活性酸素と老化の関係
人はもちろんのこと、地上の生きるおおよそ全ての生きものは、酸素をエネルギー源として利用しています。それは、酸素が生物の代謝を高めるのにとても有効なエネルギー源だからです。代謝は生物にとって基本的な生体活動です。この代謝の過程で活性酸素(フリーラジカル)が生まれるのです。体に害だけをもたらす悪者のように言われている活性酸素ですが、実は体内に入り込んだ細菌やウイルスなどの有害な物質を分解するという役割も持っています。しかしその一方で、老化や病気にも大きく関係しているのも事実です。。活性酸素が体の細胞に入り込むと、たんぱく質、脂質が酸化し、細胞の働きが低下していしまいます。老化は一般的に「歳をとるにつれて身体の機能が衰えること」とされていますが、この原因について「活性酸素によって身体の細胞や組織が酸化して変質し、機能が衰える」のではないかと考えられています。この説を最初に主張したのはアメリカの研究者。彼らの研究で、活性酸素が体内に次のような影響を与えることがわかってきました。
○遺伝子(DNA)を形成する核酸を酸化させて変質させ、ガン細胞などを発生させる。
○細胞膜に含まれる不飽和脂肪酸を酸化させて過酸化脂質を作り、細胞や組織を破壊する
○老化色素と言われるリボフスチンを作り、細胞の動きを止める。
SOD*様食品やビタミンA・C・E、ミネラルなど、体外から取り入れることで活性酸素を除去するといわれている「抗酸化食品」があります。これらの抗酸化成分は、体内で活性酸素をキャッチする(還元)と“自らが酸化”して活性酸素を除去します。そして、処理しきれないほど大量の活性酸素が発生すると、体は大きなダメージを受けてしまいます。
しかし、ミトコンドリア内での抗酸化には期待ができません。つまり、抗酸化食品では老化は防げないということです。
そもそも人の体は、だまって活性酸素の攻撃に耐えているわけではありません。先天的に活性酸素に対する防御システムの抗酸化酵素が備わっていています。この酵素こそがフリーラジカル除去、抗老化のメインです。巷でもてはやされている抗酸化食品を拡大解釈すると取り返しのつかないことになるので注意が必要です。
抗酸化酵素がよいという宣伝文句で多くの抗酸化食品、酵素食品が世に出ていますが、それらの商品は酵素の姿では体内に吸収されません。抗酸化食品や酵素食品は効能書きほどの効能はないのです。
*SOD:酵素の一つ。スーパーオキシドディスムターゼの略称。
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■抗酸化酵素のはたらき
抗酸化食品などの抗酸化成分が働くと、初期の活性酸素は除去されるかわりに、今度は過酸化水素が発生します。この過酸化水素は、寿命が非常に長く、体の中をあちこちうろつき回ります。それがまた変化して最強の活性酸素ヒドロキシルラジカルに変身しますが、この過酸化水素を除去する抗酸化酵素を人の身体は持っています。その酵素がカタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)です。このように人間の体はこの活性酸素をうまくコントロールできるようなシステムになっています。
抗酸化は食品にはできない!
ビタミン類やSOD様食品といわれる抗酸化食品は、細胞内の抗酸化、ミトコンドリア内の抗酸化には無力です。よく“健康食品で抗酸化”という言葉が聞かれますが、細胞内で抗酸化作用を及ぼすのは抗酸化酵素であり、食品による抗酸化とは違うものです。その点を間違えると学識を疑われますのでご注意を。霊芝と抗酸化酵素
霊芝の3大産生物質*の一つでもあるGSH-Pxは、通常の抗酸化物質と異なり、活性酸素を分解するだけでなく、ここでできた不安定な酸素を水に還元する効能があります。また、更に活性酸素が作られないよう予防することができます。そのため、GSH-Pxは抗酸化作用を持つ物質の中でも非常に強力なものと言われています。
*霊芝の3大産生物質:
①2,3-DPG(血液が全身の組織に運んだ酸素を切り離して酸素供給量を高める働き)
②NO(一酸化窒素:血管を広げて血流を改善し、また血管に柔軟性を持たせる働き)
③GSH-Px(非常に強力な抗酸化作用)
【抗老化対策・活性酸素】
「霊芝」は、上記のデータのように抗酸化作用に期待が持てる抗酸化酵素のGSH-Pxの産生と活性に影響します。さらに「テラフォトン調整法」でテラヘルツ波を有効的に体内に吸収することでミトコンドリアの活性化に影響し、活性酸素対策に期待できます。
この「特定生薬類似食品+最先端医学療法」は康復医学学会が提唱する康復療法です。
※参考『康復医学大綱』p46,p64(微小循環研究所刊)
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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