日本経済と少子化問題
産業の空洞化や雇用問題が懸念される中、昨年の11月経産省の経済構造審議会では、今後の課題について中間的な整理を行いました。具体的には、人口減少や少子高齢化によって中長期的に日本の潜在成長力が低下する事を想定した、政策の方向性(考え方)を検討する内容です。審議会では、「潜在内需」の掘起こしに関するテーマの2番目に“ヘルスケア”が、そして3番目に少子高齢化に関する“子育て支援”が取上げられています。どんな国にもそれなりに難題はあり、日本だけが突出して苦しいというわけではありません。その中で日本は「人間のきめ細かさ」に最大の競争力を持っており、製造業にしろ、販売業、サービス産業にしろ、「顧客とのタッチポイントにおいて丁寧な対応を行う」「相手をおもんばかる」ところに最大の強みがあります。したがって、利用者の潜在ニーズに応える新しいサービスの参入を促進することがより強く求められているのです。
“ヘルスケア”では、「医療はコストではなく、社会の基礎、国を支える基幹産業、戦略産業である。医療は総合生活産業であり、そのあり方が変われば国の経済が変わる」とし、「医療の自己負担割合を引き上げることで、健康管理など予防医療の分野への新規参入を促進することが望ましく、自己負担を拡大すれば、患者が医療の質をチェックするようになり、健康食品など周辺ビジネスが拡大する」との指摘もありました。
また“子育て支援”テーマに関しては、女性の子育て環境の改善や雇用などが取上げられています。少子化問題は晩婚化が高齢出産につながり、女性の出生能力が減少するという観点から、特に女性の早期結婚が奨励されていました。しかし、男性の晩婚化については問題視されていなかった傾向があります。近年の欧米の研究では、高齢により男性の精子の質が劣化するため、子供ができる可能性が低下し、染色体異常が発生しやすくなることが報告されています。また、社会環境の変化によるストレスなどでその傾向が若年化しているとのこと。
日本の夫婦の平均年齢差は2歳だそうで、不妊の理由は男女それぞれが半々となっています。女性ばかりが注目されがちですが、男性にも不妊の原因があることが十分に考えられる時代でもあるのです。
■男性の不妊症①
不妊の原因のすべてが女性に押しつけられていた時代は、もうとっくに過去のものとなっています。不妊に悩む原因について男女の比率を出してみると、100組いれば、40組強は女性側に原因があり、40組弱が男性側の原因によるものだということです。造精機能障害
“造精機能障害”とは、精子を造る能力自体が低いか全く無いものを言い、男性不妊全体の90%以上を占めます。原因としては、造精機能が損なわれている、精子を作る細胞が全く見られない、精子の発育が途中で止まる、あるいは極端に量または質に問題が有るなどの場合が考えられます。精子自体に問題がある場合も・・・
【精子無力症】精子の運動率が悪い場合を“精子無力症”と呼びます。通常ですと、射精された精子は、前進運動によって卵子にたどり着いて受精します。しかし、運動能力の低い精子だと、受精するどころか卵子にたどり着くことさえ難しいのです。
【精子奇形症】
精液中に奇形を起こしている精子が多い場合を“精子奇形症”と呼びます。この奇形精子と正常な精子を比べると、運動率が悪かったり、受精能力が低下したりするため、妊娠の成功率も減少してしまいます。
現代人は精子が減少傾向にある!
精子の数は同じ人でも日によって異なりますが、過去50年の間に精子数が半減したという報告がされています。以前から、その原因として“環境ホルモン”が指摘されていました。しかし近年では、精子数現象の最大の問題は“ストレス”であり、ストレスこそが精子数の減少に大きく関連しているというのが研究者の見解となってきています。経済危機やそれに伴う仕事の減少などに悩む男性は、今後ますます多くなることが予想され、男性の精子数はさらに減少すると危惧されています。造精機能アップや、精子自体に影響を与える栄養素的な役割をはたすのが、必須アミノ酸などからなる“ペプチド”です。必須アミノ酸やセレンを含む〈霊芝+サバペプチド〉の商品『和漢研の食』(和漢生薬研究所)が、男性不妊に悩む現代人に期待されています。体験実績が多数あります。次号で詳しくお伝えします!
いつもありがとうございます
愛・感謝 五月雨ジョージ
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