2015年12月11日金曜日

手洗いで感染予防

オムツ替えや嘔吐物処理後に手洗いする人、30~40%

 「自分以外の人のオムツ替えやトイレ介助の後に必ず手洗いをする」割合は33.0%、「嘔吐物を処理した後」でも41.9%――。消費者庁が全国で二千人を対象に行ったインターネット調査で明らかになりました。

 例年、冬季にノロウイルスを原因とする食中毒などが多く発生していることから、消費者庁が最も重要な予防策である「手洗い」の実態を調査。家庭で手洗いを実施する16~65歳の男女、ネットモニター2,000人が調査対象です。1回の手洗いにかける時間は「5~10秒未満」が39.7%と最も多く、「10~15秒未満」が26.3%と続いています。一般向けとは言えませんが、食品取り扱い者向けのガイドでは食中毒発生予防のための手洗いとして「ハッピーバースデーの歌2回(約30秒)の手順に沿った手洗いと約20秒のすすぎ」の計約1分間を推奨しています。
 今回の調査では「30秒以上」は7.2%と最も少ない結果でした。トイレ後の手洗いのタイミングについては「小便後」87.7%、「大便後」92.0%。一方「トイレが汚れていた時」と回答した人も37.8%に上っていた他、「手は洗わない」も2.0%いました。

 「手が汚れる可能性がある行動後に必ず手洗いをする状況」に関する質問では「土や泥、生ゴミに触った後」と答えた人が80%以上を占める一方、「鼻をかんだり、咳・くしゃみをした後」と答えた人は33.9%でした。また、「自分以外の人の世話をするときに必ず手洗いをするタイミング」では「子供の世話をした後」は14.6%、「病気の人の世話をする前」は26.2%、「病気の人の世話をした後」が32.2%。他に「オムツを替えや、トイレの介助をした後」で33.0%、「嘔吐物を処理した後」でも41.9%でした。消費者庁は「食事前、トイレの後には必ず手洗いを」「感染予防、汚染防止のために手洗いをしましょう」などと呼びかけています。

 今回の調査に医療従事者が含まれているかはわかりませんが、米疾病対策センター(CDC)の資料によると、医療従事者の病院における手指衛生の遵守率は職種に差はあるものの、一般病棟で30~40%台、集中治療室でも40%台だそうです。手指衛生が徹底されにくい要因としては、「石けんや殺菌消毒剤による刺激」「手洗い場が不便な場所にある」「忙しい」「スタッフが少なく、患者が多過ぎる(手洗いの時間がない)」「患者からの感染リスクは低い」などと考えているためと分析されています。
出典:https://medical-tribune.co.jp/

■“まず手指衛生の徹底”で感染予防

手指衛生が感染を防ぐ上で非常に重要なポイントであることは、いまや世界の常識になっています。ノロウイルスやインフルエンザウイルスは、咳やくしゃみで出た飛沫を直接吸い込んで感染する飛沫感染以外にも、飛沫で汚染された手指や物、周囲環境の表面から手を介して接触感染しますので、手洗い・手指消毒は非常に重要なのです。

手洗いの注意ポイント

◎石けんを使ったとしても、石けん自体に消毒効果があるわけではないのでしっかりと時間をかけて丁寧に洗わないと効果は半減してしまいます。

◎お湯でゴシゴシ洗うのもNG。皮膚の油分が奪われて手荒れの原因となってしまいます。荒れた皮膚は、細菌が増殖しやすいことが分かっています。

◎家族で共有のタオルを使うと手洗いも台無し。湿ったタオルで増殖した細菌が再び手に付着してしまいます。

 普段の手洗いでは、感染予防対策として間違った方法もよく見受けられます。せっかくの手洗いも、感染の抜け道を作るばかりか、逆効果にもなりかねません。

インフル、ノロだけではない! 新たなウイルスにも注意

現在、乳幼児にぜんそく症状を起こし、重症化すると麻痺が残る「エンテロウイルスD68」の国内感染数も過去最多を記録しています。
 エンテロウイルスD68は、昨年から今年にかけて全米で1153人が感染し、うち14人が死亡しています。国内でも11月青森で10歳男児の重い麻痺症状が確認されました。
 大人では症状が出なかったり、軽症で済む場合が多いのですが、感染源は大人から乳幼児や子供へというケースが一般的です。現時点で治療薬やワクチンは無く、手洗いやマスクによる対策が重要とされています。

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ホタテ貝殻焼成カルシウムで徹底する!

康復医学学会では各種ウイルス対策として「ホタテ貝殻焼成カルシウム」を推奨しています。アルコール系や次亜塩素酸系の消毒液と比べ、効果の程度、持続性、安全性に関して大きなメリットがあります。
 現状、焼成カルシウム水溶液は以下の細菌やウイルスに対して有効性が確認されています。
●細菌=《大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、カンピロバクター、白癬菌、レジオネラ菌、緑膿菌、枯草菌、真菌》、
●ウイルス=《鳥インフルエンザウイルス、鳥アデノウイルス、ガチョウパルボウイルス、ノロウイルス》。

 帰宅時の手洗いやうがいだけでなく、お子様のおもちゃやドアノブ、調理器具などにも使用できます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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