体臭と慢性疲労症候群
「体臭」といえば、中高年の加齢臭がよく話題にのぼりますが‥‥。
人の腸内では、多様な細菌群が消化管内部で生存競争を繰り広げ、互いに排除したり共生関係を築きながら、一定のバランスが保たれた均衡状態にあります。この生態系を腸内細菌叢(そう)=腸内フローラといいます。加齢臭は、この腸内細菌叢が変化し、皮脂腺の酸化が進むために発生するといわれています。また、「疲労臭」というのも最近よく耳にします。疲労やストレスなどでアンモニアを分解する肝機能が低下し、食事から取りこんだたんぱく質が体内で代謝されるとき発生する有害なアンモニアを解毒します。疲労臭は、その機能が低下することでアンモニア量が増え、末梢血管経由で汗腺や皮膚表面からガスや汗として出るものと考えられています。
慢性的な疲労は体臭にも影響を与えるということですが、全国で20万人以上の患者が「慢性疲労症候群」と診断されています。この症状で悩んでいる人の中には、激しい疲労や全身の痛みで仕事や家事ができなくなる人もいます。しかし、確実な客観的診断法がないために十分な医療を受けられず、周囲に理解されずに苦しんでいる人が多いのが現状です。また、“慢性疲労”という言葉から怠け者や精神疾患のように誤解されるなど偏見と無理解が広がっている」として、患者団体では慢性疲労症候群という名称の変更を訴えています。「筋痛性脳脊髄炎」として診断する新基準が国際的に合意され、「日本でも普及してほしい」と求めているそうですが、医師の側は病名変更に慎重です。聖マリアンナ医科大の山野嘉久准教授(神経内科)は、「この病名で偏見に悩む患者の気持ちは理解できる。しかし、脳脊髄炎と客観的に診断できず、多くの医師の合意にはなりにくいのでは」と言っています。また、この診断は難しいため、診療できる専門の医師が少ないのも問題なのだそうです。ウイルス感染が原因かと疑われたものの、結局“感染による炎症が引き金になる場合もある”という見方にとどまっています。この病気には治療も特効薬があるわけではなく、痛みを和らげる薬、免疫力を高める薬、疲労回復に抗酸化作用のある薬などが使われています。厚生労働省の疲労研究班長を務める倉恒弘彦関西福祉科学大教授は、「心の病気と誤解している人もいるが、よく調べると脳の機能に変調が見つかる病気です」と語っています。
高度な画像診断で患者の脳を調べると、脳の特定の場所で神経伝達物質セロトニンに関係する分子が健常者よりも低く抑えられているということです。
■慢性疲労症候群:原因は脳の機能の変調
疲労は、肉体的にだるい手や足、腰の筋肉で疲労を感じているのではなく、筋肉の抹消から脳に信号が伝わり、脳で「疲れた」という感覚が生じているのです。そして脳の感覚が、意欲や行動を低下させると考えられています。抹消組織から送られてきた信号を感知し、脳内で疲労感を伝える物質の働きが「疲労の本質」といわれています。その過程は、免疫系や内分泌系もからんでいて、脳にこれらの働きを制御する「疲労回路」(左図)があるのです。疲労感が長く続く慢性疲労症候群の患者は、脳内の神経伝達物質の合成障害などが確認されており、脳の機能が低下していると考えられています。
ストレスによる「疲労」の機序
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ストレスによる血管運動の低下~収縮、微小循環の血流低下の症状に影響を与えるのが「霊芝」です。また、「ラフマ」が影響するセロトニン神経活性は、セロトニン分泌の促進に期待されています。
そして、疲労臭や加齢臭は代謝の低下も原因です。エネルギー代謝の栄養素が不足していることが考えられます。代謝促進には、4つの栄養素(コエンザイムQ10、α-リポ酸、L-カルニチン、霊芝)が織りなす理想的なエネルギー産生システム『ミトコンドリアスクエア』の働きが効果的です。
いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ
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