2011年8月10日水曜日

不安というストレス‐心筋梗塞・脳梗塞


不安というストレス‐心筋梗塞・脳梗塞

不安とは、「気がかりなこと、心配なこと。これから起る事態に対する恐れから、気持ちが落ち着かないこと。動悸、発汗などの身体的徴候を伴うことが多い」(「大辞林」より)今この時、不安になる要素はたくさんあります。まだ続く余震、放射能問題、経済的な問題、不安を煽る報道など(テレビ報道を見ていると不安になることがありませんか)さまざまです。
また、この時期に気候に関する不安がストレスになる「気候病」るものがあるそうです。湿度が高くなる、気圧が低下するなど、気象の変化と密接に結びついて体調不良などの症状を生み出す病気のことを気候病といっているようです。また、「季節性感情障害」という精神的ものもあります。
さまざまな不安が日常的にあると、それがストレスになるということは身近にも多々あります。仕事上の人間関係や家庭でのちょっとした家族関係、環境の変化等々です。そして、これらのストレスは、意識しないくらいの軽いストレスでも、日常的にあると大病を招く恐れがあるので注意が必要です。
昨年4月、巨人軍の木村コーチが脳梗塞、そして先日の、サッカーの松田選手は心筋梗塞でした。健康イメージの強いスポーツ選手がなぜこんなことになるのでしょうか? 実はこの2人には共通することがあったのです。木村さんの場合は選手からコーチへの転身が、松田さんの場合は古巣から別チームへの移籍及びチームの昇格問題など、2人とも大きな環境の変化がありました。環境の変化による不安が少なからずストレスになったと考えられます。現役のスポーツ選手だった松田さんには、それまで動脈硬化や高血圧、高脂血症などの疑いは全くなかったそうです。また喫煙もしていなかったということです。しかし、医師の記者会見によると、詰まった血管を迂回する血管ができていたそうです。たとえ身体を鍛えている運動選手でも日常的な不安があると、自身では意識していなくとも、それがストレスとして日常化してしまったことで大病に至ってしまったのでは‥‥と考えられるのです。
身体を鍛えていても、病とは無縁とはいえないのです。


■ストレスによる心臓血管系への影響

ストレスによる生体反応については、人は外部からストレスの刺激(物理的或は心理的)を受けると生体反応が起こり、主に精神神経系・心臓血管系・内分泌代謝系・筋肉運動系・消化器系・生殖系などに、自覚症状や疾病があらわれるのがわかっています。

●心臓血管系
 ストレス⇒CRH*⇒ノルアドレナリン・アドレナリン↑⇒交感神経興奮
 ⇒細動脈収縮↑・血圧↑・心拍数↑⇒心臓負担↑
【関連する疾患と症状】
高血圧、狭心症、不整脈、神経性狭心症、血圧不安定など。 
*CRH:「コルチコトロピン放出ホルモン」というストレスホルモン

ノルアドレナリン・アドレナリンは血小板凝集を促進する
ストレスは血圧や血糖値を上げ、消化器系の働きを抑制し、血清コレステロール値を急上昇させたりします。そして、ノルアドレナリン・アドレナリンは、血小板凝集を促進させ、正常な血液の流れを妨げ、血栓症を起こします。血栓ができると、動脈硬化症で狭窄した動脈に重い閉塞を招きかねません。

対策は、神経伝達物質のバランスと微小循環の血流改善
ストレス状態が続くと、ストレスホルモンが放出されることによって“脳内の総合指揮者”といわれるセロトニンの放出が抑制されてしまい、アドレナリンをはじめとする神経伝達物質のバランスが崩れます。そして、微小循環の血流が滞り、血小板凝集の促進~血栓~伴う疾病が表れると考えられます。ストレスによる脳・心臓血管系の疾病対策に期待が持てるのが、セロトニン活性に影響を与える「活性ラフマ」や、微小循環の血流改善に影響を与える「霊芝」なのです。




いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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