2018年7月4日水曜日

認知症予防

認知症を遅らせる運動に“効果なし”

英オックスフォード大学の研究チームはこのほど、軽中度の認知症患者向けの運動プログラムに「効果がない」との研究を発表しました。

調査では、300人以上の70代の男女に4カ月間エアロビクスや筋トレを行ってもらいましたが、思考スキルや行動に改善は見られませんでした。ただ良い面として、対象者の体力は向上したといいます。また、定期的に適度な運動をすることは良いことで、それを止めさせる理由は何もないと付け加えました。しかし現状、英国民保健サービスが提供している認知症患者向けの運動プログラムは良い投資とは言えないようです。
 調査は、329人の認知症患者に週2回、60~90分の運動を4カ月してもらいました。内容は、最低20分のエアロバイクと、おもりを持って椅子から立ち上がる動作。また、週に1時間、自宅で運動することが推奨されました。対象者はその後検診を受け、通常治療を受けた165人の認知症患者グループと比較されました。

 今回の研究を主導したサリー・ラム教授は、認知症と診断されてから2~3年の人は、エクササイズに付いていけたので、体力や筋力の向上が見られたと説明。一方、「しかしこれらの成果は、認識力の低下や日常生活での行動、習慣、健康面におけるQOL(生活の質)の改善とは結び付けられなかった」と述べています。
 12カ月後、両グループで認識力の低下が見られ、運動したグループの方がわずかに悪化していたものの、違いは小さかったようです。

 ロンドン大学(UCL)臨床神経学のマーティン・ロッサー教授は、例えば脳細胞の変質はアルツハイマー病の症状が表れる何年も前から始まっていることから、今回の研究結果は驚くべきことではないと話します。
「なので、運動は良いものだが、病状が進行してから始めたのでは限られた成果しか得られないという主張は変わらない」
 英国アルツハイマー病協会のサラ・イマリシオ博士は、他の運動は別の影響を患者に与えるかも知れず、今後の研究で扱われていくべきで、運動には健康以外にも様々なメリットがあると彼女は言います。
「多くの人にとって運動は楽しさの源になり、意味ある社会交流の機会を与えてくれる」
「こうした事柄は、他の人と同様、認知症と共に生きる人々にも当てはまる」

 運動はなお、健康な高齢者にとっては最も効果的な認知症リスクを低める方法と考えられています。しかし今回の研究により、すでに認知症と診断された人々にとって最も効果のある運動プログラムを開発するには、さらなる取り組みが必要なことが分かったのです。
(出典:http://www.bbc.com/) 

■有酸素運動で認知症予防!

健康な高齢者や元気な40~50代に人でも、認知症に対する不安はぬぐえないもの。そんな人は、生活の中に適度な有酸素運動を取り入れてみましょう。有酸素運動は、認知症の予防にも効果を発揮します。※米イリノイ大学の研究チームのデータによると、有酸素運動は脳機能の低下を防ぎ、脳を若く保つ働きがあることが明らかにされています。

 有酸素運動を行う事で持続的に酸素を体内に取り入れる事こそが、認知症予防に有効とされる理由です。酸素は血液によって運ばれ、その血流増加は脳にも派生し、脳の血管に新鮮な酸素を含んだ血液が送り込まれます。脳内の血液が豊富になることによって、脳の神経細胞であるニューロンが新しく作られます。そして、神経細胞同士を結び付ける働きを持つシナプスは脳機能に非常に重要であり、酸素が多く脳に送られると事で活発に働き、記憶力を増強させるのです。また、脳内の血流増加により、傷ついて機能しなくなった毛細血管の代わりに新しい毛細血管も作られていきます。
 そうすることで、脳の記憶を司る海馬の脳内ネットワークがうまく機能しなくなることで起こる認知症を予防することが出来るのです。

有酸素運動の取り入れ方

認知症予防に行う有酸素運動は、まずは1日10分程度、気分転換になりそうな軽いものから始めるとよいでしょう。例えば、ウォーキングなども1人で行うのではなく、出来ればご家族や友達と会話をしながら歩くことが有効です。会話をすると、その分負荷がかかり、酸素を多く身体に取り入れる事が出来るからです。
 また、外に出て歩くことで、周りの景色が変化し、それに合わせて目から入ってくる情報を脳が判断する為に働くという効果も見込めます。
 慣れてきたら、毎日ではなくても週に2~3日1回約30分の有酸素運動で十分です。

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 認知症は、脳内に溜まるβアミロイドとタウというたんぱく質によって引き起こされる脳神経細胞の死滅と、海馬の脳内ネットワークの機能不全で起こると言われています。
 現状、認知症を治す薬はありません。蓄積された脳内のβアミロイドやタウを消し去る薬ができたとしても、血液脳関門によって脳内に異物(薬)が入ることを拒まれるからです。脳関門を通過するインスリンに乗せて薬を通す研究が各国で進められていますが、未だ完成を見ていないようです。
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現在、薬の成分が行き届かない脳内の老廃物を回収できるのは、当学会の主要研究テーマである微小循環血管(交換血管)だけなのです。
 予防策を取っていたにもかかわらず残念ながら認知症になってしまった方には、微小循環の改善が期待できる「HM-3000(特系霊芝)」が最適です。また、当学会の研究開発により生まれた認知機能の改善に特化した商品『光華』(販売:認知症改善サポート日本協会)は、これまで有効率100%の実績を上げています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

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