肥満や老化だけではないたんぱく質不足!
今シリーズの抗肥満で取上げた「カロリー制限によるたんぱく質不足」は、肥満だけではなく老化や健康の維持などにも影響しています。たんぱく質は、筋肉、内臓、骨、血液などをはじめ、ホルモン、酵素など体の主要な構成成分です。たんぱく質は体内で分解と合成が繰り返されていますが、その入れ替わりの量も速度も年齢によっても違います。また、加齢とともに食嗜好の変化や偏食による不足も起ります。そして、意外と多いのがダイエット中に陥るたんぱく質不足です。やせたいと思っている人は、どうしてもカロリーカットにばかり目が向き、その結果、痩せるためにとても重要なたんぱく質まで減らしているケースが目立ちます。たんぱく質の材料となるのは食事から摂るたんぱく源です。これらの食品を食べると、消化の過程でアミノ酸という小さい単位まで分解されてから体内に吸収され、他のたんぱく質に作り替えられます。材料となるアミノ酸が揃っていなければ体内で必要なたんぱく質は作れません。体が必要なアミノ酸を調達するには食事やサプリなどから摂るのが一般的で、有効的な摂取方法としては、夜摂ることです。エネルギーの消費量は夜よりも昼の方が多いのですが、たんぱく質は寝ている間に多く使われます。成長ホルモンは睡眠中に出て、筋肉を作ったり、痛んだ組織を修復するために使われます。この時、材料としてふんだんにアミノ酸が用意されていることが理想です。
一方、抗肥満には、筋肉を維持したり増やしたりすることが大切です。筋肉の量は、そのままミトコンドリアの量→基礎代謝量につながります。筋肉量が多ければ、基礎代謝量が増えて、太りにくくやせやすい身体になります。リバウンドもたんぱく質不足が関係します。たんぱく質は筋肉を作る源ですが、いくら運動や筋トレをしても、たんぱく質を摂取しなければ筋肉は作られません。たんぱく質不足は、この他に、むくみ、貧血、疲れやすさ、老化の促進、ホルモン分泌の問題、血圧の問題、内臓障害をはじめ、あらゆるトラブルを引き起こすことになります。
理屈がわかれば簡単に痩せられる抗老化・抗肥満とは⑨
■たんぱく質不足が肥満を招く!
痩身や肥満を気にする人たちが一番陥りやすいのは、たんぱく質不足です。どうしてもカロリーカットにばかり目が向き、痩せるために必要なたんぱく質まで減らすため、期待するほど効果が見られないケースが目立ちます。【水太り】
血液の中にたんぱく質が少なくなると、血中濃度を保つために、血液中の水分は血管外へ追いだされます。これが組織間にたまり、むくみになります。食事制限をしている女性の脚がむくみ、脚ばかりではなく、余分な水分が体内に保持され、それだけ体重にも響くことにもなります。そして「水を飲んでも太る」と思いこみ、水分摂取を控える傾向になり悪循環に陥ります。【リバウンド】
脂肪だけが減ればいいのですが、気をつけないと重要な筋肉をも落としてしまいます。とくに体重減ばかりに気をとられている場合、こうした失敗に陥ります。筋肉が減少すると基礎代謝率も低下するので、リバウンドしやすく、痩せにくい体質になるばかりか、かえって太りやすくなってしまいます。筋肉はたんぱく質の塊なのです。【酵素のすべては、たんぱく質】
さらに重要なことは、体内の代謝に必要な何千という酵素すべてがたんぱく質(ペプチド結合)だということです。たんぱく質不足ではその酵素がまともに作れません。また、酵素は口から摂っても、分解、消化されて体内に入ることはなく、体内で作られるものなのです。脂肪の燃焼や水分代謝はもちろん、あらゆる代謝機能にトラブルが発生することになります。これではスリムボディは期待できません。【たんぱく不足・抗肥満対策】
身体は、たんぱく質を栄養源として細胞分裂や修復作業が活発に行われます。すると基礎代謝がアップし、脂肪が燃焼して太らない体質を作ります。食事を制限することが痩身につながるということではなく、ミトコンドリア燃焼されることが基本なのです。しかし、普段の食生活で、たんぱく質がきちんと吸収され有効利用されているかは別問題です。
康復医学学会が推奨する『薬膳の素』(和漢生薬研究所)は、たんぱく質の摂取・吸収が手軽に期待できるアミノ酸スコア100のコラーゲンペプチドをベースにした"だし"タイプの食品です。普段の食事にプラスするだけで、簡単に良質のたんぱく質を摂取できます。さらに、テラヘルツ波を効果的に体内に取り入れることで、ミトコンドリアの活性化→代謝に影響し、肥満対策に期待ができます。
この「特定栄養素の供給+最先端医学療法」こそが、康復医学学会が提唱する康復療法なのです。
※『康復医学大綱』p63(微小循環研究所 刊)
いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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