2025年1月22日水曜日

血管モレ

 女性の更年期に血管が老化する?

 お腹まわりが太ってきた、健康診断の数値が悪くなった──これらは更年期を迎えるころから体が「内臓肥満型」に変わり、「血管老化」が進行しているサインかも。女性の更年期は生活改善のギアチェンジが必要な時期です。

 健康に気を配り食事にも気をつけているつもりなのに、更年期に入ってからお腹まわりが太りやすく、洋服のボトムスがきつくなる一方。同時に、血糖値やLDLコレステロール値といった健康診断の数値も悪化するなど、“更年期メタボ”のような現象に戸惑っている人が多いようです。女性の場合、変化の始まりはエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といった女性ホルモンの分泌の低下からです。

「女性は更年期に卵巣機能が低下し、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下していく。男性と同様に内臓肥満が起こりやすく、メタボになりやすい体質に変わる。その結果、血管の老化が一気に進行し、脳梗塞や心筋梗塞といった病気のリスクが高くなってくる」(大阪大学大学院特任准教授・野口緑氏)

 更年期の血管老化は、エストロゲンの減少による動脈硬化脂肪が蓄積する場所の変化LDLコレステロールの増加──という3つの変化とともに進んでいきます。

(1)エストロゲンの減少が、ダイレクトに血管を硬くする 

⇒エストロゲンは、血管の最も内側にある血管内皮細胞で分泌される血管拡張物質NO(一酸化窒素)の産生を高め、血管をしなやかに保つ。しかし、エストロゲンが減少するとNOの産生が減るので、NOが担っていた血管拡張作用が発揮されず、血管の弾力性が低下する。

(2)脂肪がたまる場所が変わる

⇒女性は、更年期まではエストロゲンの働きによって余剰エネルギーを優先的に「皮下脂肪」にためる性質がある。柔らかくて指でつまむことができる皮下脂肪。更年期以降は、男性同様「内臓脂肪」として蓄積するようになる。

(3)血管が詰まる要因を作るLDLコレステロールの増加

⇒たとえ肥満でなくとも、女性は更年期以降、LDLコレステロール値の悪化が起こりやすくなる。コレステロールはホルモンや細胞膜、胆汁酸という消化液などの材料になる。しかし、更年期以降は女性ホルモンを作る必要がなくなるために、材料のコレステロールが余る。

「更年期にエストロゲンの分泌が減少すると、ホルモン作りに使われていたコレステロールが消費されなくなります。必要量が減っているのに、食事からコレステロールやコレステロールの材料となる飽和脂肪酸をとり続けると、LDLコレステロールの数値が悪化することになります」(野口氏)

 そして、コレステロールは脂質の仲間とはいっても、中性脂肪とは違ってエネルギーを作るために消費することができず、運動をしてもなかなか減らないのが難点です。食事の見直しが重要です。                    

(出典:https://gooday.nikkei.co.jp/)


■毛細血管の機能低下 “血管モレ”とは

 毛細血管は、体中の細胞に血液を通じて栄養と酸素を届けます。この毛細血管は、45歳を境に急激に傷つきやすくなり、栄養分が漏れ、消滅しやすくなります。これを「血管モレ」といい、これが老化に多大な影響を及ぼすことがわかっています。

「血管モレ」はこうして起こる!

 毛細血管がダメージを受けて傷つき、老化して血管モレを起こすメカニズムは、毛細血管の外側にある壁細胞と内側の内皮細胞のゆるみにあります。

 毛細血管は加齢や紫外線、活性酸素によるダメージが原因で、外側の壁細胞が剥がれやすくなります。壁細胞が剥がれてしまうと内側の内皮細胞に影響が及び、不安定な血管に。内皮細胞にも隙間ができて、栄養分や酸素が漏れ出てしまいます。これが血管モレの正体です。

 血管モレが続くと、毛細血管の末端まで血液が届かなくなり、そうなると、毛細血管は無機能血管になってしまいます。周囲の細胞も血管も消滅して"ゴースト血管"となり、さまざまな不調の原因になるのです。

 安定した血管は、外側の壁細胞と内側の内皮細胞が密着して安定した構造を維持しています。加齢や活性酸素などで壁細胞がダメージを受けると、壁細胞と内皮細胞の構造がゆるみ、血管は不安定になります。血流が滞り、写真のように毛細血管はゴースト血管になってしまうのです。

 血管モレによるゴースト血管こそが肌や髪、全身の不調の原因です。このゴースト血管を防ぐには、毛細血管の壁細胞と内皮細胞との接着剤の役割をする“Tie2(タイツー)”という受容体を活性化させることです。“Tie2受容体”が活性化すると、剥がれそうな血管を補強したり、壁細胞自体を強く丈夫にしたりする働きをします。

「血管モレ」を生活習慣で防ぐ

 血管モレは以下のような生活習慣の実践で予防することができます。

塩分と糖質、悪い油を摂らない

血液の質をよくする腸内環境もケア

全身の血流を改善して体を温める

ふくらはぎ運動

毛細血管復活の救世主“Tie2活性植物”ヒハツシナモン月桃葉ルイボスハス胚芽スターフルーツなどがTie2受容体の活性化に効果が認められている)

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 康復医学学会のメイン研究テーマは「HM-3000(特系霊芝)」です。霊芝は微小循環系*の改善に最適です。また、抗酸化作用や健寿延命への影響が期待されます。

*微小循環系とは:毛細血管床その輸入・輸出血管である細動脈・細静脈を一括した呼称。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン


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