夏は感染症の季節!?
夏の風邪は治りにくいと言いますが、昔の夏風邪の原因は"お腹の冷え"にあったそうです。エアコンのない時代、あまりの暑さに体に何も掛けずにお腹を出して寝てしまったり、冷たい物を飲み過ぎたりした結果、体を冷やして風邪をひくことになったというわけです。現代の夏風邪は、オフィスや家庭のエアコンが原因です。エアコンで空気も乾燥しているし、さらに外気温と室温の差が激しいので、体に負担がかかり抵抗力も低下します。
そして、現代の夏は意外なものが流行します。夏は暑さから食欲不振になったり、長い休暇などで生活習慣が乱れ、栄養バランスが欠けた食事や夜更かしが続いたりして、なにかと体調を崩します。そんな人を狙っているのが"感染症"です。
ウイルスや細菌、真菌、微生物などが皮膚や粘膜などから体内に侵入して増殖し、さまざまな症状を起こします。ワクチンや抗生物質などの薬剤や医療の進歩から、一部の感染症は減少してきた反面、未だ衰えを見せず世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス(COVID-19)をはじめ、SARS、O-157、鳥インフルエンザに代表されるような新しい感染症が問題になっています。
夏場に流行る感染症といえば食中毒が代表的ですが、手足口病、プール熱、ヘルパンギーナなど、ウイルスが原因の感染症も流行します。夏のウイルス性感染症の発症時期は5月から8月といわれ、主な症状は胃腸が不調になり、体全体の免疫機能の働きがダウンするため、長引くことも多いのが特徴です。そして、この季節のウイルスは独特の方法で私たちの体に侵入してきます。
「咽頭結膜熱」は通称プール熱といい、特に児童が感染しやすく、病気の元である「アデノウイルス」は便や唾液を通じて感染しますが、特にプールの水から感染する確率が高いとされています。プールの後よく目や体を洗わないことや、タオルの貸し借りなどの機会を通じて、人から人へと感染者を増やすのが夏場のウイルスの特徴です。
感染症を予防するには、毎日の心がけが肝心。外出先から帰ったときや食事前の手洗いを習慣づけるだけでも、ずいぶんと予防につながります。今年はCOVID-19の世界的蔓延がウイルス対策の日常化を広めたおかげで、他の感染症が少なくなっているようです。
外出自粛といえども、夏休みにはアウトドアなど楽しむ機会が多くなります。外での食事の支度時は、念入りに手や食材を洗う、食材に十分に火を通すなど、これまで通りの衛生管理を続け、COVID-19以外の感染症にも注意を払っていきましょう。
■夏の感染症対策!
感染症対策の要は、原因となるウイルスや細菌などを"体内に侵入させない"ことです。そして、侵入してしまったら水際で食い止めるのが有効策です。水際で食い止める、粘膜免疫抗体
ウイルスの侵入経路の上気道では粘膜免疫を始めとするウイルス対策機能が働いています。抗体は主に 血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合します。この抗体は「免疫グロブリンA(IgA)」と呼ばれます。IgAは上気道の表面、気管支の内側の壁、腸の内側などの粘膜表面に存在し、侵入してきた病原菌やウイルスなどの抗原と結合して、その侵入を食い止める働きがあり、粘膜免疫では主役的な役割を果たします。ウイルスに感染するかしないかはこの場所にかかっています。したがって、感染症対策には、この上気道でのウイルスの不活化が有効なのです。
感染源を口にする前に‥‥
O-157(腸管出血性大腸菌)などは、わずか100個でも感染すると言われ、たいへん強い感染力があります。酸性条件でも比較的強く、口から入った場合でも、胃酸で殺されることがなく、低温状態にも強く、家庭の冷蔵庫の中でも生き残る菌と考えられています。しかし、ウイルスや細菌の感染経路は経口感染に限られているため、感染しているものを口にしなければ感染しません。感染経路を絶つには徹底した野菜や食品の洗浄が有効です。
感染症に対して高齢者は、体力の低下や持病などで重症化も考えられます。予防の三原則は、原因となるウイルスや細菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」です。
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また、当学会の研究を基に製品化された「HM-3000(特系霊芝)」と「センダン葉エキス」を配合した"のど飴"は、上気道の段階で口から侵入したウイルスを不活化します。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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