2019年7月17日水曜日

薬は酵素阻害剤

効かないのに…と思いながら薬を処方

日本人の平均寿命は過去最高を更新し続け、現在女性は87才を超え、香港に次いで世界第2位です。日本人が世界で最も健康的な国民である理由の1つとして、多くの人は「医療の質の高さ」を挙げます。「海外の病院で診てもらいたい」「外国製の薬剤を飲みたい」と考える日本人はあまりいません。それだけ、日本人は「日本の医療」を信じているのです。
日本人は「薬信仰」とさえ言えるほど熱心に、薬をよく飲みます。例えば、近年インフルエンザ薬として話題のタミフル。実は、世界中のこの薬の約8割は日本で消費されています。欧米ではインフルエンザでは基本的に薬は不要とされ、家で安静に寝ていることが推奨されます。タミフルを飲んでも、期待できる効果は「1日早く熱が下がるかどうか」で、日本人がなぜそんなに熱心に抗インフル薬を飲むのか、海外では理解されていません。
 日本人研究者が世界の医薬品研究開発をリードしているのも、信頼感を増している理由でしょう。日本の医薬品の研究開発能力は、アメリカ、イギリスに次いで第3位だといいます。
 日本人の医療費は年間42兆円を超え、うち2割超の約10兆円が薬剤費(2017)。1人当たりの医薬品費等支出はアメリカ、スイスに次ぐ世界3位。薬剤師の数は人口1000人当たり1.8人で世界1位です。2位のベルギーとスペイン(1.2人)を大きく上回ります。
 日本人は、一人が服用する薬の「種類」が非常に多いのも特徴です。厚労省によると、74才以上の4人に1人が7種類以上、40~64才でも5人に1人が5種類以上の薬をもらっています。ちなみに海外では「1度の診察で1種類の処方」が基本。アメリカの研修医の教科書には「4種類以上飲む患者は、副作用で危機的状況にある」と書かれています。
「必要な薬をしっかり飲んでいるから日本人は長寿なのでは」と考える人もいます。しかし長寿世界1位の香港の薬局では、日本とは大きく違い、いわゆる「西洋薬」ではなく「漢方薬」が並んでいます。香港では、薬に頼る前に体にいい食べ物や漢方で健康を保とうという「医食同源」(薬食同源)の考えが根付いており、気軽に薬を飲んだりしません。「薬を飲む=健康になる」という考えではないのです。
 今回、雑誌「女性セブン」で、医師や薬剤師の計200人に大規模アンケート調査を実施。その中で、日本人が知らない"薬の真実"が浮かび上がってきました。例えば、《これまでに「実は効かないのに」と内心思いながら患者に薬を処方し、購入を促したことはあるか?》という質問に対し、「ある」と答えた薬のプロは、なんと半数にのぼったのです。
 日本人の間でも、薬に対する不信感がないわけではないのです。ある調査では、《処方された薬について「効果があまりない」と感じたことがある人》は約6割。さらに、ある製薬会社は、処方されたにもかかわらず年間400億円分の薬が捨てられているといいます。
 今、日本人と薬の関係が、見直される時がきています。
(出典:女性セブン2019.5.23日号)

■薬は、酵素の働きを阻害する

無農薬野菜にこだわる人が、一方でせっせと薬を飲む‥‥。西洋医療で使われる薬は、農薬と同様、私たちの体にとって間違いなく"異物"です。ピュアな化学構造でできている化学薬剤は、私たちの体が経験したことがない物質で、少なからず酵素阻害剤になっています。
 薬剤などの酵素阻害剤は、酵素が働く基質と似ているため、酵素とくっつき、酵素の働きを失活させてしまいます。そのため、体内酵素が大幅に減り、体を衰弱させてしまうのです。おまけに、この酵素阻害剤は、栄養素とミネラルの消化・吸収も妨害します。
 薬を長期間飲み続けると、病気で増えている腸の悪玉菌やウイルスがさらに繁殖し、症状が長引き、また、他の病気まで引き起こしてしまいます。当然、薬には数多い添加物も含まれています。体は、自然界に存在しないものを受け付けないようにできているのです。
 では、どうすればいいのでしょう。それは、風邪をひいたら熱を出し切り、体が本来持っている免疫力で、体内の病原菌を退治するのがベストの方法です。免疫細胞がウイルスと闘えるように熱を出してくれているわけですから、その熱を薬で下げてしまったら、自力での戦いができなくなってしまいます。鼻水や咳もウイルスの排除に働いてくれています。緊急の場合は仕方ないとしても、薬はあくまで症状を緩和するだけで、病気そのものを治してくれるわけではないことを知っておきましょう。
 腸内細菌の酵素は、善玉菌だけでなく悪玉菌も持っており、悪玉菌の酵素は、病気を生み出したり悪化させたりします。酵素阻害剤である西洋薬、この悪玉菌の酵素を阻害するのかもしれません。もちろん、まだ仮説の段階です。ただし、それが効いたとしても、薬は善玉菌の酵素もカットしますから、体にはダメージです。長期の飲用はやはり危険です。
 私たちの周囲には、酵素阻害剤があふれています。食品に混入されている重金属の鉛や水銀はもちろんですが、ショ糖や化学合成された添加物も酵素阻害剤です。
 西洋医療は、急性疾患と救急患者にはとても威力を発揮します。しかし、慢性の病気となるとこうした対症療法ではどうにもなりません。慢性疾患の治療にも、根本原因を放置したままの薬漬けによる対症療法を主とした治療を行ってしまいがちです。その薬を飲み続けた挙句は、副作用余病(新しい病気)の発症です。その余病も、原因となった以前の病気より恐ろしく怖いものになることが多いのです。

 いま、日本では薬による悲劇が繰り返されているのが現実です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

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