2016年11月22日火曜日

認知症と生活習慣病

認知症対策へ国際連携

日米欧の先進7カ国(G7)保健相会合が9月12日、神戸市で開かれました。その中で、世界的な課題となっている高齢化について討議し、認知症の早期診断や患者の生活環境の改善を目指した対策に乗り出すとした「神戸宣言」を採択しました。

 厚生労働省によると、認知症関連の施策が保健相会合のテーマとなるのは初めてとのことです。5月に開かれた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に引き続き、高齢化社会にG7が一致して取り組むことを確認しました。

 厚労省は、日本で実施している認知症患者や家族への支援の取り組みが世界でも参考になるとみて、成果を積極的に発信して貢献を図るとしています。閉幕後の記者会見で塩崎恭久厚労相は「(患者が暮らす)地域でケアするシステムを構築する重要性が認識された」と述べました。

 世界保健機関(WHO)によると、世界の認知症患者は4,700万人で、2050年には約3倍に増える見通しだそうです。神戸宣言は「認知症の人が地域とつながり、それを享受できるための数々の活動を支援する」とした上で「治療法開発を加速するような研究を奨励する」と明記しています。

 さらに、WHOが患者の住みやすい環境づくりのために策定する認知症の予防や早期診断、ケアなどの行動計画を支援するとしています。この行動計画は、世界各国の施策の基となると見込まれています。

 保健相会合には、先進国よりも急速な高齢化が懸念されるアジアからラオスやミャンマー、シンガポール、タイの閣僚も参加。日本の介護保険制度のような公的制度の導入に強い関心を示しました。塩崎厚労相は「G7とアジアには共通の課題が多く、今後も連携を深めていきたい」と話しました。
(出典:http://iryou.chunichi.co.jp/)

■認知症と生活習慣病の関係


 食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足、喫煙など、良いとは言えない生活習慣から起こる病気(糖尿病・脂質異常症・高血圧・脳卒中・肥満など)を生活習慣病と言います。
 日本人の死亡原因の3分の2は生活習慣病によるものとされています。高齢者の生活習慣病は増え続けており、認知症と大きく関連していることも分かってきました。


生活習慣病が脳に及ぼす影響

脳の血管に障害が起きると、脳血管性認知症が発症しやすくなります。

◆糖尿病:

生活習慣によってインスリンの分泌が低下したり、インスリンに対して抵抗性が表れたりすることで、血液中のブドウ糖を処理し切れず、血糖値が高いままになると、脳血管や脳神経に障害が起こりやすくなります。

◆脂質異常症:

血液中の中性脂肪やコレステロールが多くなり、血管内に溜まることで動脈硬化になると血管内が狭くなるため、血流が悪くなったり、血管がもろくなったりし、結果、心疾患や、脳梗塞、脳出血などが起きやすくなります。

◆高血圧:

血圧が高いという状態は、血管が大きく引き伸ばされる状態が続く事です。その結果、血管が傷み、動脈硬化などを起こしやすく、脳卒中などの原因になります。


◆肥満:

BMI(肥満指数)の値が25以上を肥満と言います。肥満になる生活をしていることが様々な病気を引き起こす元になります。糖尿病や脂質異常症などは、肥満との関連があります。また、肥満は無呼吸症候群になりやすく、脳へ送る酸素が少なくなることで、脳に障害を引き起こす原因にもなると言われています。


糖尿病患者はアルツハイマーの発症リスクが4.6倍に

九州大学で行われていた研究の結果、2型糖尿病と関係する高インスリン血症状態が、アルツハイマー型の原因と言われているアミロイドβたんぱくを分解出来なくすることがわかりました。また、アミロイドβたんぱくと同じく、アルツハイマー型の原因と考えられているタウたんぱくの変質促進にも関わっているとされています。そして糖尿病の人の発症リスクは、血糖値が正常な人より約4.6倍も高くなっている事も明らかになっています。

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認知症を予防するには、まず生活習慣の改善を

生活習慣病は、そのほとんどが「HM-3000(特系霊芝)」による改善が期待されます。そして、康復医学学会の研究協力によって先日発売されたサプリメント(商品名「光華」)を試された方の多くは認知機能に改善が見られています。
 特筆すべきは、多くの人がそれまで持病として持っていた何らかの生活習慣病も改善されたことです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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