高血圧は認知症にも影響する!
高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態をいいます。高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いのですが、様々な疾患に影響を及ぼす生活習慣病のひとつでもあります。肥満、高脂血症、糖尿病との合併は、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクとなる点で、臨床的な意義は大きいとされています。高血圧は認知症にも関わり、高血圧を改善する降圧薬による治療が認知症の予防にもつながることが、国内外の研究で分かってきています。
認知症は、脳卒中などを原因とする脳血管性認知症と、アルツハイマー型認知症に大別されますが、欧州での研究では、降圧薬による高血圧治療がアルツハイマー型認知症にも有効なことを確認した点で注目されたのです。
福岡市の九州医療センターの土橋卓也内科医長(高血圧内科)は、福岡県で40年以上にわたり健診を続けた疫学調査でも、「認知症を引き起こす危険因子の一つとして高血圧が認められている」といいます。そして、「高血圧を防ぐ健康的な生活習慣の実践は、認知症の予防にもなる」と呼び掛けています。
脳血管性認知症の原因となる高血圧の大半は微小循環の血流が低下して起こる本態性高血圧(高血圧症患者の90%以上)です。
今号より微小循環基礎講座では、その対策編として「微小循環血流の改善」の特集をお送りします。
康復医学の基本 微小循環基礎講座
■〔対策編〕①
微小循環の血流が低下すると、さまざまな自覚症状が表われます。しかし、初期の段階では症状自体が軽い場合が多いため見過ごされてしまいます。血流の低下を放置しておくと、年齢を問わず循環器系をはじめとする疾患につながります。
霊芝と赤血球の変形能
毛細血管は赤血球より細いため、赤血球は自らが変形して通っていきます。しかし、ストレスや生活習慣などの影響で、赤血球は変形しにくく(弾力性が低下)なります。霊芝を投与すると、赤血球膜の流動性が増加することによって赤血球の形態を保つことができ、赤血球の寿命と機能性(変形性)の向上につながります。
注:IF値は対照組に比べ小さいほど赤血球の変形性が高いことを示している。
P値は統計学的に有意であるという意味
霊芝と赤血球の凝集
血液や赤血球の膜に粘度が生じた場合、赤血球どうしが粘着し連銭状態になります。霊芝を投与することで、赤血球の凝集性は投与前及び対照組より明らかに低下していることが見出されました。
注:低ずり応力は赤血球の凝集性、高ずり応力は赤血球の変形性を表す。
微小循環の血流低下は、疾患だけではなく傷病後の健康回復にも影響を与えます。健康回復を医学する康復医学学会では、健康のポイントに「血流」「睡眠」「体力」を提唱しています。そして、微小循環の血流改善のベースになり、推奨するのが生薬類似食品の「霊芝」なのです。
※資料抜粋:『HM真菌エビデンス~自然食菌の同定から臨床まで~』(微小循環研究所刊)
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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