"脂肪肝"は運動だけでは治らない?
お酒をあまり飲まない人の脂肪肝が急増中!
肝臓の中に脂肪がたまる「脂肪肝」は、人間ドックの腹部超音波(エコー)検査などで指摘されることが多い病気です。お酒の飲み過ぎが原因で生じる脂肪肝は減少し、現在は「非アルコール性脂肪性肝疾患」と呼ばれる、お酒をあまり飲まない人の脂肪肝が急増しています。そのベースには肥満があります。
肝臓に脂肪がたまっても自覚症状はなく、その多くは放っておいても命に関わることはありません。しかし、一部は危険な慢性肝炎を起こして肝硬変、肝がんに進行するほか、脂肪肝自体が健康寿命を縮める糖尿病、脳血管障害などのさまざまな生活習慣病の始まりになることが分かっています。脂肪肝を解消するにはどうすればいいのでしょうか。長野県の佐久市立国保浅間総合病院外科部長で、2017年に同院に肥満・脂肪肝専門外来「スマート外来」を立ち上げた尾形哲氏によると、肝臓にたまった脂肪は、内臓の周辺につく内臓脂肪、皮下につく皮下脂肪よりも落としやすいのだそうです。「そのカギは食事にある」と尾形氏は話します。
脂肪肝の解消のカギは「糖質」
「非アルコール性脂肪性肝疾患は"食事で起こる病気"なので、対策は食事が9割。もちろん運動も加えるのがベストですが、運動だけで脂肪肝を治すのは無理です。食事を変えれば脂肪肝は3カ月で改善します」(尾形氏)
脂肪肝は肝臓に脂肪がたまるのですから、脂っこいものを食べすぎるのがいけないように感じる人も多いでしょう。しかし尾形氏は、最も注意すべきは「糖質の摂り過ぎ」だと指摘します。摂り過ぎて余った糖質は肝臓で中性脂肪に合成されます。脂肪肝には脂質も影響しますが、より問題となるのは糖質です。つまり、真っ先に減らす必要があるのは糖質量なのです。
食事で脂肪肝を改善する方法として、尾形氏は右表の「極意5カ条」を挙げています。スマート外来ではこの「極意5カ条」によって、訪れた患者の8割以上で脂肪肝が改善したそうです。脂肪肝を指摘されている人は、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)
■脂肪肝の予防に有効な方法とは
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が異常にたまった状態を指します。肝臓の細胞の約3割以上に脂肪がたまると脂肪肝と診断されます。脂肪肝には、アルコールを摂取していないのに生じる非アルコール性脂肪肝と、飲酒をしすぎることによって引き起こされるアルコール性脂肪肝の2つの主なタイプがあります。
脂肪肝の予防に有効な方法
(1)健康的な食事:食事にはバランスの良い栄養摂取が重要です。脂肪肝の予防には、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を控え、代わりに不飽和脂肪酸(オメガ-3脂肪酸など)を摂取することが推奨されます。また、砂糖や加工食品の摂取を制限し、食物繊維やビタミン・ミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂ることも重要です。
(2)適度な運動:適度な運動は脂肪肝の予防に効果的です。定期的な有酸素運動や筋力トレーニングは、体重の管理や脂肪の燃焼を促し、肝臓の健康をサポートします。
(3)飲酒の制限:アルコール性脂肪肝を予防するためには、飲酒を控えるか、適度な飲酒量を守ることが重要です。アルコールの摂取は肝臓に負担をかけ、脂肪の蓄積を引き起こす可能性があります。
(4)健康な体重の維持:適切な体重を維持することも脂肪肝の予防に役立ちます。肥満は脂肪肝のリスクを高める要因の一つとされていますので、バランスの取れた食事と運動により健康な体重を保つことが重要です。
以上のように、脂肪肝の予防には個人のライフスタイルの改善が重要です。
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肝臓疾患においても、生薬の「霊芝」が有益であると言われています。これは、霊芝の抗酸化作用や免疫調節作用、抗炎症作用が関与している可能性が指摘されています。台湾の中山医学大学の研究(2017年)では、参加者に1日225mgの霊芝エキスを服用する実験で、赤血球の中に含まれる抗酸化酵素の含有量を大幅に増やすことが証明されました。また、軽い脂肪肝の患者や胆嚢ポリープの患者においては、霊芝服用後6カ月で、GOTとGPT(肝臓や心筋、筋肉などの細胞の異常があるかどうかを判明する)の数値が減少し、それぞれの症状がほぼ消えたという結果も得ています。肝機能の向上と肝臓損傷を改善する効果があることがわかったのです。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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