ウイルスに勝つためには…
厚生労働省は12月5日、昨季よりも3週間早いインフルエンザの流行入りを発表しました。そして世界中で感染が拡大中の「エボラ出血熱」への不安が高まっています。ここで考えたいのは、日本人が意外にもウイルスというものに対しての基礎知識を欠いているということです。
それは、これほど情報が氾濫しても、たとえば風邪をひいたとき、医者に「抗生物質を出してください」という患者さんがいます。しかし、抗生物質は風邪やインフルエンザには無力です。したがって、インフルエンザと同じようにウイルスによって引き起こされる感染症には無力なのです。
このことを多くの患者さんが知りません。
実は、ウイルス性の感染症は、病理学的に寛解させることはできません。つまりウイルスをたたける薬はまだ存在しないのです。
もちろん「抗ウイルス薬」は開発されています。例えばインフルエンザで有名なタミフル。しかし、これは抗生物質のようには効きません。なぜなら抗生物質は投与すれば感染症の元となる細菌を叩くことができますが、抗ウイルス薬はウイルスそのものを叩くことができないからです。
これは、ウイルスが細菌と違って細胞でないことに起因します。ウイルスは細菌より小さく、ヒトや動物などの細胞の中に入り込んで増殖します。そうして細胞を飛び出し近くの別の細胞に取り付くということを繰り返します。そのため、攻撃しようとすると、ウイルスが入り込んだ細胞まで破壊してしまうのです。
したがって、抗ウイルス薬というのは、ウイルスの増殖を抑制し、細胞を飛び出さないようにすることしかできません。インフルエンザ用に開発された抗ウイルス薬がエボラ出血熱にも効果があるとされ、これまで試されながらもなかなか有効な結果が得られないのは、ウイルスそのものの性質が大きく関係しているからです。
つまり、抗ウイルス薬を開発しても、実際に臨床試験を繰り返さないと、使えるかどうかわからないのです。
現在、日本でインフルエンザ用に開発された「ファビピラビル」という薬が有効とされますが、これも本当に試してみなければわかりません。
というわけで、エボラ出血熱に対しては、いまのところ医学は無力です。発症患者に対してやれることは、試験的にいろいろな抗ウイルス薬を試して様子を見ることだけ。それ以外は、ともかく安静にして、栄養を補給していくしかないのです。
ウイルスが恐ろしいのは、感染を繰り返すことでパワーを増したり、変質したりしていくことです。薬の開発が追いつかないということが起こるのはそのためです。
ウイルスに打ち勝つには、結局、ウイルスを体内に侵入させないようにすることと、免疫力を高めることしかありません。感染経路を絶ち、ウイルスを不活化する。そして十分な栄養、休養、睡眠、運動で強い身体をつくるしかないのです。
(富家孝(ふけ・たけし):医師・ジャーナリスト。著書『医者しか知らない危険な話』(文芸春秋)など)
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■総合的な感染症対策!
『ノロアタックスプレー』 |
●感染経路で予防する
ウイルスや細菌の感染経路の予防には、康復医学学会の研究テーマ「ホタテ貝殻焼成カルシウム」が有効です。帰宅時の手洗い、キッチン、ドアノブ、トイレ、浴室、マスク、子供のおもちゃ、ぬいぐるみなどに水溶液をスプレーして使用します。最強のウイルスと言われるパルボウイルスをも不活化させるデータもあります。●粘膜免疫を保護する
就寝中の口呼吸は、上気道を乾燥させ、粘膜免疫機能を低下させます。対策として、同学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」のサプリメントを1~2粒口に含んで就寝することをおすすめします。霊芝粒を口に含むことによって無意識に口を閉じます。さらに霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促し、気道の粘膜免疫の機能も高めます。
『レイシセンダン葉のど飴』 |
●ウイルスを不活化する
ウイルスは、鼻や口から侵入し、のどなどの上気道で感染します。対策には「のど飴」のような形態が有効です。同学会の研究協力によって開発された「霊芝とセンダン葉エキス」を配合したのど飴は、上気道でのウイルス不活性化に有効です(日本食品分析センターによる試験で【99.9%/h不活化】という驚くべきデータを確認)。また、「インフルエンザ予防・治療用の経口投与組成物」の特許を取得しています(特許第5578646号)。『HM真菌』 |
●免疫の調整作用を高める
「HM-3000(特系霊芝)」は、免疫系に対して調整的な“双方性”があるため、免疫力向上の効果が期待できます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ、NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持、ウイルス対策などに有効な影響を発揮すると期待されています。
『真斗利来素100』 |
●エネルギー産生を促進する
高齢者や基礎疾患を持っている人は、体力が低下傾向にありウイルスに感染しやすくなります。また、感染後に発熱や自覚症状を伴うと体力が奪われます。体力の低下は感染を進行させ、完治が遅くなります。体力を向上させるには補酵素「コエンザイムQ10(Co-Q10)」が欠かせません。Co-Q10は、私たちの身体のすべての細胞に存在する、エネルギーを作るときに欠かせない成分です。ただし、加齢とともに減少し、食事だけで補うには難しい成分ですから、質の良い補助食品での補給が大切です。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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