“疲れたぁ~”は、からだの注意信号
現代「今週は疲れたぁ~」「疲れが溜まってるなぁ‥‥」と、つぶやいてしまう経験がある方は多いと思います。しかし、「疲れや疲労っていったい何ですか?」と聞かれても、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。大事件や、最近では新型コロナウイルス関連の記事が賑わすような新聞の第1面に、慢性疲労症候群(CFS)の記事が掲載されました。日本国内に推定30~40万人いるようです。
倦怠感、頭痛、疲れやすさ、活動後の特に動けないほどの強い疲労感、しかも眠れない、朝に起きられない。このような人は多いと思いますが、認知度が低いのと、血液検査などで診断できないため、原因不明ということで放置されている疾患の1つになっています。
疲労は体にとって重要な信号です。けがをすると痛みを感じ、風邪をひくと熱が出るように、疲労はそれと同じで「体に異変が起きていますよ!」と知らせているのです。これらは「体の3大アラーム」といわれています。しかし、疲労には、ちょっとした休みや休暇などで改善する原因が分かりやすい疲労と、日々のストレスや他の病気が原因で疲れが出る分かりにくいものがあります。休養したらすぐに改善する疲労は心配ないのですが、休養しても改善しない疲労は心配です。
人のからだは、呼吸・血液循環・消化・吸収・生殖などの機能を調節する自律神経システムと体を動かすエネルギーを作るエネルギー代謝システム、そして病気から体を守る免疫システムの各システムが機能しています。「疲れにくい」ということは「体力がある」ということです。活動のエネルギーが豊富ということでエネルギー代謝のシステムが担い、病気にかからないという防衛的な部分は免疫システムが担っています。そして、自律神経のシステムは、両者のコントロールタワーになっています。このシステムが正常に機能している状態では、疲労も休養を取れば改善されます。しかし、人はストレスに継続的にさらされたり無理をしていると、それを脳が感じ取り、脳幹綱様体 ⇒ 視床下部(自律神経の中枢)⇒ 大脳辺縁系(食欲、性欲などの本能や感情をつかさどる中枢)⇒ 大脳皮質(運動やら五感をつかさどる中枢)へと情報が伝わります。それらの情報は、自律神経、免疫系、内分泌系に変化をもたらし、体を正常に維持していくシステムを乱し、疲れが取れることなく蓄積していくのです。
微熱、関節痛、筋肉痛、咽頭通などの副症状が表れ、6ヶ月以上継続的な疲労を感じる場合は、慢性疲労症候群の可能性があります。
■生活環境ストレスと疲労
そもそもストレスとは、外部からのプレッシャーのことではなく、そのプレッシャーを押し返そうとする力(応力)のことです。外部からのプレッシャーを「ストレッサー」といいます。そして、ストレッサーを押し返そうとするストレスの力が体にダメージを与えるのです。つまり、プレッシャー(外的要因)が問題ではなく、それをどうとらえるか“自分の性格”が問題になってくるのです。疲労は老若男女を問わず生活に中で感じる「生活環境ストレス」が原因のひとつなっています。生活環境ストレスが継続・重複すると脳の神経に乱れが生じ、日中活発な交感神経が夜になっても静まらず、夜になると働く副交感神経が夜になっても働きづらくなって睡眠障害を起こし、寝ても疲労が抜けない状態になります。
5つの生活環境ストレス
①人間関係や仕事上感じる精神的なストレス職場や家庭、友人関係等の人との付き合いの中で感じる不協和音や、仕事のプレッシャーなどから生じる。
②過重労働などによる身体的なストレス
残業などの過重労働やスポーツのオーバートレーニングなど、体を酷使することで起きる。
③紫外線や騒音などによる物理的なストレス
細胞内のたんぱく質や遺伝子を傷つける強い紫外線や騒音、季節ごとの暑さや湿度の高さ、寒さなど。
④化学物質や残留農薬などの化学的なストレス
新築住宅などのホルムアルデヒドのような化学物質や、野菜の残留農薬、食品添加物など。
⑤ウイルスや細菌感染などの生物学的なストレス
かぜや新型コロナウイルス、O-157、寄生虫などの人間を脅かす様々なウイルスや細菌の感染によってもたらされる。
========================
生活環境からのストレスは、精神的疲労・肉体的疲労の複合型です。それらは、気力・活力の低下、睡眠の質の低下等に影響します。「ラフマ葉エキス」によるセロトニン活性は、睡眠ホルモンと言われるメラトニン産生作用に働き、睡眠の質を改善します。また、肉体的疲労の低減、エネルギー産生の低下には、「HM-3000(特系霊芝)」と「コエンザイムQ10」です。特にHM-3000(特系霊芝)の血流対策は、ストレス疲労に効果が期待できます。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
0 件のコメント:
コメントを投稿