ダイエットの基本、カロリー制限の矛盾?
「ダイエットの基本はカロリー制限」と思っている人が多いと思います。それが一度でもダイエットを経験したことのある人なら、特に・・・。「カロリー制限をしても思ったように痩せなかった」という方も多いのではないでしょうか。しかし、それは当たり前のことなのです。なぜなら、カロリー制限だけで体重を減らそうという考え方自体が間違っているからです。
現在の常識からすると、太るか痩せるかを決めているのは、食事による摂取カロリーと運動などによる消費カロリーのバランスとされています。それは、次のような理屈です。「摂取カロリーが消費カロリーを上まわればカロリーは余ります。余ったカロリーは脂肪として蓄えられるので太ります。逆に摂取カロリーが消費カロリーが下まわればカロリーが足りなくなるので、体内の脂肪をエネルギー源として使うことで痩せます」。
ところが、実際には日本人の摂取カロリーは減る傾向にあり、運動などによる消費カロリーは増える傾向にあります。それでも、多くの日本人は男女とも30代から年をとるごとに太り始めているのです。厚生労働省の「平成22年国民健康・栄養調査」によると、男性の肥満率は30代28.8%、40代35.2%、50代37.3%です。女性の肥満率は30代13.8%、40代18.3%、50代19.0%となっています。
年々減少の傾向にある日本人の摂取カロリーですが、驚くべきことにその水準は、食料不足だった第二次世界大戦直後を下回る(!)ほどです。終戦翌年の1946年、日本人の摂取カロリーは1日平均1900kcalでした。日本が敗戦から立ち直り経済成長を始めると、摂取カロリーも増加。1975年頃のピーク時には、摂取カロリーの平均は1日2200kcalに達します。ところが、それから摂取カロリーは右肩下がりに減少し、現在の摂取カロリーは1日平均1860kcalほどしかありません。これは高齢化が急速に進み、食が細い高齢者が増えたことも影響していますが、肥満が増えてくる働き盛り世代も、決してみんながカロリーを取りすぎているというわけではありません。
厚労省の「日本人の食事摂取基準(2010年度版)」によると、デスクワークがメインの社会人で通勤や家事で多少歩く程度の標準的な日本人が摂取すべきカロリーは、30~40代の男性で2600kcal、女性で2000kcalとされています。ところが実際には、男性2100kcal前後、女性は1700kcal前後しかとっていないのが現状です。
では、なぜ太ってしまうのでしょうか?
抗老化・抗肥満とは⑤
■理屈がわかれば簡単に痩せられる
カロリー制限では痩せられないワケ
摂取すべきカロリーを下回っている働き盛り世代の男性の3人に1人、女性の5人に1人が肥満という事実からしても、カロリーの取りすぎで太るという「カロリー神話」が通用しないことは明白です。太るか痩せるかを、カロリー計算のみで語ろうとすると限界があるのです。では、なぜ痩せない?
○食品のカロリーを正しく把握できないから
カロリーは食品に含まれる三大栄養素(脂質、タンパク質、糖質)の量から計算されますが、重さを正確に量り、食材のカロリーを調べて計算しても誤差が出ます。微妙な差でも1日3食、1ヶ月90食、1年1095食の誤差が蓄積すると、正確なカロリー把握は不可能に近くなるのです。
○消化吸収は人によって違うから
人は個人差や体調しだいで消化吸収の度合いは少なからず差が生じます。たとえば空腹時は吸収が良く、疲れていて胃腸が弱っているときは吸収が悪いように、生物学的個体差を無視してカロリーだけを機械的に重んじる栄養学は古い考え方です。
○脂肪を燃やすのはミトコンドリアだけだから
体内の脂肪や糖質は細胞内でエネルギーに変わります。糖質は細胞質基質(細胞内の部分の呼称で、細胞質から細胞内小器官を除いた部分のこと)でもエネルギーになりますが、脂肪はミトコンドリア内でしかエネルギーになりません。
ダイエットに大切なのは、摂取カロリーをいかに抑えるかという古い考え方ではなく、ミトコンドリアをいかに活性化して代謝を高めるかという考え方なのです。
【ミトコンドリア活性対策】
ミトコンドリアを活性する特定栄養素は、α-リポ酸・L-カルニチン・コエンザイムQ10です。そして、エネルギー産生時に必須な酸素の供給量の増加に影響するのが「霊芝」です。また、体にテラヘルツ波(電磁波)を有効的に吸収することで、ミトコンドリアの活性化に影響し、カロリー制限で期待したダイエット効果が出なかった人や生活習慣病の抑止・抗老化などに期待ができます。このような〔特定栄養素+最先端医学療法〕こそが康復医学学会が提唱する康復療法なのです。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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