“冬太り”はセロトニン不足が原因?
「冬になるとどうしても体重が増えてしまう」という人が多いのではないでしょうか。確かに冬はイベントが多く、外食の機会が増え、つい飲みすぎたり、食べすぎたりしやすいシーズンです。
しかし体の仕組みから考えると、本来冬は痩せやすい時季です。ではなぜ太ってしまうのでしょうか。
冬は、基礎代謝が上がり、エネルギーを消費しやすい季節です。私たちの体には、環境に合わせて体温を調節する機能が備わっていて、気温が低くなる冬は体温を維持するために、基礎代謝を上げる、つまり痩せやすくなります。とはいえ、寒くて外出がおっくうになって活動量が減ったり、イベント続きで食べすぎたりすれば、当然太ります。
しかし、食欲コントロールダイエット協会の富永康太氏は、「冬に太りやすいのはメンタルの影響が大きい」と指摘します。
「脳内物質の一つであるセロトニンは、精神を安定させるとともに食欲を落ち着かせる作用があります。セロトニンは日光を浴びることで分泌されるため、日照時間が少なくなる冬は、セロトニンが不足しやすく、食べすぎが起こりやすくなるのです」セロトニンが不足していることで、食欲をコントロールしにくい状態になっているというわけです。
「そもそも食欲がコントロールできていれば、活動量が低下したり、イベントが多くなったりしても太らない。活動量が減れば消費エネルギーが減るので、食欲が正常な状態であればその分食べる量も減る。また、イベント続きで一時的に食べすぎたとしても、生活を元に戻せば食欲は安定し、太ることはない」(同氏)
セロトニン不足によって、メンタルが影響を受けている状態かどうかということは、自分では気づきにくいものです。
「休日の朝になかなか起きられない、LINEなどSNSのアプリを開きたくない、友人から飲み会などに誘われてもおっくうに感じる、といったことがサインだ。セロトニン不足によって、メンタルが落ち込んだ状態になっている可能性がある」(同氏)
また、甘いものを食べるとセロトニンが一時的に大量に分泌されるため、やたらと甘いものを欲する場合も、セロトニンが不足している可能性があります。
(出典:https://diamond.jp/ 他)
■食欲をコントロールする5つの方法
セロトニン不足を解消して食欲をコントロールする日常生活でできる五つの対策。
(1)光を浴びる
できるだけ屋外に出て、日光に当たること。気分が落ち込んでいる時期はそれも難しいので、朝カーテンを開ける、5分でもいいから外に出るなど、自分の心身の状態に合わせてハードルを下げることも必要です。セットした時間にライトが光る「光目覚まし時計」を利用したり、部屋の照明を明るくしたりすることも有効です。
(2)朝から炭水化物をしっかり取る
セロトニンの生成を促すには、炭水化物やたんぱく質が必要です。朝食を抜くと、昼食で食欲が暴走しやすいので、朝から炭水化物やたんぱく質を意識して取ること。朝食をしっかり用意する時間がないときには、おにぎりやバナナだけでもOK。一度外食などで食べすぎると、自暴自棄になり、翌朝も菓子パンなどですませてしまうことがありますが、食べすぎた日の翌朝こそ、食生活が崩れないように注意しましょう。
(3)リズミカルな運動をする
一定のリズムを刻む運動は、セロトニンの分泌を促すと言われています。ウォーキングやエアロバイクなど、5分程度でもいいのでとり入れましょう。暴飲暴食をした翌朝なども、運動することで、生活リズムを立て直しやすくなり、食欲も安定させることができます。
(4)甘いものを欲するときは食事量を増やしてみる
甘いものを食べたくなるのは、セロトニン不足のほか食事量が不足している場合もあります。寒さによる体温調節のために消費カロリーが増えているのに、食事から十分に摂取できていないと、甘いもので補おうとします。少量で済めばいいのですが、必要以上に食べてしまうと、結局太ることに。こうした場合は、食事量を1割程度増やしてみるのも手です。
(5)体を温める
自律神経のバランスが崩れていると、食欲も乱れやすくなります。自律神経のバランスを整えるための一つの方法が、体を温めることです。特に自律神経が集中している肩甲骨の間や仙骨のあたりに使い捨てカイロを貼ると、自律神経のバランスが整い、リラックスできるのでオススメです。
こうした対策は習慣化することが大切ですが、それが最も難しいともいえます。長続きさせる一番の秘訣は、ハードルを下げることです。運動なら極端なことをいえば毎朝スクワット5回でもOK。余裕があるときは、自然と回数を増やせるものですから。どんなに忙しくても、気分が乗らなくてもできるような目標にしておくと、長続きしやすくなります。
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康復医学学会の主要研究素材「ラフマ葉エキス」には、お茶やサプリメントとして飲むだけで、セロトニン不足が改善されるデータがあります。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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