アルツハイマー病治療で注目『リコード法』
アルツハイマー病(AD)の個別化医療として米国で誕生した「リコード法」(ReCODE Protocol)。2014年に初の症例報告によりAD患者の9割で改善効果が認められ、注目を集めています。リコード法は、米国のAD研究者デール・ブレデセン氏が開発したADの統合的な治療プログラム。食事(栄養)、運動、睡眠、ストレスケア、脳トレの5項目における生活習慣の改善を柱としています。2017年までに米国では500例以上がリコード法で症状が改善し、2019年5月時点で3,000例以上が同法による治療を受けています。
一般的に、ADの発症は脳内に蓄積したアミロイドβ(Aβ)による神経障害が原因とされ、Aβの除去がADの改善につながると考えられています(アミロイド仮説)。しかし、リコード法では、神経障害を起こす様々な問題が発生することにより、防御反応としてAβたんぱくが蓄積し、結果として神経が障害されるという考え方に基づいています。
また、リコード法でADは(1)炎症性 (2)萎縮性 (3)毒物性 (4)糖毒性 (5)血管性 (6)外傷性―の6タイプに分類されます。それぞれのタイプにより治療法は異なる上、大半のAD患者は複数のタイプが併存するため、治療も多種多様です。
炎症性:脳の炎症に起因し食事も深く関わる。萎縮性:脳機能の維持に必要な栄養素やホルモンの欠乏に起因。毒物性:重金属や真菌などに含まれる毒素に起因。治療が最も困難。糖毒性:持続的な高血糖状態に起因。炎症性と萎縮性の混合型。
10ヶ月間のリコード法による臨床結果 |
日本では、これまでにリコード法を実施した100例超のAD患者で有効性が認められています。94歳の女性(炎症性、萎縮性、糖毒性タイプ)の例:糖質制限食を導入しつつ、BMI低値を考慮してココナツ油でカロリー摂取量を増量。ビタミンB群、ω3脂肪酸などを摂取、1回45~60分の有酸素運動、及び8時間の睡眠を設定。プラス1日20分間の脳トレ。
その結果、血液検査で炎症とインスリン抵抗性などが改善されました。ミニメンタルエステート検査(MMSE)による認知機能検査では、22点から26点に改善(4カ月後)、記憶に問題がない時間が増えて自覚症状も改善。家族からは、「以前より反応が少し良くなった」(2カ月後)、「"自分が変だ"と認識できるようになった」(3カ月後)などが報告されています。
リコード法はADの統合的な治療プログラムであり、エビデンスに基づきより根本的な治療を目指すものです。ただし、生活習慣の改善を目指す治療プラグラムであるため、家族や介護者などの協力が必要不可欠である点など、課題もあるようです。
(出典:https://medical-tribune.co.jp/)
■脳トレより効果的な老化防止法
40歳を過ぎると、見た目は若々しくても「あれ、リモコンどこに置いたっけ?」「あの歌手の名前が思い出せない‥‥」ということが増えてきます。体の他の部位と同じく、脳も老化するのです。これを遅らせるには、規則正しい生活習慣や健康な食生活などがとても大事になってきます。
「私は認知症予防のために脳トレを毎日しているから大丈夫」と思っている人も多いことでしょう。脳トレ自体はいいことですが、それよりもっと効果が高い行動があるのです。
■脳トレより効果的な脳の老化防止法
認知症予防のために常に脳を使わなければと、50代に人気の"脳トレーニング"。でも、問題を解いたり記憶力をテストしたりが面倒臭くなってやめてしまう人も多いそうです。そして、米国のジョージア工科大学教授の実験で「脳トレにはあまりこれといった効果がみられない」ことが分かったそうです。それよりも、脳の健康を保つために効果があるのは「有酸素運動を常に行うこと」だそうです。確かに、早朝まだ冷たい空気の中でウォーキングすると、頭がスッキリします。これだけで、かなり脳機能がアップするそうです。
■有酸素運動が脳を強化する
有酸素運動とは、エアロビクスやウォーキング、ジョギング、水泳など、酸素を多く消費する種の運動のことを指します。米国やカナダでの研究によると、この有酸素運動を定期的に行うことで、心肺機能が活発化し、体全体および脳の血液循環の改善が報告されています。結果として、脳内の血管強化や、記憶や学習能力を司る海馬の活性化などの効果があるとのことです。
また、エクササイズをすることで、脳細胞を含む脳の全体的な健康を保つことも可能だとか。確かに、部屋の中でクイズやゲームをしているより、外で気持ちよくエクササイズしたほうが、頭も体もスッキリしそうですね!
ちなみに、運動は激しいものである必要はなく、毎日30分のウォーキングだけでも効果アリとのこと。
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康復医学学会では、有酸素運動に加え「HM-3000(特系霊芝)」と「ラフマ」をお勧めします。
以前から脳血管性認知症の予防や治療に降圧剤が有効だということは認められていました。現在では高血圧との関係は薄いといわれていたアルツハイマー型認知症も抑えると考えられています。つまり、HM-3000(特系霊芝)による微小循環の改善作用は有効だと考えられるのです。
また、認知症の兆候と思われる言動に、うつ病の症状が表れることがあり(仮性認知症)、40~50%のアルツハイマー型患者が抑うつ気味、また10~20%はうつ病が合併しています。うつ症状に対しては、ラフマのセロトニンへの効用が期待できるのです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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