スマホ老眼、若者に急増
まだ20代、30代なのに「手元が見づらい」「ぼやける」といった老眼のような症状を訴える人が増えています。スマートフォンを長時間使うなどして目を酷使することにより、一時的に目のピント調節機能が衰える「スマホ老眼」と呼ばれる症状です。専門家は「重症化すると日常生活に支障を来す恐れがある。早めにケアを」と呼び掛けています。「目がショボショボして開けていられない」。神奈川県在住のフリーターの女性(22)は8月、つらい症状に悩まされて眼科に駆け込み「スマホ老眼」と指摘されました。
アルバイト先の飲食店では注文の入力や食材の発注でタブレット端末を頻繁に使い、さらに就職活動を始め、求人情報を探すためにスマホを毎日3時間近く見ていました。遠くを見るとぼやけたままで焦点が合わず、目の奥に痛みを感じ、頭痛や肩凝りも。処方された目薬を使い、スマホを見る時間をなるべく減らすと、症状は改善して楽になりました。
眼精疲労が専門の医師によると、スマホ老眼は医学的には「調節緊張」と呼ばれ、遠くがぼやけるだけでなく、手元が見づらくなることもあります。スマホの普及に伴い、2010年ごろから20代を中心に患者が増え、中には10代もいるそうです。
ピント調節がスムーズにできなくなる状態は老眼とよく似ていますが、原因は異なります。そもそもピント調節はどう行うのでしょう。カメラのレンズのような働きをする「水晶体」の厚さを、周りの筋肉(毛様体筋)を動かして変えます。近くを見る時は、毛様体筋に力を入れて水晶体を膨らませます。加齢とともに水晶体が硬くなったり、毛様体筋が衰えたりして起きるのが老眼で、一般的に40代以降に始まります。スマホ老眼は、水晶体は軟らかいままですが、目の酷使によって毛様体筋が凝り固まることで起こります。
ドライアイも実はスマホ老眼が原因のケースが多いようです。放置すれば、めまいや吐き気、重症になると自律神経に影響を与え、不眠やうつにつながる可能性もあります。
調節緊張の患者はパソコンが普及した際にも増えましたが、スマホの方が事態は深刻です。文字が小さく、近い距離で見るため目にかかる負担は大きくなります。混雑した電車内では、顔のすぐ近くで画面を凝視している人も少なくありません。
すぐにできる対策は、定期的に目を休めて遠くを見ること(10分に1回、4~5メートル先を見るのが目安)。目を温めて血行を良くし、毛様体筋の緊張をほぐすことも有効です。温めるのは就寝前がよいそうです。
(出典:http://iryou.chunichi.co.jp/)
■視力・眼精疲労と微小循環血流
老眼が始まると、目がかすむ、ぼやけるなどの症状が出るため、目の疲れがなかなかとれず、とても辛いものです。そんな時には、アイマスクやホットタオルなどで温めて目の血管を広げ、血流を良くすることは非常に効果的です(外的療法)。しかし、こうした直接的な目へのアプローチは一時的な対策にはなりますが、根本的な解決にはなりません。つまり目の老化予防や老眼対策、そして目の健康を保つためには全身の血流改善(内的療法)が、一番の近道なのです。
眼球の内外にある筋肉と毛細血管
目には、①視点を合わせる、②ピントを調節する、③目に入る光量を調節するために3種類の筋肉があります。①は眼球の外側にある「外眼筋」(視点を合わせるための筋肉)で、6種類あります。この外眼筋はピント調節の際にも補助的な役割を担っています。②は眼球の内側にある「内眼筋」の一つで、水晶体の厚みを変化させるための「毛様体筋」という筋肉です。③は「虹彩筋」という視力の焦点を合わせる筋肉で、「瞳孔括約筋」「瞳孔散大筋」の2つの内眼筋です。そして、これらすべての末梢器官の筋肉の中にも毛細血管が走っているのです。
目も体の一部、良質な血液とスムーズな血流が大切
目の周りには非常に細かな血管が密集して張り巡らされています。そして、そこを流れる血液が「どのような質か」、「スムーズに流れているか」ということが、目にとっても大切です。なぜなら、目だけに流れる「専用の血液」というものはないからです。全身に流れている血液と同じものが、眼球内の微小循環にも流れ込みます。体の中で微小循環の影響を受けない細胞は、血管を持たない軟骨組織と目の角膜及び水晶体だけです。
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康復医学学会の主要研究生薬である「HM-3000(特系霊芝)」は、赤血球の流動性アップ、凝集性の低下、血栓形成の抑制など全身の微小循環血流を改善します。当然、目と目の周りの毛細血管にも影響しますので、眼精疲労やスマホ老眼の予防にも効果が期待できます。
また、同じく当学会の研究素材の一つ「黒米エキス」には、造血作用だけでなく、目に良いとされる抗酸化物質の"アントシアニン"が含まれており、ブルーベリーより多いことが確認されています(ルイジアナ州立大の研究データ)。こちらもおすすめです。
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン
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