2022年3月2日水曜日

ストレスと疾患

 メンタルヘルスが血管に影響 !?

 柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月は、人事異動や昇進など、社会生活の面で大きな変化を迎える季節です。新たに始まる日々に期待が膨らむ一方、変化には不安や心配ごとがつきもの。長引くコロナ禍ならではの不安や行動制限等も加わって、よりストレスをため込みやすい時期を迎えているとも言えます。

 そんなときにこそ気をつけたいのが、心の健康(メンタルヘルス)。忙しさや不安は目には見えないストレスとなって、身体にも悪影響を与えることがあります。

 ストレスというと心労や過労など、嫌なイメージと考える人が多いかもしれませんが、嬉しいことや楽しいことも含めて、日常の様々な出来事がストレスの要因になります。例えば、職場の人事異動、昇進、長時間労働、人間関係のトラブル、プライベートでは住環境や生活の変化、結婚や出産、家族の病気などです。適度なストレスは人間的な成長を促すものですが、ストレスが過剰になると、メンタルヘルスの不調を招くだけでなく、身体疾患のきっかけになることもあります。

 強いストレスが長く続くと、身体を安定した状態に保つように働く自律神経や内分泌系に異常が生じて血管に負担がかかり、血管病のリスクが高まることが知られています(右図)

 恐ろしいのは、強いストレスは、時に心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気の引き金になることがある点です。

 たとえば何かの試験を受ける際などには、脈が速くなったり、血圧が上がったりしますが、これは「失敗しないように」という心理的な刺激が脳から心臓に伝わるために起こるものです。軽いストレスでもこうした身体変化が起こるのですから、特に動脈硬化症や心臓病といった持病のある人が強いストレスを受けたときに、脈拍が増加し、血圧が急上昇して、狭心症発作(胸痛)や心筋梗塞を起こすケースもあります。また、脳卒中の最大の要因は高血圧なので、やはり強いストレスが発症の引き金になることがあります。

(出典:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)


■ストレス対策で体の不調を防ぐ

 ストレス対策の基本は、まずは"自分のストレスに気づくこと"です。ストレスによって現れる心身の様々な変化を「ストレス反応」といい、表のように身体面・心理面・行動面に現れることがあります。

 自分の「ストレス反応」に気づいたら、休養や気分転換をするなど早めのセルフケアでストレス解消を促すことが、メンタルヘルス不調の予防、さらには血管病をはじめとした身体の不調を防ぐことにもつながります。


ストレスを解消するポイント

「ストレス解消にはこのストレッチがいい」、「毎日の食事を見直そう」などとテレビや雑誌で特集しています。でも、"1日たった5分間"のストレッチとはいえ、毎日となると続かないし、食事を作るのは面倒‥‥だからみんな困っているのです。

 ストレス対策に必要な栄養素! 

 ストレス状態で一番不足する栄養素はアミノ酸です。ストレス状態の調整機能を果たすセロトニン(脳内ホルモン)の材料「トリプトファン」もアミノ酸の一種です。しかし、実はトリプトファンは日常の食事で十分に摂れています。そのほか最近は、ダイエットや糖尿病対策で糖質制限を実行している人が多いようですが、甘いものを我慢していると逆にストレスが溜まってしまいます。そこで注目したいのが、トリプトファン以外でストレス対策に重要な栄養素「グリシン」(アミノ酸の一種)です。グリシンは、糖質を気にせずに甘みが楽しめるほか、"熟眠改善障害剤"としても認められています。

 食事でストレスを解消するならこの食材! 

 日常食べている食材の中にも注目すべき効果が認められているものがあります。それは「タマネギ」です。タマネギを少しずつ継続的に摂ることによって、タマネギに多く含まれるポリフェノール「ケルセチン」が抗ストレス作用を発揮する可能性があるとして注目されています。

 簡単リズム運動 

 脳内セロトニンを高める方法として、食事のほかに、朝起きた時に日の光を浴びることです。一日の体内時計をリセットする作用があります。また、散歩やガムを噛むことなどのリズム運動も効果的です。

 "飲むだけ"のラフマ・サプリメント! 

 一番簡単な方法は「ただ飲めばいいだけ!」のラフマエキス配合のサプリメントです。「ラフマ葉エキス」はストレス対策にとって最も重要な脳内セロトニンを増やし、また、セロトニン神経の通過性とその安定性、そして安全性も確認されています。その上「グリシン」と一緒に摂れば休息もバッチリです。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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