。また、重曹は
●調理法の工夫:
皮をむく、ゆでる、揚げる、炒めるなどで農薬はかなり減らすことができます。デメリットとして、栄養価が大幅に減り、特に重要な食物酵素が失われてしまうため、体の負担につながります。
●安価な野菜用洗剤:
食器などの汚れを落とすのと同様の仕組みで農薬を除去します。植物性製剤でも界面活性剤の塊です。徹底的に流水ですすぐ必要があります。農薬を気にする皆さんが使用するとは思えません。
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ホタテ貝殻焼成カルシウム水溶液に浸けたミニトマト。展着剤も 剥がれ落ちます。抗菌・抗ウイルス効果も確認されています。 |
良い農薬ほど落ちにくい
健康志向の高まりから、世界一の農薬大国日本でも、散布の回数を減らしても効果の高い農薬が開発されてきました。長期間、雨や風に耐えて農作物から離れないように、農薬は効率的な「展着剤」を加えて使用します。特にネギのように水を弾きやすい作物には多めに使われています。こうなると、流水や弱アルカリ性洗剤では容易に落とせません。康復医学学会がお勧めする「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液は、食材を5~10分間浸けるだけ。強アルカリ性(pH12以上)の剥離効果で、農薬をはじめ、様々な病原菌やバイキンを剥がし落とします。しかも化学添加物ゼロの天然素材なので安全です。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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