たばこを吸わない人の肺がん増加!
今、たばことは強く関連しない肺がんが増えています。「肺がんの患者数は右肩上がりに増加する一方で、喫煙者は減っている。これは、たばこが原因でない肺がんが増えていることを意味する」(中部国際医療センター樋田豊明医師)
肺がんは「組織型」という分類法で腺がん・扁平上皮がん・大細胞がん・小細胞がんに分かれ、発生しやすい部位や特徴が異なります(右表参照)。4分類のうち、喫煙との関連が強いのが扁平上皮がんと小細胞がん。喫煙率の低下によって、扁平上皮がんと小細胞がんは減っています。そして、喫煙とは関連が少ない腺がんが急激に増えています。腺がんの発症理由ははっきりしていませんが、PM2.5等の大気汚染が肺のがん細胞の遺伝子異常を起こすというデータが複数出ています。たばこが身近ではない生活をしていても、だれでもリスクがあるということです。
「そもそも肺がんは無症状の場合も多く、症状がなくても全く大丈夫とは言えない。肺がんはステージⅣで発見される患者が珍しくない。それは自覚症状がないまま病状が進行してしまうから。早期発見には、喫煙者・非喫煙者を問わず受診することが重要」(同医師)
重要なのは、「要精密検査」となったら、無症状でも、非喫煙者でも放置しないことです。国立がん研究センターの発表では、肺がん検診で要精密検査と判定された人の精密検査の受診率は83.8%。20%弱が放置しています。
肺がんは、がんの部位別死亡率の中で、男性でトップ、女性で2位です。前述の通り、進行してから発見される人が多いからです。早期発見は当然ながら生存率を高めます。
今年6月から放射線治療の一種、陽子線治療が肺がんで保険適用となりましたが、進行してからの発見では保険適用となりません。
従来の放射線治療はX線やγ線を用います。これらは体の表面近くで最も強い効果があり、体の奥へ進むにつれ効果が弱くなり、さらにはがんを越えて体を突き抜けます。そのため、正常な組織や臓器を傷つけてしまうのです。これに対し陽子線治療では、最大のエネルギーを放出する場所(体の表面からの深さ)を設定できます。がんがある場所に設定すれば、そこで最大効果を発揮して停止。奥まで突き抜けません。がんに対して、集中的な治療ができるのです。肺がん治療の進化は目覚ましく、その恩恵を受けるためにも、正しい知識を。
(出典:https://www.nikkan-gendai.com/)
■肺の構造と血液循環
肺は体の中でもかなり大きい器官の1つです。胸腔の大部分を占め、ちょうど横隔膜の上に乗る形をしています。左右の肺は非対称で、大きさは右肺8:左肺7。心臓がやや左寄りにあるため、左肺の方が少し小さくなっています。多角形小葉の集まり"葉"で構成され、右肺は上葉・中葉・下葉の3葉、左肺は上葉・下葉の2葉でできています。肺の入り口である肺門には、気管支のほか、肺動脈、肺静脈などの血管、さらに神経なども多数出入りしています。
肺胞と血管の間のガス交換
肺門から入った空気は、気道を進んで肺胞に入ります。肺胞は直径0.2mmほどの小さな袋で、その周囲を毛細血管が網の目のように取りまいています。肺胞のまわりには、肺動脈から続くたくさんの毛細血管が走り、その中には、体内を巡ってたくさんの二酸化炭素を運んできた静脈血が流れています。
このとき、毛細血管の酸素分圧(PO2)は40mmHg、二酸化炭素分圧(PCO2)は46mmHgです。これに対し、肺胞内のPO2は100mmHg、PCO2は40mmHg。血管内と比べると、肺胞内のほうが圧倒的に酸素が多く、二酸化炭素は少ない状態です。
ガスの移動は、ガス分圧の差によります。肺胞⇒静脈の毛細血管は、60(100-40)mmHgの圧力で酸素が移動し、静脈側の毛細血管⇒肺胞は反対に、6(46-40)mmHgの圧力で二酸化炭素が移動します。このガス交換の結果、酸素をたっぷり含んだ血液は、肺静脈から心臓へと戻り、再び全身へと向かい、一方、肺胞に移動した二酸化炭素は、肺の呼吸運動によって気道から体外へと排出されます。つまり、血液にとって肺胞は酸素の供給する場所であり、二酸化炭素の捨てる場所でもあるといえるのです。
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酸素供給・血流改善への霊芝の影響
体内に取り込まれた酸素は、赤血球が全身へと供給します。そして、赤血球が運搬する酸素を切り離して、全身の細胞への酸素供給量を高め細胞の酸欠を改善するのは「2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)」の働きによるものです。また、血液の通り道である毛細血管の柔軟性の維持や傷ついた血管の修復・改善には「NO(一酸化窒素)」の作用が欠かせません。
康復医学学会の推奨する生薬である「HM-3000(特系霊芝)」には、2,3-DPGを産生・増加させる作用があること、そして体内でのNO合成酵素を活性化させ、NOの産生を促進する作用があることが確認されています。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン
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