夏の病気? 今月25日から脳卒中週間
全国で毎年25万人以上が発症していると推測される脳卒中。日本人の死亡原因の第3位で、要介護や寝たきりの原因としては第1位の疾患です。日本脳卒中協会では、一般市民の脳卒中に関する知識を高め、予防や早期受診につなげようと、毎年5月25~31日を「脳卒中週間」とし、啓発活動を行っています。脳卒中といえば冬の病気というイメージが強いです。わざわざ夏に向かうこの時期を脳卒中週間に決めたのはなぜでしょうか。脳梗塞は気温上昇時にも急増
その答えを日本脳卒中協会の公式サイトから引用すると、「脳卒中の大部分を占める脳梗塞の発症が年間では春に少なく6~8月から増加する」ため。脳卒中は夏から気を付けなければならないという警告の意味で、この時期を脳卒中週間に決めたと説明しています。同協会が「脳梗塞は6~8月から増加する」とする根拠は、旧厚生省研究班の研究ですが、ここでは別の研究を紹介します。2002~08年に全国の労災病院に入院した全脳卒中患者4万6,000人を対象にしたもので、脳卒中の月間発症数の変動を病型別に検討しています。
それによると、脳出血は夏に少なく、冬に多発、くも膜下出血も夏に少なく、秋から冬に多発しており、「脳卒中は冬の病気」というイメージ通りの実態でした。
一方、脳梗塞のうち、ラクナ梗塞とアテローム血栓性脳梗塞については、12~1月に1つのピークがあるものの、4~7月の気温上昇時にも急増していました。
脳卒中週間中には各地で市民公開講座
日本脳卒中協会では、脳卒中予防の要諦を5・7・5調で口ずさみやすい「脳卒中予防十か条」としてまとめています。そこでは特に重要な脳卒中の危険因子として、高血圧、糖尿病、不整脈(心房細動)、喫煙、過度の飲酒、高コレステロール血症などが挙げられています。また、脳卒中週間中には、各地で市民公開講座が開催されます。これらの情報は同協会の公式サイトで見ることができます(⇒ http://www.jsa-web.org/)。「脳卒中は冬と夏の病気」というイメージを持ち、まさにこれからの時期、知識を高め、予防に努めてはいかがでしょうか。
(出典:https://kenko100.jp/)
■脳卒中と康復医学的対処法
大まかにいうと、脳卒中は①血管が詰まりブドウ糖や酸素の供給が滞って脳細胞が死んでしまう「脳梗塞」と、②血管が破れて起こる「頭蓋内出血」に分けられます。さらに、脳梗塞は、ごく細い動脈が詰まる「ラクナ梗塞」、大きな動脈が詰まる「アテローム血栓性梗塞」、心臓の中にできた血の塊(血栓)がはがれて脳の動脈に流れ込んで起こる「心原性脳塞栓症」に分けられます。
頭蓋内出血の方は、脳の中の細い動脈が破れる「脳出血」と、脳の表面を走る大きな動脈にできたこぶが破れる「くも膜下出血」に分類されています。
脳卒中の主な症状と徴候
血管が詰まる脳梗塞と、破れる脳出血は、全く違う状態なのに現れる症状にあまり大きな違いはありません。なぜなら、両方とも脳の細胞が損傷されるからです。現れる症状は病変がどの部位に起きたかによって異なります。大脳がやられると、体の半身の運動麻痺(片麻痺)や感覚障害、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの言語障害が主な症状です。脳幹や小脳に障害が起こると、物が二つに見える(複視)、手足がうまく動かない(体幹・四肢失調)など様々ですが、ひどいときは意識がなくなります(意識障害)。
康復医学における対処法
脳卒中は脳血管障害の総称ですが、脳の微小循環は、中枢神経組織の毛細血管内皮細胞自体が有する特殊な生理的機能が積極的なメカニズムで関与し、脳の環境を常に維持しています。脳出血・脳梗塞などの主な原因は、高血圧、糖尿病、加齢、動脈硬化などの血管・脳血流の障害です。脳内の微小循環は、脳内の血流はもちろん、脳神経細胞へ酸素・栄養素を供給する特殊な生理的機能を担っているため、内皮細胞が繊細にできています。脳血管障害の対策としては、血流の改善、血管内皮細胞の保護・修復などが有効です。●「HM-3000(特系霊芝)」による対処
霊芝により、脳血流の改善と血管の保護、血栓形成に対する抑制効果が期待できます。また、脳血栓患者に対する後遺症予防にも期待できます。その他、脳内酸素の供給量促進、抗酸化作用に対する影響も大きいものがあります。
●「ラフマ」による対処
交感神経の興奮がストレスホルモンを上昇させ、脳内ホルモンのノルアドレナリン・アドレナリンの分泌を促進、細動脈の収縮により脳内の血流・血圧に影響を与えます。ラフマは、ノルアドレナリン・アドレナリンの分泌抑制に影響する「セロトニン」を活性化し、分泌を促します。
●「コエンザイムQ10(Co-Q10)」による対処
脳細胞は酸化ストレスに敏感です。Co-Q10の抗酸化作用は、酸化ストレスを生む脂質過酸化物の生成抑制に期待できます。体内にCo-Q10が存在する間は、過酸化脂質の生成はほぼ完全に抑えられるといわれています。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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