片足立ちと脳卒中の関係?
脳の血管が詰まったり、血管から出血したりして起こる「脳卒中」。日本では厚労省が5大疾患の一つに挙げており、死亡原因につながる病気です。そのリスクがあるかどうか、“片足立ち”で簡単に分かることが科学的に証明されました。京都大学大学医学部の研究グループが、脳卒中分野で世界トップクラスの論文誌ストローク誌オンライン版で2015年1月に報告したものです。
●片足立ちで20秒未満は要注意!
研究グループは、片足立ちの時間の測定と姿勢動揺検査で姿勢の安定性を測定し、MRIで脳血管障害の有無を確認、そしてアンケートで認知障害の検査を行い、関連性を調べました。その結果、片足立ちの時間が短いほど脳血管の障害があると判明しました。特に20秒未満だった人では、ごく細い血管が詰まっている「ラクナ梗塞」や微小な脳の血管の出血といった脳の血管に異常が認められる割合が高くなりました。
ラクナ梗塞が2か所以上見つかった被験者の34.5%、1か所見つかった被験者の16%が20秒以上立てませんでした。また、微小出血が2か所以上見つかった被験者の30%、1か所見つかった被験者の15.3%が20秒以上立っていられませんでした。全体として、脳小血管病が見つかった被験者は高齢で、血圧が高く、頸動脈が狭窄している傾向があったのですが、それらの因子について補正した後も、ラクナ梗塞や微小出血がある人ほど片足で立っていられる時間が短かったのです。
この結果は、たとえ症状が無く、健康そうに見える人であっても、姿勢が不安定であれば、脳の初期の病的変化や機能低下を隠し持っている可能性があることを示しています。
●予防につなげる
片足立ちでチェック! |
また、脳小血管病は脳の小動脈の動脈硬化により、血液がスムーズに流れなくなることにより起きます。
これらを予防するには、食生活や運動により高血圧や高脂血症、動脈硬化を防ぎ、心臓血管系の健康を保つことが重要です。
年齢とともに発生率は上がり、認知障害とともにバランス感覚などの運動能力の衰えも、潜在する脳小血管病のサインであることが考えられます。
高血圧などに不安のある人は、片足で何秒間バランスをとっていられるか、一度試してみてください。そして、姿勢の不安定さと、症状のない脳血管障害や認識力の低下についてチェックしてみましょう。気になる人は早めの微小循環のケアが必要です。
■症状が出ないこともあるラクナ梗塞
ラクナ脳梗塞 |
ラクナ梗塞の症状は「ラクナ症候群」といい、運動麻痺やしびれなどの感覚障害が主に起こりますが、梗塞する部分が小さいので、症状が出ないことがあるのです。これを「無症候性脳梗塞」といいます。
遺伝的に日本人に多く発症する
脳の血管の細い動脈に、直径1.5cm未満の小さな梗塞が起きた状態を「ラクナ梗塞」といい、直径1.5cm以上の大きな梗塞はラクナ梗塞とは呼びません。日本人に多く、脳梗塞全体の約35%を占めています。また、日本人は遺伝的にも細い血管が動脈硬化になりやすいとも言われています。
原因は、高血圧・動脈硬化
ラクナ梗塞は、「高血圧」により細い動脈に発生する動脈硬化が最大の原因です。高血圧は、血管の内側の壁に強い圧力を加えます。そのために血管内壁が傷つき、どんどん硬くもろくなってしまって、動脈硬化が発症します。動脈硬化が起こると血管の血液が通る部分が狭くなり、血流がとだえて、脳梗塞になってしまうのです。
ラクナ梗塞の症状・発作
ラクナ梗塞は、梗塞する部分が小さく、症状が出ないということから「隠れ脳梗塞」とも呼ばれます。しかし、発作がない状態のまま少しずつ症状が進行すると、脳のいろいろなところにラクナ梗塞が発生して「多発性脳梗塞」になります。こうなると、言語障害、歩行障害、嚥下障害(食べ物を飲み込みづらくなる)などの症状や、認知症の症状が表れることもあります。「HM-3000(特系霊芝)」 |
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そして、これらに期待できるのは、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」です。脳血管の血流・血管内皮細胞の修復効果により、脳血管障害における病床後の健康回復・社会復帰・再発防止に重要な役割を果たします。
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いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ
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