2012年4月12日木曜日

西城秀樹さんと脳梗塞に関して。


往年の歌手と康復医学

日本人の死因で、がんに次いで多い脳梗塞や心筋梗塞は、朝に発症しやすい病気です。なかでも脳梗塞が最も発症しやすいのは午前8時で、最も発症しにくい午前0時ごろに比べて10倍も危険だといわれています。原因は、体が目覚めて血圧が急上昇することに加えて、血流を妨げる血栓が朝にできやすいためだということです。

 その脳梗塞と二度闘い、復帰を目指している歌手がいます。昭和30年代生まれの世代にはあこがれのスーパースター・西城秀樹さんです。最初の発症は03年。彼は後遺症で言語障害に陥り、「水」という言葉がうまく言えず、これでは自分は、歌を歌うことができないと思い悩みました。「もう、歌手をやめるしかないって思った」(西城さん)。しかし、奥さんから「ゆっくりと時間をかけて病気になったんだから、ゆっくり歩いて治していこうよ」の一言が、闘う気持ちを取り戻してくれたとのこと。

 倒れる以前は暴飲暴食の生活で、たばこも1日4箱。血圧も高く、前年には過労で緊急入院し、医師に休暇を勧められても「俺は車なら最高級の外車だろう。壊れるなんてあり得ない」とうそぶいたそうです。「健康診断で変な結果が出ても無視していた。車だってメンテナンスをしないと走れないのに」。
 リハビリは、舌を温めたり冷やしたり、口を開いたり閉じたり。「最初は涙が出るほど悲しいというか、どんどん悪くなっていくんじゃないかって焦りが膨らんで‥‥」。
 そんな折、長男が誕生、そして奥さんのバランスのよい食事、ジムにも通い身体機能が回復。脳梗塞の予防法について講演をするようにまで回復したと思われたのですが、そんな期待にも裏切られ、再び倒れてしまったのでした。

高血圧、糖尿病、脂質異常。一つでもある人が脳梗塞になりやすい。しかもいったん脳梗塞にかかった人は、動脈硬化が進み血栓ができやすい。10歳年をとるごとに発症率は2倍。しっかり治療すれば再発の可能性は低くはなるが、100%ではないんです」(脳梗塞の権威、日本医科大神経内科・片山泰朗部長)。

 自分は健康だと思っていても、突然かかるのが脳梗塞の怖い点で、再発すると1度目より重症になる危険性があります。傷病後・老後の生活の質を上げ、健康寿命をいかに長く良好な状態で過ごせるかの視点で、傷病後リハビリや治療の効果をより上げることをサポートするのが「康復医学」です。康復医学は、今まさに西城秀樹さんのような傷病後の方々が必要としている実践医学なのです。


■脳血管障害の対策

脳血管障害の主な原因は、高血圧、糖尿病、加齢、動脈硬化などです。脳内の微小循環は、中枢神経組織の毛細血管内皮細胞自体に特殊な生理的機能があり、繊細にできています。
 脳血管障害の対策としては、血流の改善、血栓対策、血管内皮細胞の保護、修復などが有効です。

霊芝の血栓対策

●霊芝の実験的血栓形成への影響
 霊芝は、血栓を溶かすことはできません。しかし、血栓を形成する血小板の過剰な凝集を抑える効果が期待できます。また血栓ができやすい状態の場合は、霊芝が血栓形成を抑制する期待ができるのです。 (下表:ラット血栓への抑制作用)

 動物の動脈血液中になんらかの原因があった場合、血小板が凝集して血小板血栓を形成する。従って血小板の付着、凝集能の促進は血栓を形成し、逆に付着、凝集能が抑制されると血栓は形成されにくい。(『霊芝研究・1』〔上海医科大学出版社〕より)

●霊芝の血管内皮細胞の増殖への影響
 神経細胞が密集している脳は、毛細血管=微小循環の機能低下に大きく左右されます。霊芝は、微小循環の機能促進に作用します。そして、微小循環の機能促進は、血管内皮の保護、損傷後の修復へとつながり、脳血管障害の予防に期待が持てます。(『HM真菌エビデンス』〔微小循環研究所〕より)
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★脳梗塞対策としての脳内血流の重要性はもちろんですが、脳の毛細血管は、酸素や栄養素を脳神経細胞へ供給するという重大の役目を担っています。そして、その毛細血管の内皮細胞は、とても繊細にできています。脳血管の血流・血管内皮細胞の修復は、病床後の健康回復・社会復帰に重要な役割を果たします。また、血栓への対策は、脳梗塞の発症・再発防止に大きくかかわってくるのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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