2023年4月8日土曜日

人工甘味料

 本当に危ない人工甘味料

 サッカリン、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料は「カロリーゼロだからダイエットに良い」とメーカーは謳っています。果たしてそうでしょうか? 一般消費者はそのキャッチコピーに踊らされ、「カロリーゼロだから、たくさん摂っても太らない」と安心して、ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎてしまいます。結果は「言わずもがな」です。それ以外にも、ホルモンに作用する、味覚を鈍化させる、依存性がある、腸内細菌への影響、うつ病のリスク上昇、腎機能低下、脳卒中・心筋梗塞のリスク上昇など様々な悪影響があります。

 ここでは、代表的な3大人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK)のうち、疑惑だらけの「アスパルテーム」の問題点を詳しく見てみましょう。

 アスパルテーム(aspartame)は現在でも安全性・危険性に関して最も論争がある人工甘味料の一つです。ある人はこの疑惑に満ちた甘味料をスイート・ポイズン(sweet poison=甘い毒物)と呼びます。米国サール薬品が胃薬(ガストリン)の研究中に強い甘みを持つ成分を偶然発見。その後、日本の味の素株式会社が大量生産技術を開発(商品名:パルスイート)。1974年米国FDA(食品医薬品局)が乾燥製品として、1996年全ての加工食品への使用を認可しました。日本では1983年に食品添加物として認可されました。

 アスパルテームは砂糖(蔗糖)の160~220倍の甘味を持つため少量でも十分で、ほとんど無視できるカロリー(4kcal/g)です。その味は「後甘味でわずかに後引きがあり、砂糖に近く柔らか」だと評されています。甘く感じられるのはフェニルアラニンとアスパラギン酸は共にL体でなければならず、それ以外の場合は苦く感じられます。なお、アスパルテームはL-フェニルアラニン化合物と表記されている場合もあり、注意が必要です。

 アスパルテームの安全性を巡る疑惑の原因は、その構造にあります。アスパルテームは天然には存在しない化合物で、口摂取されると小腸でフェニルアラニン(50%)とアスパラギン酸(40%)というアミノ酸と有毒なメタノール(10%)に分解(消化)・吸収されます。その後、通常のアミノ酸と同じ様にタンパク質に合成されたり、脱アミノ化された後にエネルギー源として分解されたりします。そのそれぞれの成分が健康被害をもたらすと考えられています。メタノール⇒猛毒、アスパラギン酸⇒過量だと「興奮毒」として神経細胞に障害を与える、フェニルアラニン⇒単体で摂取すると脳細胞を過剰に刺激し、時に死に至るほどの興奮性毒となる

「安全であると」結論した7つの研究のうち6つはFDAによって行われたものでした。実験に関わったFDAの職員の多くは、その後アスパルテーム製造企業に職を得ています。                      

(出典:https://kunichika-naika.com/)


■人工甘味料の怖さ

 人工甘味料の代名詞ともいうべき存在が、アスパルテームです。海外では一般の人にもその危険性が認識されるようになりました。現在では日本でも様々な食材に使用され、アスパルテームを完全に排除するのは、非常に困難であると言えます。問題は日常的、習慣的に摂取することです。アスパルテームを摂取し続けると、実は体重を増加させる傾向があります。他に脳腫瘍、てんかん発作、知能障害などのリスクが高まります。

 スクラロースは比較的新しい人工甘味料(日本では1999年に認可)で、“殺虫剤”の開発実験中に偶然発見されました。化学的にはダイオキシンやDDT、PCBなどに近いものと言えます。スクラロースはショ糖(砂糖の主成分)の約600倍という驚異的な甘さを持っています(アスパルテームはショ糖の200倍程度)。店頭などで直接販売されてはいませんが、多くのゼロカロリーやダイエットをうたった清涼飲料水やアイスクリーム、ガム、のど飴などに使用されています。これもまたアスパルテームに近い毒性を持っています。

 他にアセスルファムKなども問題なのですが、最も強力な甘味料が、味の素(株)のアドバンテームです。味の素は、2014年に欧州委員会と米国食品医薬品局(FDA)の食品添加物認可を取得し、日本でも厚生労働省の食品添加物認可を取得しています。アドバンテームはアミノ酸系高甘味度甘味料で、その甘味度は砂糖の2万~4万倍!

 欧州委員会およびFDAの食品添加物認可取得(2014)により、卓上甘味料や、焼き菓子、ソフトドリンク、ジャム、ガムなど、幅広い食品に使用することができるようになりました(味の素自社サイトに記載)。そしてこの甘味料の危険性についてはもちろん指摘されていません。甘味料の歴史は覚醒剤の歴史と大差ありません。しかしながら、覚醒剤の歴史を知るものはほとんどいませんので、これが人工甘味料との類似性が問題になることはほとんどありません。もともと食の安全性に関する情報は日本ではフェイクニュースとして扱われがちです。企業側が科学的根拠に基づいて安全だと訴えれば、消費者は納得して摂取してしまいます。日本の農産物は安全だと言われていますが、残留農薬などの欧米との認識の違いは明らかです(右表参照⇒)。

 ちなみに、アドバンテームの次に甘味度が強い人工甘味料はネオテームです。これら人工甘味料の名称がテームという言葉にネオ(新しいなどの意味)、アドバン(進化したなどの意味)という言葉を組み合わせた名称になっているのにも理由があります。アスパルテームという名称も同じ構造なのですが、テーム(tame)の意味は、“飼いならされた”、“服従させる”、“無気力な”といった意味を持つ言葉なのです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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