2016年10月12日水曜日

胸腺と松果体

現代人の免疫力は低下している!?

肺炎というありふれた病気で亡くなる方が最近急増しており、日本の死因の第3位になっています。また、4人に1人が結核にかかっています。結核はもう根絶された過去の病気だと思っていましたが、最近どんどん増えているのです。

 1918年に世界的にインフルエンザが大流行しました(スペイン風邪と言っていました)。当時の世界人口が12億人の時に2000万~6000万人が亡くなりましたが、亡くなったのは栄養失調で免疫機能が低下していた人達でした。現在でも、クラス閉鎖しても全員がインフルエンザに感染したわけではなく、かからない人もいます。

 免疫機能低下の原因は、胸腺が委縮して小さくなってきたからです。老化が原因ではなく、胸腺の退化が原因です。そして、胸腺を作っている栄養素(ミネラル)がケイ素です。毛細血管の内壁がLDL(悪玉コレステロール)で狭くなったり詰まったりして、胸腺につながる毛細血管に栄養と酸素が届かなくなって胸腺が萎縮したり消えてしまっているのです。

 一方、脳内にある松かさ状で豆粒大の小さな器官「松果体」は"第3の目"と言われ第六感を働かせ、免疫力の増強に関わる脳内ホルモン「メラトニン」を分泌します。松果体は、昼と夜の身体のモードを切り替える体内時計のスイッチの役目もはたしています。

 高度成長期以前、日本の道路は未舗装で、空気中には多くのホコリや砂塵も漂っており、花粉等の量が今より少なかったというわけでもありません。環境の変化により人の体の免疫力の感度が敏感になり過ぎたり、反応するレベルの臨界値が下がっているのでしょう。胸腺に栄養を与え正しい白血球(Tリンパ球)の教育を復活させることが大切なのです。

■胸腺と松果体を強化して老化を防ぐ

 「胸腺」は胸骨の裏側、心臓の上前部にあり、Tリンパ球と呼ばれる白血球を作り出している臓器です。胸腺は実は"白血球の教育器官"で、人間の免疫機能を支配する要となっています。
 赤血球の寿命は約120日、白血球(Tリンパ球)は7日ですが、白血球(Tリンパ球)は誕生して約100日間は胸腺に存在しています。その間、どういう外敵が来たら、どういう戦い方をすればいいか訓練されているのです。それから、血管内に入り約7日で死滅します。

 老化が進むと胸腺は萎縮して小さくなり、当然、免疫力が低下していくと考えられていました。胸腺を構成している臓器成分の基になっているのは「ケイ素」です。ケイ素が欠乏すると老化現象が始まってきますから、日頃からケイ素を補えば老化予防となり、胸腺の萎縮から免れて強く正しい免疫機能の維持・促進に役立つのです。

 「松果体」は、脳内ホルモンを分泌する小器官です。松果体が老化するとホルモンの産生量が減って支障をきたします。そして、このような重要な働きをする松果体の組織を構成している成分もケイ素なのです。ケイ素を十分に摂り入れると、松果体の働きが正常に戻っていきます

松果体には、脳砂と呼ばれる炭酸カルシウムでできた砂状の細胞が存在します。この脳砂は骨と同じ成分(炭酸カルシウム)ですが、脳砂を生成する過程でコラーゲンとケイ素が関わっています。松果体は人間の一日の生活リズム(サーカディアンリズム)、明るい昼間は活発に行動して、暗くなると眠るという自然のサイクルに合わせて、自律神経である交感神経と昼のホルモン、副交感神経と夜のホルモンを働かせます。そして朝の光を感じ取って体内時計をリスタートさせるスイッチとして働く機能を持っています。

 また人も第6感と呼ばれる能力を持っているといわれています。ツバメやハクチョウなどの渡り鳥が長距離を飛んで見知らぬ土地から毎年同じ越冬地に帰って来る能力や、レース鳩や伝書鳩の帰巣本能なども、松果体が持つ能力を活用した良い例です。
 人もこの第6感を十二分に働かせることにより、自然の変化に順応、対抗する力を持つのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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