ジャニー喜多川さん、逝く
7月9日、ジャニーズ事務所の代表取締役社長・ジャニー喜多川氏が、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため、東京都内の病院で死去しました(享年87歳)。(出典:スポーツ報知) |
動脈瘤には、脳の動脈の分岐部にできた風船状の嚢状(ほうじょう)動脈瘤と、脳の血管自体が膨らんでできた本幹動脈瘤群があります。脳の正常な動脈は内側から内弾性板(内膜)、中膜、外膜という3層構造で、正常な内弾性板は一番圧力に強い。ほとんどの動脈解離は内弾性板に大きな裂け目が生じ、中膜の中に血流が進入することで生じます。
血管が破裂すると強い痛みが出て、くも膜下出血、脳梗塞などを発症します。クリップで部位を留めたり、コイルを内部に入れ、再出血を予防します。高血圧、首周辺の圧迫による損傷、遺伝などが原因とされています。
くも膜下出血とは、脳を覆うくも膜と軟膜の間のくも膜下腔に、破裂して出た血が入り、脳脊髄液の中に混入した状態。ハンマーで殴られたような強烈な頭痛や嘔吐などの症状が見られます。破裂前の解離性脳動脈瘤の時点なら治癒することもあるといいます。
普通の脳のくも膜下出血の死亡率は約35%。うち解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で亡くなる方は約3%と少なく、死亡率も低いとされています。
若い人でもくも膜下出血を起こす可能性があるそうです。動脈硬化を起こしている人がなりやすいと考えがちですが、遺伝的な要因も考えられ、まだ原因がはっきりしていません。酒やタバコも血管にはよくありません。
動脈硬化のことを考えれば1日8000歩のウォーキング(5キロ前後)を勧めます。十分な睡眠をとってストレスをためないことも重要です。また、親戚でこの病気で亡くなっている人がいたら、5年に1度は脳ドックを受けた方がいいとされています。
(出典:https://hochi.news/ 他)
■脳血管障害と康復医学的対策
脳血管障害は、一般的には「脳卒中」とも呼ばれている血管及び脳血流の障害です。思考や感情を含め、私たちが生きていくための身体の全ての活動を司る脳には、隅々まで血管が行き渡っています。これらの血管を流れる血液によって、脳に必要な栄養や酸素が届けられています。脳血管障害は、これらの脳の動脈が詰まったり破れたりして、脳の組織に栄養や酸素が十分に行き届かずに障害を起こし、その結果、手や足の運動麻痺や感覚鈍麻、ろれつが回らなくなる、頭痛、意識の低下などの症状が出てくる病気です。その症状の程度、残される障害は、詰まったり破れたりした脳の場所や程度により様々です。
脳血管障害は突然の発作として現れることばかりでなく、初めはそれと分からないようなゆっくりした症状で始まることもあり、注意が必要です。また、中には脳のMRIなどの検査で、脳の血管が詰まったり、少し切れたりしていたことが偶然に見つかることもあり、これは無症候性脳血管障害(無症候性脳梗塞・無症候性脳出血・未破裂脳動脈瘤など)とされ、その場合、必ずしも治療が必要でない場合もあります。
脳血管障害の分類
脳血管障害は大きく分けると、脳の血管が詰まったり血流が悪くなるタイプの脳梗塞と、破れるタイプの脳出血(脳の内部で出血)、脳の表面でくも膜と軟膜の間に出血するくも膜下出血の3つに分類されます。脳梗塞はさらに、心臓の中にできた血栓(血のかたまり)がはがれ、脳まで流れてきて動脈を詰まらせる心原性脳塞栓症、脳内や頸の太い動脈が詰まるアテローム血栓性梗塞、細い動脈が詰まるラクナ梗塞、に分けられます。
康復医学における対処法
康復医学では、生薬などを使用して、血流の改善、血管内皮細胞の保護・修復に対応します。微小循環の血流改善と血栓対策には「HM-3000(特系霊芝)」が有効です。また、ストレスによる血流低下や高血圧の改善には「ラフマ」を、さらに酸化ストレスに敏感な脳細胞の脂質過酸化物に対しては抗酸化作用の大きな「コエンザイムQ10」をおすすめしています。いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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