放っておくと心配な"しびれ"
「しびれ」は、身近な症状ですが、中には注意が必要なものもあります。単なる一時的なものと、医療機関を受診すべき危険なものを見極めることは、健康を守る上で非常に重要です。一時的なしびれの原因としては、圧迫によるものと冷えによるものがあります。〔圧迫によるもの〕は、長時間正座をしたり、腕枕をしたりすることで、神経や血管が圧迫され、血流が悪くなることで生じます。多くの場合、体勢を変えれば数分で解消します。〔冷えによるもの〕は、寒い場所で手足が冷えると、血行が悪くなりしびれを感じることがあります。温めることで改善します。
一時的なものとは異なり、以下のようなしびれは、何らかの病気が原因である可能性が高く、医療機関での診察が必要です。
(1)片側の手足や顔のしびれ
●脳卒中(脳梗塞、脳出血など):脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳への血流が阻害され、手足や顔の片側にしびれや麻痺が生じます。ろれつが回らない、めまい、意識障害なども伴うことがあります。発症から早期の治療が重要です。
●一過性脳虚血発作(TIA): 脳卒中と同様の症状が一時的に現れ、数分から数時間で改善するものです。脳卒中の前兆である可能性が高く、放置せずに受診が必要です。
(2)左右両方の手足のしびれ
●糖尿病性神経障害:糖尿病の合併症として、手足の末梢神経が障害され、左右対称にしびれや痛みを感じることがあります。進行すると感覚が鈍くなり、足の潰瘍などの原因にもなります。
●脊椎疾患(頸椎症、腰椎ヘルニアなど):首や腰の骨の変形や椎間板の突出により、神経が圧迫され、しびれが生じます。頸椎の問題では腕や手のしびれ、腰椎の問題では足のしびれが特徴です。
●手根管症候群:手首にある手根管というトンネル内で正中神経が圧迫され、親指から薬指にかけてしびれや痛みが起こります。特に夜間や朝方に症状が強くなることがあります。
●ギラン・バレー症候群:免疫系の異常により、末梢神経が攻撃される自己免疫疾患です。数日?数週間で下肢から上肢へとしびれや麻痺が進行し、重症化すると呼吸筋の麻痺を起こすこともあります。
(3)特定の場所にしびれが続く場合
●帯状疱疹:水痘ウイルスが再活性化することで、体の片側の神経に沿って痛みとしびれ、赤い発疹が現れます。発疹が出る数日前からしびれや痛みが先行することもあります。
●ビタミン欠乏症(特にビタミンB群):ビタミンB12などの欠乏により、末梢神経の働きが悪くなりしびれが生じることがあります。
しびれは、体の異常を知らせるサインです。自己判断せずに、適切な時期に専門医の診察を受けることが、早期発見・早期治療に繋がり、重篤な疾患の予防にもなります。
■"しびれ"とは何なのか
「しびれ」とは、主に体の一部に生じる異常感覚のことです。「ジンジン」「ピリピリ」「チクチク」などと表現されることが多く、感覚が部分的あるいは完全に消失した状態、または異常な感覚が生じている状態を指します。
しびれの生理学的メカニズム
しびれは、感覚経路(感覚受容器から末梢神経、脊髄、大脳へ至る感覚伝導路)のいずれかの部位で障害が起きた結果として現れます。具体的には、感覚を伝える神経線維が圧迫、損傷、炎症、代謝異常などによって正常に情報を伝達できなくなることで、しびれという症状が生じます。特に正座などで長時間圧迫された場合、虚血(血流不足)によって神経線維の伝導ブロックや自発的な異常発射が起こり、しびれ感が出現するのです。
関与する神経線維
しびれの多くは、触覚や振動覚を伝えるAβ線維(太い有髄線維)の障害が関与しています。Aβ線維が圧迫や損傷を受けると、異常な興奮となりしびれが生じやすくなります。さらに、Ia線維(筋紡錘由来の伸張感覚)やC線維(痛覚・温覚・かゆみなど)が障害された場合にも、異なるタイプの異常感覚が現れることがあります。
しびれの種類と病態
しびれは知覚鈍麻(感覚低下)や知覚脱失(完全消失)、または錯感覚(外からの刺激とは関係なく生じる異常感覚)の形で現れます。これらは軽い触覚、温度覚、振動覚など、複数の感覚領域で生じることがあります。具体的な原因として、末梢神経障害(単神経、糖尿病性、多発性神経炎など)、神経根障害、脊髄障害、脳卒中や脳腫瘍など中枢の障害が挙げられます。
病態モデルと再生
しびれの病態生理を理解する上で、神経線維の圧迫・阻血時の一連の反応が重要です。足の正座などによる一時的なしびれは、血流回復によって正常な感覚が再生されますが、長時間の圧迫や不可逆的障害では回復が難しく、慢性的なしびれとなるため注意が必要です。
臨床的意義
しびれは単なる不快感にとどまらず、病的変化の初期サインであることも多いので注意が必要です。感覚鈍麻・消失により運動障害や転倒リスクが増加するだけでなく、外傷や感染症、糖尿病性潰瘍など重大な合併症のリスクにも繋がりやすくなります。
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通常、2~3日以内に消えてしまうようなしびれは心配ありません。しかし、同様のしびれが繰り返し起こる、しびれが一週間以上続く、しびれが徐々に強くなったり広がったりする、しびれだけではなく力が入らない、歩きにくい、などの症状が出てきた場合は要注意です。
当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血流改善・血栓形成抑制・微小循環の環境改善により、血流に関わる「放っておけないしびれ」対策に期待が持てます。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

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