2012年10月11日木曜日

感染対策!


警戒感の低下が原因? ウイルスの猛威!

前号の速報でお伝えしたように、ドイツ国内では最大規模の食中毒による健康被害は11,000人以上に増えました。そのノロウイルスの感染源は中国産の冷凍イチゴだということがわかり、食品の安全性が政治問題にもなってしまいました。
 ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁によると、食中毒の原因となった給食は世界最大手の給食業者が提供し、問題のイチゴはドイツ国内の給食センターで砂糖煮に調理されていましたが、加熱が不十分でノロウイルスが死ななかった可能性があるということです。当初関連を否定していた同給食業者は謝罪し、問題のイチゴは回収が進み、被害の拡大は抑えられました。
この事件で「中国産」がクローズアップされ、ドイツの野党代表が「なぜ子供たちが中国産のイチゴを食べているのか。新鮮な地元産のリンゴの砂糖煮を食べればよいではないか」と指摘。食料・農業・消費者保護相も「地元の食材を食べるべきだ」と同調し、国産品利用の促進をテーマにした議論に発展しています。

日本国内では小児を中心に流行しているRSウイルスに続き、大人でも感染するマイコプラズマ肺炎の患者数が、平年の約3.8倍に急増しています。マイコプラズマ肺炎は、発熱やだるさなどの症状が表れ、熱が下がった後も乾いたせきが3~4週間続きます。抗菌薬で治療しますが、重症化すると、重篤の肺炎や胸に水がたまるなど、、入院が必要になることもあります。増加した詳しい原因は分かっていませんが、厚労省結核感染症課は「平成12年から増加傾向が続いている」と指摘しています。
 大人の場合、獲得免疫(一度感染症にかかった生体がその感染症に抵抗性を獲得した状態)などの関係でマイコプラズマによる肺炎を起こすことはほとんどないと言われていますが、実は風邪やインフルエンザに罹ると、その後に細菌性肺炎を起こしやすくなることがわかっています。「肺炎球菌やインフルエンザ桿菌などの細菌は、普段から鼻や口腔内の粘膜に住んでいることが多く、健康体なら気管支の粘膜表面に無数にある線毛が働いて病原体は痰と一緒に排出されます。しかし、風邪やインフルエンザを発症すると線毛の働きが低下するので、鼻や口腔内にいる細菌が肺の奥まで落ちて、その後、2次的に肺炎が起こるのです」(国際医療福祉大学三田病院・呼吸器センター 佐藤哲夫教授)。高齢者はもとから線毛の働きが弱いので、最初から合併するケースもあるということです。インフルエンザをはじめとするウイルスや細菌などで流行する場合、流行期を過ぎたと油断し警戒を怠って、感染がよりいっそう拡がるという傾向があります。

 新型インフルエンザも絶滅したわけではなく、ウイルスが変異している可能性も考えられます。通年の対策が必要です。
 そして、週刊現代(10月20日号)で詳しく伝えられているように、輸入加工食品は要注意です(ぜひ一読をおすすめします。怖いです)。

■危機意識を高め感染対策!

危機意識が低下し重症化や感染が拡がらないためにも、流行期に関係なく日頃の感染対策が必要です。ウイルスや細菌が侵入する入口となる鼻腔や気管は、粘膜で覆われています。粘液の下には線毛細胞という細かな毛をもつ細胞がたえず動いていて粘膜でからめ取ったウイルスを外へ排出しようとしています。

ウイルス&細菌は感染前に防ぐ!

粘膜を刺激する!
★よく聞かれる「~免疫療法」といわれるのは、血中や組織液に存在する免疫グロブリンG(IgG)のことで、細菌やウイルスなどの侵入を阻止する免疫グロブリンA(IgA)を産生する細胞は、粘膜の下の組織にしか存在しません(この組織はIgGも産生できる)。この粘膜免疫は、粘膜の上から刺激することでIgAの分泌を促します。

【通年の感染対策】

ウイルスや細菌は、疲労、ストレス、基礎疾患などがあると体力や免疫が低下し、感染・発症しやすくなります。口や鼻から気道に入るウイルスの予防のチャンスはここにあります。
 夏の猛暑・残暑の影響で体力や免疫が低下する人が増えていますので、流行の拡大・重症化が心配です。

 康復医学学会が推奨しているのは、ウイルスの不活化データを持っている『レイシセンダン葉のど飴』のような、のど飴形状のものです。成分がのどで留まり、気道でのウイルスの不活性化に期待できます。また、「霊芝」を舐めることにより、霊芝特有の苦味成分が上気道の粘膜を刺激するので、粘膜免疫(IgAの分泌)の産生に期待が持てます。
 就寝時の口呼吸による乾燥はたいへん危険です。霊芝を舐めて予防しましょう。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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