今年は“お酒の飲み方”を考えましょう
【あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします】さて、年末年始はお酒を飲みすぎてしまい、内臓の疲れを感じる人も多いのではないでしょうか。
体内でアルコールを分解するときに主に働く臓器は肝臓です。肝臓が処理できるアルコール量には限度があるので、適量を越えた飲酒をすると、肝臓はアルコールを分解しきれません。1日の適量は一般的に「純アルコール量:約20~25g」程度の量です。これはビールだと中瓶1本(500ml)、日本酒だと1合(180ml)、焼酎だと0.5合(90ml)、ウイスキーだとダブル1杯(60ml)、ワインだと2杯(240ml)相当です。
適量を越える飲酒が重なると、さまざまな病気のリスクが高まることがわかっています。肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの危険因子になることや、アルコール性肝炎をはじめとするさまざまな肝臓の障害を引き起こし、肝がんに至る場合もあります。また、一回の飲酒量のみならず、長期間お酒を飲み続けていても病気のリスクを高めます。
健康を守りながらお酒を楽しむために、以下に挙げた項目を心掛けましょう。
▽週に2日は休肝日をつくる
▽飲む前に適量だけ用意し、それ以上は飲まない
▽食事も一緒に摂る
▽強いお酒は水などで薄めて飲む
▽飲酒後の運動や入浴は控える
▽妊娠中や授乳期は控える
アサリは肝臓の解毒作用を助け、豆腐は良質の植物性タンパク質を含み肝臓の機能を回復させます。
対策としては、節酒はもちろんですが、肝臓の働きを助けるアサリ、シジミ、青魚、豆腐、豚レバー、オクラ、ナガイモなどの食材を使った料理を積極的に摂ることです。
中でも、アサリは肝臓の解毒作用を助け、豆腐は良質の植物性タンパク質を含み肝臓の機能を回復させます。
お酒は“百薬の長”などといわれ、ストレス解消、食欲増進、睡眠の促進などの効果があり、さらに動脈硬化の予防等にもなるという研究結果などもあります。しかし、これも適量のお酒の場合のお話。くれぐれもお酒で健康を害したりしないように注意しましょう。
■日本人が酒に弱い理由
悪酔い物質・アセトアルデヒドを処理するALDH
悪酔い・二日酔いのメカニズムを考えてみましょう。飲酒後アルコールは胃と小腸上部で吸収され、肝臓に運ばれて二段階で処理されます。まず、第一段階として肝臓にある「ADH(アルコール脱水素分解酵素)」が、アルコールをアセトアルデヒドと水素に変えます。次に、そのアセトアルデヒドを「ALDH(アルデヒド脱水素酵素)」という酵素が作用して、無害な酢酸と水素に変え血液中に放出、最終的には炭酸ガスと水になって体外に排出します。
アセトアルデヒドは毒性が非常に強く、頭痛や吐き気などの症状を引き起こします。二目酔いになるのは、この段階でアセトアルデヒドが十分に分解できず、体内に残ってしまうためです。
日本人はALDHが少ない?
ALDHもその能力には限界があります。個人差はありますが、体重60kgの人で1時間に7g程度のアセトアルデヒドしか分解できません。この量は、日本酒の0.2合分、ビールなら大瓶3分の1程度。日本酒を5合飲んだとすれば分解に25時間かかり、1日中ALDHは分解作業を続けていることになります。もともと、酵素・ALDHは日本人には持ち合わせが少なく、日本人の約5%がお酒を受けつけない体質といわれています。欧米人やロシアなど強いお酒を飲む北方の民族は、生まれつき多くのALDHを持っているのです。
そんなお酒に弱い日本人でも、訓練しだいで強くなるといわれています。確かに、飲んでいるうちに肝臓の処理能力がアップし、飲める体質に変わっていく例もあります。これは、処理の第一段階でALDHの処理能力を超えたアルコールが入ってくると、「シトクロムP450(CYP)」という解毒専門の薬物代謝酵素群が働き、アルコール分解を助けるからです。飲む回数が頻繁になると、この酵素群が徐々に増えていくのです。
酒飲みの人は、手術の時に麻酔が効かないことがあるようですが、これは日頃の飲酒習慣で増加したシトクロムP450が、体に入ってきた麻酔を“毒”と判断して分解してしまうからだといわれています。
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また、肝臓の解毒処理は同時に活性酸素の発生がついてまわりますが、HM-3000は「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)」という代謝酵素の産生を促し、強力な抗酸化物質グルタチオンを活性化させて活性酸素を処理させます。お酒の好きな人にはお勧めです。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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