「疲れたぁ~」は、からだの注意信号!
突然ですが、「今週は疲れたぁ~っ!」「なんか疲れが溜まってる‥‥」と、つぶやいてしまう経験は皆さんにあると思います。でも「疲れや疲労っていったい何ですか?」と尋ねられて、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。疲労は体にとって重要な信号です。けがをすると痛みを感じ、風邪をひくと熱が出るのと同じように、疲労は「体に異変が起きています!」とあなたに知らせているのです。これらの痛み・熱・疲労は「体の3大アラーム」といわれています。
疲労には、ちょっとした休息や休暇を取ることによって改善する“原因が分かりやすい疲労”と、日々のストレスや他の病気が原因で疲れが出る“原因が分かりにくい疲労”があります。休養したらすぐに改善する疲労は心配ないのですが、休養しても改善しない疲労は心配です。人の体は、呼吸・血液循環・消化・吸収・生殖などの機能を調節する「自律神経システム」と、体を動かすエネルギーを作る「エネルギー代謝システム」、そして、病気から体を守る「免疫システム」の各システムが機能しています。「疲れにくい」ということは「体力がある」ということです。体力のある人は、豊富な活動のエネルギー(エネルギー代謝システム)と、病気の防衛力(免疫システム)があり、そして両者をうまくコントロール(自律神経システム)しているのです。これらのシステムが正常に機能している状態では、疲労も休養を取れば改善されます。
しかし、人は継続的にストレスにさらされたり、無理をしたりしていると、それを脳が感じ取ります。脳幹綱様体⇒視床下部(自律神経の中枢)⇒大脳辺縁系(食欲、性欲などの本能や感情の中枢)⇒大脳皮質(運動やら五感をつかさどる中枢)へと伝わり、中枢神経から自律神経、免疫系、内分泌系に変化をもたらし、体を正常に維持していくシステムが乱れ、疲れが蓄積していくのです。
そして、微熱、関節痛、筋肉痛、咽頭通などの副症状があり6ヶ月以上継続的な疲労を感じる場合は、慢性疲労症候群の可能性があります。放置するとさまざまな症状が伴う疲労です。みなさんは大丈夫ですか?
■疲労を感じる脳
肉体疲労で手や足、腰がだるいとしても、手足、腰の筋肉で疲労を感じているのではありません。筋肉の抹消から脳に信号が伝わってはじめて、脳で「疲れた」という感覚が生じ、意欲や行動が低下すると考えられています。抹消組織から送られてきた信号を感知し、脳内で疲労感を伝える物質の働きが「疲労の本質」といわれています。その過程は、免疫系や内分泌系も絡んでいて、脳内にこれらの働きを制御する「疲労回路」(左図)があるのです。
疲労感が長く続く慢性疲労症候群の患者は、脳内の神経伝達物質の合成障害などが確認されていて、脳の機能が低下していると考えられています。
ストレスによる「疲労」のしくみ
【疲労対策】
血管運動の低下・収縮は、微小循環の血流を低下させ、細胞への酸素供給不足を招き、これに伴う老廃物の蓄積から疲労の原因になることが考えられます。そして、ストレスからの疲労が長期にわたると、ストレスホルモンが過剰に分泌され、セロトニンの代謝異常などから痛みを伴う疲労や慢性疲労などに至ることがあります。セロトニン代謝異常に影響を与えるリラックスハーブ「ラフマ」や、微小循環の血流に影響を与える生薬「霊芝」は、これらストレスが原因の「疲労・慢性疲労」の改善に期待が持てます。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
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