2016年3月2日水曜日

本物の塩と精製塩

高血圧には“塩”を摂れ!?

昨今では、日本人すべてが「塩は健康に悪い」という固定観念に呪縛されてしまった感がいなめません。しかし、そもそも人体を構成する60兆個の細胞(現在は100兆個とも言われています)は、体液という塩水につかっているのです。

 なぜ塩が体に悪いといえるのでしょうか?

 日本では、塩に“清め”の意味があります(相撲取りが仕切りのときにまく塩や、葬式から帰宅した人にふりかける塩など)。塩の持つ消毒力や治癒力は、古来、西洋でも認められてきました。
 ギリシャでは紀元前1世紀頃から傷口に塩をこすりつけて治していましたし、塩と油やハチミツ、または酢などを混ぜてつくった液を、ヘビやサソリの毒消し薬や皮膚病の薬として用いていました。現在も、フランスやイタリアなど南欧の国々では、タラソ・セラピー(海洋療法)と呼ばれる、さまざまな病気を海水や海岸の砂を使って治す療法が盛んに行なわれています。

 塩分摂取が罪悪視されるようになったのは、1950年代にアメリカのL.K.ダール博士が日本で行なった調査研究からです。博士は「東北地方の人々は南日本の人々に比べて塩分摂取量が2倍と多く、その結果高血圧の発症率も2倍となっている」という論文を発表しました。それ以降、秋田県を中心に減塩運動が始まって全国に普及し、高血圧と脳卒中が減少していったことから、医学者や栄養学者たちは、「塩こそ、高血圧や脳卒中の元凶である」という確信を持つに至ったのです。

 しかし、東北地方の人々は、なにも高血圧や脳卒中になりたくて塩分を多く摂っていたわけではありません。暖房設備が充分でなかった当時の厳寒の冬を乗り切るためには、体を温める塩分が必要だったのです。もし、東北地方の人々が、塩分を摂っていなかったら、風邪、肺炎、結核、リウマチ、うつ病、がんなどの「冷え」による病気で若くして死に絶えていたかもしれません。
 高血圧が冬に悪化するのは、冷えると縮み、細くなる血管を通して、いつも通りに血液を全身の隅々の細胞まで送り届けようとして、心臓が力を入れるからです。

 よって、冷え症の人の高血圧には、体を温める塩分の摂取こそが実は大切なのです。ただ、一般に家庭で使われている食塩は、ナトリウムと塩素を化学的に合成したものにすぎません。こうした食塩と、人体に必要なミネラル約100種類をすべて含む自然塩を同列に並べて悪者扱いするのは筋違いというものです。
出典:「『塩』をしっかり摂れば、病気は治る」(石原結實著/経済界)

■本物の塩・ニセモノの塩

現在、販売されている塩の大半は化学的に精製された「精製塩」です。この精製塩、かなり危険な加工がされた塩であるということをほとんどの人が知りません。
 精製塩のほぼすべてが塩化ナトリウムで構成されていて、天然の塩が持つさまざまな価値を残していないと言えます。これが日本人の血圧を狂わせてしまっている元凶の一つと呼べるものです。

精製塩の危険性

精製塩は、人間にとって必須なミネラル分(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)がほとんど取り除かれており、その結果、体内のミネラルバランスを狂わせます。
 逆に天然の塩は人体に必要な多種のミネラルが含まれており、体に有益なだけでなく、血圧もコントロールする作用を持っています。いわゆる生体恒常性が保たれやすいのです。
 日本では古くから血圧が高めの人が多く、塩も良質のものが多かったのですが、第二次世界大戦後にその塩の販売を国が規制してしまいました。

塩と血圧との関係

たとえ天然の塩であっても過剰に摂れば、当然害が出てきます。体と相談しながらバランスを考えなければなりません。
 重要なのは、まず「精製塩」を避ける努力をすることです。海水を天日干しにしたものを選びましょう。成分表にさまざまなミネラル含有の表記があれば、海水の養分が残っていると考えていいでしょう。精製塩を天然塩にかえれば、今までと同じ味付けにして減塩食など考えなくても、大きくバランスを崩さずに、血圧は体が求める数値に近付くのです。質の良い天然塩には高血圧だけでなく、そんな作用があることも知ってください。
 本来、塩は血液の殺菌能力の元になるなど、血液や血管に良い作用が多いものなのです。本物の塩であれば、病気になるような高血圧は招きません。摂取量を気にするどころか、むしろ積極的に摂った方がいいのです。

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 全身の99%を占める毛細血管とその流域である微小循環の血流が低下し血圧を上げます。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、血液粘度の適正化赤血球の凝集予防毛細血管の出入口の拡張など、微小循環の血流を総合的に改善するため、血圧の調整にも効果的なのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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