ガンからの生還、そして『康復医学』
「4センチありますね。むろん初期ではありません」「今のところステージⅡの後半です」。今年2月、胸のむかつきを訴え胃カメラを受けた作詞家・なかにし礼さんが医師から食道がんを告知されたときの言葉です。毎年3月に胃カメラ検査をしているのですが、昨年は3月の震災で騒然とし受ける余裕がなかったとのことです。1回目の抗がん剤治療の結果、食道の4センチあった患部が2センチほどに収縮していて、次に「陽子線治療」を受けることになりました。しかし、放射線治療を受けると放射線で焼かれた粘膜は、縫合の時にうまく接合できないので、今後手術は受けられなくなるリスクがありました。そして、陽子線治療は全部で30回6週間、同時に抗がん剤治療も受け、治療の終わった3週間後、CT、胃カメラ検査でがんはすべて消えていました。そして、10月1日にはレギュラー番組にも復帰しました。
今回、なかにし氏の場合、陽子線治療から完治に至るまでが週刊誌に取上げられていましたが、近年がん治療の分野では、医薬品や治療技術の有効性評価の標準的な臨床効果の指標として、QOL(生活の質)を優先的に考えた「生活の質を調整した生存年数」(QALY)を重視するようになってきています。治療を優先するのではなく"健康寿命を全うする"ことを重視するのです。まさに、康復医学の目的である、身体機能を回復させ、患者の健康を質の高いレベルに到達させることにあります。従来のリハビリに加えて、総合的な康復処置により、患者のQOLを改善し、より高いレベルの健康回復と社会復帰を手助けする実践医学が康復医学です。がん細胞が消滅しても、治療によるQOLの低下や再発も考えられます。これからのなかにし氏に必要なのは、まさに康復医学なのです。
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NEWS 日本とドイツでウィルスの猛威!
ドイツ東部の州で8,300人の児童が、学校給食のノロウイルスが原因で下痢や嘔吐の症状を訴え、多数の学校が休校する事態となっています。地元紙では「ドイツで最大規模の食中毒事件」と伝えています。一方、日本国内では乳幼児を中心に例年冬場に流行するRSウイルス感染症の患者が、今年は早くも急増しています。過去10年で最も速いペースで増えており、感染研の安井良官は「両行の立ち上がりが早まった原因はわからないが、冬になる前に流行が例年以上に広がる可能性があり、注意が必要」と話しています。
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理屈がわかれば簡単に痩せられる
抗老化・抗肥満とは⑩
■たんぱく質不足で老化が進行!
たんぱく質は、乳幼児から成長期まではたんぱく質代謝の過程で、合成が分解より大きくなります。これは身体が成長する中で多くのたんぱく質を必要とし、成人期になると合成と分解がほぼ等しくなり、体重も安定しています。しかし、成人期を過ぎ老化の過程で分解が主となり、合成も低下したんぱく質不足が老化の促進を進行します。老化だけではない、たんぱく質不足!
年齢とともにできるシワの原因のひとつは、皮膚をつくっているたんぱく質のコラーゲン代謝が低下するためです。また、骨や軟骨、腱などが弾力性を失うのも同じ理由からで、たんぱく質の不足は骨折や関節炎などが起こりやすくなります。特に、中高年からのたんぱく質の不足は、筋肉を弱め、血管をもろくし、骨粗鬆症を起こす要因ともいわれます。さらにホルモン分泌や免疫力も低下し、老化を早める原因となります。たんぱく質の補給には注意が必要!
たんぱく質を過剰にとりすぎてしまうと、逆に健康上のトラブルにつながります。肉食中心で摂ると、たんぱく質だけでなく、飽和脂肪酸なども多量に摂取することになり、心臓病や痛風などを引き起こす原因になるので、注意が必要です。また、高齢者の場合、食欲の低下に加え、胃液の分泌が減ったり、胃液の酸度が下がることで、たんぱく質の消化吸収量が減少するため、食事などによる補給が難しい場合があります。【たんぱく不足・老化対策】
たんぱく質を手軽に摂取・吸収に期待できる『薬膳の素』(和漢生薬研究所)は、康復医学推奨商品です。アミノ酸スコア100のペプチドコラーゲンをベースにした"だし"タイプですので、普段の食事に合わせるだけで食事による負担を軽減でき、脂肪分の少ない良質のたんぱく質を簡単に摂取できます。
そして、テラヘルツ波を体に吸収すると、ミトコンドリアの活性化→エネルギー産生に影響し、抗老化対策に期待ができます。
このように「特定栄養素の供給+最先端医学療法」こそが康復医学学会が提唱する康復療法なのです。
※参照『康復医学大綱』p63(微小循環研究所 刊)
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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