2020年10月1日木曜日

糖の病気

 砂糖の摂取で栄養素が失われる !?

 結論から言うと、「砂糖は食べるな」ということ。砂糖(スクロース)は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が結合した糖であり、二糖類の一種です。砂糖の摂取によって無駄に消費される栄養素があるのです。まず、砂糖のリスクを見てみると、

▲砂糖でがんになる:フランスの10万人コホート研究「砂糖入り飲料を100ml/日多く摂取することでがん発症リスクが18%上昇、乳がんのリスクは22%も上昇」(BMJ誌.2019) 

▲砂糖の慢性疾患の関係:砂糖入り飲料水は、体重増加、過体重、肥満のリスクを増加させ、2型糖尿病の発症率、高血圧リスク、心血管代謝死等を高める(米国統計、メタ分析) 

▲肥満の増加の原因として異性化糖の摂取が疑われ、使用を制限する運動が世界的に拡大。

▲砂糖の過剰摂取は、体内のビタミンやミネラルの不足を促進(排泄が促進されてしまう)。また、尿細管でのビタミンやミネラルの再吸収を妨害する---などが挙げられます。

 砂糖だけではなく、果糖ブドウ糖液糖(果糖が50~90%)やブドウ糖果糖液糖(果糖が50%未満)にも注意する必要があります。これらは異性化糖とも呼ばれブドウ糖の10倍以上の糖化リスクがあります。夏場の成長飲料水や、アイス、かき氷などには注意が必要です。


砂糖で枯渇する6つの栄養素

 ビタミンB1(V.B1) :代謝を促す重要な栄養素。砂糖による栄養妨害はV.B1欠乏症に強く関連していることはわかっています(1938)。特に現代日本人はV.B1不足と言われます。

 マグネシウム(Mg) :エネルギー代謝に欠かせないミネラル。1分子の砂糖を消費するのに28~56分子のMgが消耗されます。日本人はMgも不足しています。砂糖や果糖ブドウ糖液糖などの精製糖質の摂り過ぎや高血糖は、Mgの排泄量を高めます。

 ビタミンC(V.C) :グルコースとV.Cの化学構造は非常に似ています。V.Cを取り込む輸送体(還元型V.Cの場合はSVCT、酸化型V.Cの場合はGLUT)のうち、GLUTはブドウ糖の輸送体でもあるので、V.Cと競合してしまいます。

 ビタミンD(V.D) :フルクトースの慢性的な摂取により、血清V.D濃度が低下します。高フルクトースはV.Dの分解酵素(24-ヒドロキシラーゼ)の働きを高めてしまうのです。さらにV.Dの合成に必要な酵素(1α-ヒドロキシラーゼ)の働きは低下させてしまいます。

 カルシウム(Ca) :砂糖の高摂取は、骨折のリスクを増加させます。「精製糖質の過剰摂取はカルシウム、マグネシウム、カリウムの尿中排泄が大幅に増加した」

 クロム(Cr) :「精製糖質の高摂取によって通常の10%から300%まで尿中Crの排泄が増加した」。Crは、血糖を調節するインスリンの効果を促進するという糖質の代謝に関わるミネラルです(糖尿病の人はCrが少ない)。

(出典:https://www.youtube.com/watch?v=uvQT9Ba-Th8&t=504s)


■"糖"が起こす病気

 脂質、糖質、たんぱく質。これらは私たちが生きていくために必要な「三大栄養素」とされています。「質の良いもの」であれば、脂質やたんぱく質を摂ることは、体のために必要です。つまりこの二つを語るときに問題となるのは主に「質」であり、それ自体に害があるとは言えません。しかし「糖質」には、脂質、たんぱく質を摂りすぎること以上の、恐ろしい害があるのです。糖は、どのようにして体に害を及ぼすのでしょう。

 思い浮かぶのは肥満糖尿病ですが、それだけではありません。まず挙げられるのは動脈硬化、そしてそこから引き起こされる脳梗塞心筋梗塞です。これらの主な原因は一般的には高血圧や高脂血症とされていますが、血圧やコレステロールが高かろうと低かろうと、脳梗塞や心筋梗塞の発症率に変化はないという研究は無数にあります。血圧コレステロールが高めの方がなりにくいというデータさえあるのです。

 動脈硬化の本当の原因は糖質です。ここで言う動脈硬化とは、いわゆる血液がドロドロで動脈が詰まりやすい状態になっていること、専門的にいえば「粥状動脈硬化」をさします。コレステロールそのものに罪はないと書きましたが、糖がコレステロールと結びつくと問題なのです。また体内のたんぱく質と糖質が結びつくと、AGE(終末糖化産物)という有害物質が作られます。これが体の至るところで細胞を傷つけ、感染症やがん、アレルギーにかかりやすくし、また老化を促進します。

 炭水化物全般までは否定しませんが、「直接糖」に関してはすべて体に非常に悪いと考えてよいでしょう。「糖質は体の大事なエネルギー源なのでは?」と言われそうですが、この直接糖は多くの面で体を害することが様々な医学研究でわかっています。まずは直接糖を避けることです。「自然な形の糖」とは食材のなかに、さまざまな栄養素と一緒に含まれている糖質のことで、「間接糖」と呼ばれます。一方「不自然な形の糖」とは、食材を精製して生まれた、ただの糖の塊になっているもので、これは「直接糖」と呼ばれます。

 砂糖や精製された白米、小麦といった「白い炭水化物」は、いずれも直接糖です。栄養価が高く健康的なイメージのあるハチミツや黒砂糖、三温糖なども、植物から不自然に糖分だけを取り出した直接糖です。これらの直接糖を摂ることは、体にとって有害と言わざるを得ません。そして玄米や全粒小麦などの間接糖であっても、摂り過ぎれば病気になるリスクは高まりますので、注意した方がいいでしょう。


いつもありがとうございます。

愛・感謝 村雨カレン

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